昨日は大学生の息子尋紀と、
三人で映画を観ました。



2018年公開の韓国映画「はちどり」



あらすじからご紹介します。




1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた人間ドラマ。本作が初長編となるキム・ボラ監督が、自身の少女時代の体験をもとに描き、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞した。94年、空前の経済成長を迎えた韓国。14歳の少女ウニは、両親や姉兄とソウルの集合団地で暮らしている。学校になじめない彼女は、別の学校に通う親友と悪さをしたり、男子生徒や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。小さな餅屋を切り盛りする両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がなく、兄はそんな両親の目を盗んでウニに暴力を振るう。ウニは自分に無関心な大人たちに囲まれ、孤独な思いを抱えていた。ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジがやって来る。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、ウニは心を開いていくが……。

映画のことなら映画.comより引用



そして公式ホームページではこのような解説。Introduction

世界各国の映画祭で50冠を超える受賞!キム・ボラ監督 鮮烈の長編デビュー作


誰しも経験したことのあるだろう思春期特有の揺れ動く思い、 家族や友人との関わりを繊細に描いた映画『はちどり』。 2018年釜山国際映画祭での初上映を皮切りに、 ベルリン国際映画祭をはじめ国内外の映画祭で50を超える賞を受賞。 韓国では2019年8月に公開され、単館公開規模ながら観客動員15万に迫る異例の大ヒットとなった。 ウニは、2016年に韓国で発売されるやベストセラーとなった小説 「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公の少女時代とも重なる。 男性が優遇されることが当たり前だった時代、女性であるという理由で我慢しなくてはいけなかったこと、

それがおかしいということに気がつかなかったこと———。 2つの作品に共通するのは、そんな時代に生きた女性の物語であり、 声をあげようとする姿である。そして、それは韓国の同年代の女性の共感を呼んだ。 世界で最も小さい鳥のひとつでありながら、その羽を1 秒に80 回も羽ばたかせ、 蜜を求めて長く飛び続けるというはちどりは、希望、愛、生命力の象徴とされる。 その姿が主人公のウニと似ていると思った、と監督は語る。映画の中で、ウニは様々な感情を抱えながら、 成長し、この世界に羽ばたいていこうとする。その姿は、決してウニだけのものではないはずだ。


Story

1994 年、韓国・ソウル。急速な経済発展を続け、88 年にオリンピック開催を果たし、国際化と民主化を加速、空前の経済成長を迎えていた。


1994 年、ソウル。家族と集合団地で暮らす14歳のウニは、学校に馴染めず、 別の学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩女子とデートをしたりして過ごしていた。 両親は小さな店を必死に切り盛りし、 子供達の心の動きと向き合う余裕がない。ウニは、自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを抱えていた。

ある日、通っていた漢文塾に女性教師のヨンジがやってくる。ウニは、 自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに次第に心を開いていく。ヨンジは、 ウニにとって初めて自分の人生を気にかけてくれる大人だった。 ある朝、ソンス大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。 ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。


公式ホームページより



なぜこちらの映画を、
昨夜観ようと思ったのか…



先ずは大学生の息子尋紀が、
興味を持っていた、
たくさんの映画作品のひとつだったから…


ということ。



多分私たち夫婦の年代だと、
選ばなかったかも知れません。



それと海外から高い評価を得て、
数々の賞を取っているということは、
やはりそれなりの作品であろうという期待。



その2点が大きかったです。



2時間とちょっとのわりと長編です。



内容にスピード感を求めたい時には、
不向きな映画だと思います。



意外とテーマがたくさん盛り込まれて、
基本的には「思春期の揺れる想い」でした。



これがメインテーマだと思います。



大人になる前の葛藤、
こどものようだけれど、
意外と覚めた目で冷静に、
大人を観る眼というか。


観察力。


そして傷つきやすい心。



わけのわからないイライラ感。



生きていることの意味



出逢いや別れに対するストレートな、
衝撃に震える心と身体。



淡い恋心。



子どもだからこそ持てる残酷さ



思春期の時の自分の気持ちは、
もうすっかり忘れてしまったけど。


何故だかわからないけど、
理由なくもがき苦しんでいたことを、
この映画を観て思い出しました。



そんな作品でした。


期待の新人女優。


韓国で大きくなる女優さんは、
涙の演技が上手いと言われていますね。


チェ・ジウもソン・イェジンも。


もはや涙の女王「パク・ジフ」
これから大注目の若手の韓国女優さんです。