息子楓季と二人で夕飯。
お味噌汁ぐらいは、
あまり野菜で作ろうと思ったけど、
「お寿司をたっぷり食べたいから
いいや…ありがとう」
と楓季。
それでも成長期の頃よりは、
食は細くなりましたが、
楓季はよく食べますね。
良き良き
とにかくたくさん食べられることは、
一人で暮らしても安心だね。
母「ねーねー
一人暮らしするにあたって
私がお料理を教えた方がいい?」
と聞いてみた。
楓「うーん まぁそうだね
そりゃぁ簡単なものを
パパッと作れた方がいいけどね
でも今の時代は
何でもネット見てつくりゃあ
できちゃうからね」
母「そーだけど。
その考え方 甘いんじゃない」
楓「一応 適当に作れるからねー」
母「いや 教えてあげるから」
楓「まぁそこまで言うならば…
考えとくわ
でもそんな時間
お互いになくなると思うよ」
おーい!なんで、
「はい」と言えないかなぁ
でもそんな時間を過ごしたら、
寂しさが込み上げそうだし。
昔 夏休みの自由研究の作品とか、
一緒に作った時のことを思い出したり、
餃子の皮包みをしたこととか、
カブトムシをとって飼育してたなぁとか、
カタツムリのデンちゃんを、
楓季が連れて帰って来た日のこととか。
たくさんの思い出があるけど、
思い出はきっかけがないと、
なかなか頭に浮かんでこないものだなぁ。
一人一人の子に、
たくさんの思い出が心の中の映像に、
残っているから。
そして日々、
やることが多いと言うこともあると思う。
あっ そうそう…お料理は、
もう二十歳過ぎていることだし、
楓季が言うように大丈夫かな。
そう思い直した夜です。