昨夜は映画「朝が来る」を、
夫婦で観ました。
ゴールデンウィークに入ってから、
ずっと観たかった映画でしたが、
本編二時間以上の映画なので、
終わりが遅くなるかな。
ということで、
昨日は早めに家事を切り上げて。
映画のスタート時間を早めて観ました。
原作は辻村深月さん。
直木賞・本屋大賞を受賞した作品。
原作を読んだときには衝撃的でした。
そして脚本・監督は河瀬直美さん。
河瀬監督の作品の中では、
「あん」が大好きで。
どの作品にも、
河瀬さん独特の世界観が滲み出ています。
生きている鼓動みたいなものを、
どの作品からも感じることができ、
間に挟まれる情景の映像。
これが日常の中で、
誰しもが体験し得ること。
生きているからこそ、
生命があるからこそ、
よく起こる視覚や、
聴覚の記憶の描写力が素晴らしい。
そして。
「朝が来る」
直木賞、本屋大賞受賞作家・辻村深月のヒューマンミステリー小説で、テレビドラマ化もされた「朝が来る」を、「あん」「光」の河瀬直美監督のメガホンで映画化。栗原清和と佐都子の夫婦は一度は子どもを持つことを諦めるが、特別養子縁組により男の子を迎え入れる。朝斗と名付けられた男の子との幸せな生活がスタートしてから6年後、朝斗の産みの母親「片倉ひかり」を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話が突然かかってくる。当時14歳で出産した子を、清和と佐都子のもとへ養子に出すことになったひかりは、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心やさしい少女だった。しかし、訪ねて来たその若い女からは、6年前のひかりの面影をまったく感じることができず……。栗原佐都子役を永作博美、栗原清和役を井浦新、片倉ひかり役を蒔田彩珠、栗原夫婦とひかりを引き合わせる浅見静恵役を浅田美代子がそれぞれ演じる。新型コロナウイルスの影響で通常開催が見送られた、2020年・第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」に選出。
映画.comより
細かいところまで描かれている、
とても繊細な作りの、
素晴らしい映画でした。
河瀬直美監督の世界観。
静かでゆっくりと時間が過ぎていく映画。
その中で深く考えさせられる…
観ながら考える時間も、
与えてもらっているから、
頭の中で…
もし自分だったら
どうするだろうか?
と登場人物の立場に、
自分を当てはめて観られる。
生命の誕生には、
過ちなんてない。