サスペンス続きで、
ちょっと疲れたので、
ここでヒューマン系が観たいなと。
「弁護人」
主演を務めた実力派俳優、
ソン・ガンホの演技力が光る作品。
韓国の盧武鉉元大統領が、
弁護士時代に担当した釜林事件が、
モチーフです。
1980年代初めに起きた韓国民主化運動。
不当に逮捕された被告の青年の弁護人を、
自ら引き受けて…
いろいろな弾圧などに負けないで、
困難な目に遭いながらも奮闘する役を、
素晴らしい演技力で魅了。
特に最後の法廷のシーンは、
涙が溢れてきました。
長い弁護人質問のシーンでは、
感情を抑えながらの部分と、
声を荒げる部分、
涙を浮かべながら訴える姿などは、
心が打たれましたね。
ソン・ガンホの演じる役は、
食事を食べながらというシーンが、
よく出てくるような気がするのですが…
この映画では馴染みの食堂で、
豚汁飯(劇中の和訳)が出てきます。
主人に聞いたら、
「テジクッパ」の事でした。
釜山が舞台なので、
釜山ではメジャーなメニューだそうです。
テジは豚でクッパはスープごはん。
なるほど。
遅い時間ながら、
食べたい!と思ってしまいました。
ソン・ガンホの食べながらの演技が、
とても人間味が溢れていて、
私は大好きなんですよね。
役柄の人間性を表す手段として、
食べている姿や所作って、
とても大事だなと思いました。
となると、
普段から食べる姿には、
人となりが出るということなので、
気を付けたいなとも思いました(笑)
「食べている時の所作」
は大切ですね。
盧武鉉元大統領の、
実話をもとに映画化された作品なので、
韓国もこのような時代があったのだなぁと、
しみじみ思いました。
考えさせられることも多く、
心に染みる映画でしたね。