今日は大学病院でのリハビリ。

課題は「す」と「つ」と「ず」でした。

「す」が特に難しくて…

私の場合は力を抜いて口角を下げて、
「す」と言うと上手く発語出来ます。

昨日のボイストレーニングでも、
口角を上げない練習をしました。

口角を上げる事を意識して、
今まで生きてきたので、
ひとつの音を喋るために、
口角を下げる事の必要性なんて、
考えた事はありませんでした。

一音喋るために、
一苦労ですね(笑)

なんて素晴らしい経験を、
私はしているんでしょう!

今日も先生は丁寧に指導して下さいました。

私の仕事復帰を、
どの主治医の先生も、
皆さん本当に喜んで下さっています。

患者さんが社会復帰できることが、
一番の目標だと仰っていた主治医の先生も、
いらっしゃいました。

頑張って早く歌えるようにします!


リハビリを終えて会計を済ませたら、
今日は病院のクリスマスコンサートがあると、
放送がありました。

クリスマスの演奏会。

点滴を付けたままの患者さん、
車椅子の患者さん、
私のように外来通院の患者さん、
沢山の皆さんが演奏を聴きに、
集まっていました。

「きよしこの夜」
を聴きながら、
涙している人、
歌を口ずさんでいる人、
夫婦で肩を寄り添いながら聴いてる人…

皆さんが頑張っています。

誰しもが病に負けないで!

そして私も。

一番後ろに立って、
患者さんの背中越しに、
ステージを見ながら、
そう思いました。

少し早いメリークリスマス。

病院の中庭のイルミネーションが、
とても綺麗です。

そして今日とても感動したことは…

今日のプログラムをボランティアの方が、
配っていらしたのですが…

プログラムの中に、
カードが挟んでありました。



一枚のカード。

中を開けてびっくりしました。


ボランティアの方々が、
観ている患者さん全員に配る為に、
手作りで用意して下さったそうです。

心がポカポカしました。

病気になってしまったけれど、
悪いことばかりではないですね。

こうならないと、
身に染みてこない優しさというものを知り、
有り難いとさえも思えてしまう…
そんな瞬間があったりもする。

ようやくそんなふうに、
立ち直れてきたのかなと。
世の中は沢山の優しさで溢れています。

気付けていないだけかも知れません。