白い口内炎のような出来物。
皮弁（移植した新しい舌）と、
もともとの舌との境目に近い、
もともとの舌側の先の方にありました。
白い出来物自体には、
痛みも痒みもなく、
むしろその周りに、
ほんの軽い痛痒さがあった程度です。
でも私がとても心配だったのは、
素人判断ですが…
境目のもともとの舌の側に出来たということ。
場所が場所だけに、
不安で仕方がありませんでした。
主人からは、
「先生方が付いていらっしゃるのだから
大丈夫だよ！何にも心配する事はない」
と言われていましたが、
毎日出来物を見ては大きくなっていないか、
確かめていました。
今日は口腔外科の診察の方が、
早い時間に入っていました。
歯科衛生士さんによる、
クリーニングを済ませて。
より正しい歯の磨き方の指導も受けました。
歯の磨きは完璧だと、
褒めていただき嬉しかったです。
ただ…
私は綺麗に磨こうという意識から、
電動歯ブラシで歯を押さえ過ぎているとの、
注意がありました。
磨き過ぎも磨き足りないのもよくないので、
どちらも加減が難しいですね。
そしていよいよ、
口腔外科の診察。
口内炎は所見では、
異物であり悪性ではないとの事でした。
「異物？だとすれば何なのでしょうか？」
「皮弁ともともとの舌の
縫い目近くにあるので
もしかしたら溶けないで残った糸を、
身体が異物として反応して
外へ出した可能性が大きいです」
「ごく稀に同じ手術をした患者さんに
こういう事があるんです」
取り敢えず、
全身から力が抜けていきました。
そんな事があるんだ。
そう言われてみたら、
玉結びにした糸にも見える。
びっくりして、
暫くポカンとしてしまいました。
「検査も必要ないですか？」
と聞くと、
「今日は耳鼻科の先生の診察もありますから
情報共有の為に一度異物を直接見せて
診て貰って下さい」
「少なくとも悪い物ではありません」
という事でした。
その間に入っていたリウマチ科の診察。
血液検査も全く問題ありませんでした。
甘い物が大好きですが、
糖尿病・高コレステロール・高中性脂肪・
痛風などの心配も全くなく正常の数値。
炎症反応も初めて下がっていて、
痛み止めと
上手く付き合って行けているのだなと
安心しました
足の爪の剥がれた部分も診ていただき、
皮膚科の先生にも連絡を取って下さり、
後日診ていただく事に。
今年もまだまだ病院通いは続きます。
そして本日最後の受診。
耳鼻科の主治医の先生による診察です。
もちろん、
口内炎の事は把握して下さっていました。
耳鼻科の先生の所見も同じく、
「悪性ではない異物」
という事でした。
「今すぐ取ってしまいましょう
そして取った物を念のため
検査に出しましょう」
「これは何なのでしょうか？」
と私が聞いたら、
「細胞ではないです
糸の可能性もありますが
ただ断定出来ないのは…
術後10ヶ月近く経っているので、
本来ならば溶けるはずです」
「目で判断するのには限界があるので
顕微鏡で見て貰った方がハッキリします」
と仰いました。
「この異物があるから
周りに軽い炎症もあるので
残しておくのもあまり良くないですし」
そうか…
だからその周りが痛痒かったんだ…
納得です。
念のための念のための検査。
舌に麻酔をして、
挟みでチョキン。
異物が何物かは、
後日分かります。
エコーでリンパ節の検査も、
していただきました。
リンパ節もその後異常なし。
悪性ではないとの事で、
心からホッとしました。
あんな思い（舌癌）をしたから、
口の中に異変があると、
怖いです。
その事を先生に伝えると…
耳鼻科の先生が、
「そうですよね
気持ちはとてもよく分かります」
「定期的に検査をきちんと受けて
我々も診ていますので
大丈夫ですよ」
と仰って下さいました。
その言葉がとても心強く感じました。
疲れました。
タリーズでコーヒーを飲みたいです。
タリーズもそうですが、
院内もクリスマスの飾り付けで、
こんなに華やかになっていたんだと、
全ての診察が終わり…
やっと目に入ってきました。
甘い物も欲しいなと、
「洋梨とマダガスカルバニラのシブースト
下さい」
と注文したけど…
上手く言えなかったけれど察して下さり、
「あっ！わかりました！
洋梨とマダガスカルバニラの
シブーストですね」
優しい！
「ごめんなさい！」
と店員さんに謝ったら、
「大丈夫ですよ
自分もよく噛んじゃうメニューなんで」
と笑ってそう言って下さいました。
さらっとそう言って下さるなんて。
とても温かい気持ちです。
そして…
コメントでエールも沢山いただき、
皆様本当にありがとうございました。
大変ご心配をおかけしました。
まさかの結果に驚きましたが、
取り敢えずホッとしています。
リハビリの事だけを考えて、
前を向いて歩いて行きたいと思って居ります。
いつもありがとう。
感謝です。