昨夜は韓国映画「あいつだ」を、
夜中に観ました。
実際に釜山で起きた、
殺人事件をもとに作られたスリラー映画です。
1999年に釜山で実際に起こった実話をもとに、チュウォン演じる主人公が、妹を殺害したと疑われる男を執拗に追い詰めていくスリラー。両親を亡くし、田舎の漁村で妹を養うために必死で働くジャンウ。ある日、妹のウンジが姿を消し、3日後に遺体となって発見される。亡くなったウンジの魂を慰める救魂祭(きゅうこんさい)が行われる中、ジャンウは不審な男を発見する。直感でその男を犯人だと思い込んだジャンウは、死を予知する能力を持つシウンの協力を仰ぎ、男の行方を追う。ジャンウ役に韓国版テレビドラマ「のだめカンタービレ」、映画「ファッションキング」などのチュウォン、謎の能力を持つシウン役に「アトリエの春、昼下がりの裸婦」で主演を務めたイ・ユヨン。疑いをかけられ、追われる薬剤師ミンをユ・ヘジンが演じる。
(映画.comより引用)
舞台は釜山の漁港。
早くに両親を亡くし、
残された兄妹。
兄の妹に対する愛に満ち溢れた、
温かいシーンから始まるがー。
だんだんと雲行きが怪しくなり。
最初は仲の良い兄と妹の日常が、
とても温かく微笑ましく描かれているだけに、
なぜそんなことに…
酷いと感じました。
暴力的なシーンも多いので、
そういう映像が苦手な方には、
お薦めできませんが…
やはり韓国映画です。
そんな暴力的なシーンにも、
やはり意味がありまして、
落とし所が必ずあるというか。
酷い(むごい)から、
心に響くのかも知れないと…
暴力を決して肯定する訳では、
決してありません。
最後の落とし所の奥の深さ。
なぜこんなことになってしまったのか?
なぜ人を殺めるような人格が、
形成されてしまったのか?
心理的原因までも、
きちんと明確に分かるので、
観終えたあとにスカッとしました。
ユ・ヘジンの素晴らしい演技も、
見どころのひとつだと思います。