家の内側から覗いた窓からは、
春のような暖かさを勝手に想像して。



表に出てみたけど、
思っていた以上に風が冷たかったです。







空は青いのですが…






春一番が吹くとか。


風はあるけど緩やかで。






まだ来ないかな。






横浜港に寄港した、
クルーズ船内で確認された、
新型コロナウイルスとの闘いから、
もう丸一年。






私はあの日ニュース番組に、
生出演していましたが、
報道フロアが緊迫感に包まれていたのを、
昨日のことのように覚えています。






あれからいろいろなことが、
我々の身におきました。


すっかり変わってしまったことと、
全く変わらないこと。






こんな状況下でも良いこともあり、
散々な目にも遭い。






私はがんを経験して、
生命の勉強をさせていただき、
コロナが感染拡大してしまった世界を経験し、
また生命の大切さを、
改めて考えさせられました。






病気は大変恐ろしいもので、
誰もが苦しみたくないし、
なりたくてなるものではありません。



その恐怖心から、
差別や偏見が生まれてしまうのも、
人間の本質的な心の中に潜んでいて。



この感情を失くすということは、
とても難しいことなんだなぁと、
つくづく感じました。






行き場のない怒りや哀しみが、
あらゆるところにぶつけられるような、
そんな傷付け合いが起こっている、
という報道にも胸が痛くなりました。



しかしどこにもぶつけられずに、
歯を食いしばって、
溢れる涙を堪えている人々が、
たくさんいるというのも事実です。






今から一年もたてば、
私の現在の悩みなど、
およそくだらないものに見えることだろう。



サミュエル・ジョンソン
の有名な言葉です。



病気の時に励まされた言葉のひとつ。



このサミュエル・ジョンソンの言葉のように、
少しでも前進できていればと、
心から願いながら、
今日も表の掃除を終えました。







そして今日は2月4日。



ワールドキャンサーデーです。


ワールドキャンサーデーは、
世界中で人々ががんのために
一緒にできることを考え、
約束を取り交わし、
行動を起こす日です。


がんで苦しんでいる人、
皆さんの心や身体の痛みが、
少しでも和らぎ、
希望を持って過ごしていけますよう。


私も毎日を大切に、
精一杯過ごしていきますね。