約7年振りの引越し。
引っ越しをしなければいけないとなると、
やむを得ない状況での、
大きな断捨離や片付け。
そして整理整頓しながらの、
荷造りは付き物です。
最初の最初はたまたま勘が働いて、
調べてもらった情報の結果、
これ以上は住むことは不可能と判断。
本当に急にいろいろなことの判断を迫られ、
短い間に決断した状況でね。
引っ越しを決断せざるを得なかったという。
スタートは突然に。
でしたが!
ここの売却が決定したので、
そこからは完全に、
気持ちも切り替えられたのではないかと、
そう思っています。
この家も頑張ってくれましたね。
いつものリビングやダイニング。
パティオ・バルコニー・全ての場所が、
話し声や笑い声で溢れ返っていました。
子どもたちはたくさん勉強しました。
帰省して就活して順番に就職先が決まり。
部活に励みバイトでクタクタになり。
仕事の資格試験の勉強のため、
帰ってきたりもありました。
あっ、
あと運転免許を取るために、
夏休みの間帰省していた子たちもいましたね。
資格の勉強をするためなら、
自宅の方が静かなのに。
と言うと、
「なんとなく落ち着くから」
とか、
「適度な気晴らしが欲しいから」
なんて言っていましたね(笑)
今となっては、
この引っ越しから見えてきたことが、
本当にたくさんあり。
最後となるであろう引っ越しをこの歳に。
そして大病を患ったあとに経験できて、
本当に良かったと思っています。
今でないと断捨離や荷物整理、
荷造りから得ることができなかったこと。
それはやはり感謝の気持ちです。
昨日は屋根裏部屋にて、
たくさんの荷物と向き合いました。
眠っていたものは、
全て愛で満ち溢れているものばかりでした。
家族の写真。
幼き日に子どもたちが書いてくれた手紙。
そしてアルバム。
たくさんの子どもたちの幼き日々の写真。
主人の赤ちゃんの頃のアルバム。
大切に育ててもらったんだなぁと、
改めて感動して。
自分のデビュー当時からの、
全ての雑誌の切り抜き。
祖父がまとめてくれたファイリングノート。
ファンの皆様からの手紙やプレゼント。
もう今はお空にいらっしゃる、
デビュー当時のマネージャーさん、
レコード会社のチーフディレクターさん、
現場担当だったマネージャーさん、
月刊誌の担当カメラマンの方、
皆さんと一緒に撮った写真。
大切にしていただいた皆さんの笑顔に、
いっぱいいっぱい触れることができ…
私はどれだけ多くの皆様に支えられて、
愛していただき、
どれだけ笑って過ごせてきたのでしょうと、
そう思うと。
感謝!感謝!感謝!
今生きていることにも感謝して。
人生をもう一度振り返って原点に戻り、
次の新しいお家から再出発しようと、
そう思ったのでした。
今回の引っ越しがなければ、
改めてここまでは荷物の中身を確認したり、
開けたりはしなかったでしょうから、
ずっと気付けなかったと思います。
そしてもちろん、
主人にもありがとう!
断捨離しようと思って、
上がった屋根裏部屋でしたが、
結局捨てたのは壊れたレコードプレーヤーと、
ボロボロになった布団、
クリスマスツリーだけでした。