昨夜は自分の過去の歌番組に出演した際の、
歌唱映像を見て、
いろいろと勉強をしていました。
アイドルの頃のわたし。
どのわたしの映像を見ても、
一所懸命に一音一音を
大切に歌う姿がありました。
高音域では声がひっくり返らないように、
気をつけながら。
グーンと伸ばして歌っていた15歳。
ドラマの撮影など、
ハードスケジュールをこなしなして。
それでも歌っている時には、
笑顔になれたし…
ドラマのおかげで、
演技をすることで歌や歌っている目などに、
情感が出てきた16歳。
スチュワーデス物語の撮影が終わったら、
暫くの間は歌に専念したいと、
事務所にお願いしていました。
大好きな歌に専念して、
面白いぐらいに声が出た17歳。
再びドラマ・映画・歌に、
忙しい日々を過ごしていて、
とうとうポリープが喉にできてしまい、
声がかすれてきて辛かった18歳。
病院で手術を勧められましたが、
悩んだ結果…
手術はしないで、
かすれた声でも歌っていける道を探すことを、
私は選びました。
この息漏れをする中での歌唱法を、
ボイトレの先生から教わり直すことにトライ。
その時に若いながらも、
「人生やれば何とかなるもんだな」
と実感したことを思い出しました。
声が出ないという、
ツライ経験をしたわたしは19歳でした。
しかし…
大きく成長できていた証が、
約40年後の私には、
きちんと見て取ることができましたよ^ ^
それなのに実際この時のわたしは、
アイドルに限界を感じていて、
その後の自分の仕事の方向性、
そして何よりもこれからの人生を想像して、
考えた結果。
とりあえず一旦幕を閉じよう
そこで受けたのは、
多くの非難と周囲への多大なるご迷惑、
そしてあらぬ噂の嵐でした。
二十歳で引退をしました。
実は二十歳で一時引退後、
歌うわたしの過去の動画は、
見たくないというか興味もなく、
自らすすんで見たことはありませんでした。
では昨夜何故過去の動画を、
今になり見ることになったのかと言いますと、
大きな理由があります。
過去のわたしの舌で、
自分の歌をどのように歌っているか。
口元や姿勢、
声の響きやブレスしていた位置。
ビブラートのかけ方、
音をどれだけ伸ばしていたか。
歌い方の全てを復習し、
頭に入れたうえで、
そして今のこの私の舌では、
どのようにしていけばいいか。
どこを過去に近づけて、
逆に過去に身についたものの、
どれを捨てれば良いか。
手っ取り早く言ってしまえば、
歌い方の断捨離。
あの頃のわたしは、
今の私の先生です。
ちえみ先生は歌が大好きでした。
そこを一番見習いたいと思っています。
それと見ながら涙が出たのは、
公開番組の時にいただいた、
たくさんのファンの皆様からの声援。
そして拍手。
親衛隊のコールや紙テープ。
あの頃のわたしは声援を受け、
とってもしあわせそうで、
とってもうれしそうでした。
今さらながらですが、
ありがとうございました。