おはようございます。

昨日はいろいろな事がありました。

午前中は口腔内の診察の後、
口腔外科の外来へ移動。

術後初の歯や歯茎の、
お手入れをして頂きました。

その後は言葉のリハビリ。

言語聴覚士の先生が読む短文に続いて、
私が繰り返します。

一生懸命、言葉を真似ますが、
思うように発声出来ません。

言葉によっては何を言っているか、
分からないと思います。

「あひる」とか「紫色」のような単語も、
きちんと相手に伝わるには、
まだまだです。

家族は何とか聞き取ろうとしてくれるので、
それなりに通じて会話は成立しています。

でも聞き返される事も多く、
その時はゆっくりと一言一言を返します。

特に「らりるれろ」とか、
「なにぬねの」など、
舌を使って発声する言葉が難しくて…


気がつけば全身を使って言葉を発していました。

全身に力が入っていたのでしょう。

汗ばんでいました。

録音して聞いてみたけど悲しい結果でした。

こんな自分の声・喋り・
あり得ないと思うけど、
今の自分として受け入れなければならないね。

舌の腫れがもう少し引けば上手く話せるのか?

それもあまり期待出来ないとの事です。

今のこの状態で、
自分なりの新しい喋り・発声の仕方を、
見いだしていかなければならない…

そういう事です。

しかも今はまだ喋りながら、
唾液を飲み込む事が出来ない為、
喋る事に夢中になっていると、
口から唾液が溢れてしまいます。
(汚い話ですみません)

身体は回復しても
言葉の壁を乗り越えるには、
かなりの時間と努力が必要だと思います。

肩を落としながらリハビリ室を後にしました。





そして帰り道にコンビニで、
ごはんですよ!を買いました。



嚥下食のお粥を、
頑張って食べなければいけないので、
大好物のこれさえあれば!と。

会計の時に店員さんに、
「袋に入れますか?」
と聞かれたので、
「袋に入れなくて大丈夫です」
と答えました。

ちゃんと通じましたが、
やはり喋り方が随分とおかしいのでしょう。

近くにいて私の声を聞いた人の視線が、
一瞬に集まりました。

誰が悪い訳でもないが、
何とも言えない空気に傷ついた。

病室に戻った私は思いっきり泣いた。

思いっきり泣いたらスッとした。

負けるもんか!

言葉が不自由だって、
伝わればいい!

そして時間が掛かっても、
またテレビに出られるくらい
努力して、
喋れるようになる!

そして強く思った事。

こんな喋りでも堂々と大きな声で、
そして笑顔で喋ろう。

恥ずかしがらずに。

前にも書きましたが、
この病気になって失うものはあったが、
得るものの方が多かった。

だから恥ずかしい事なんてない。

前だけを向いて、
努力していきたい…
と思っています。




昨日の嚥下チェックで、
またステップアップ。

今朝から嚥下食ステップ3。

口から食べるご飯、
完食出来るよう頑張ります!