悪い炭水化物の過剰摂取は、癌のリスクを高める
2023/10/10 // オリビア・クック
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炭水化物は、エネルギーを提供し、病気から守り、体重をコントロールする主要栄養素です。 しかし観察研究では、悪い炭水化物を大量に摂取すると、特定の種類の癌を発症するリスクが増加する可能性があるという証拠が示されています。
悪い炭水化物は癌のリスクを最大 88% 増加させる
▶ 精製された炭水化物 - Refined carbs
精製炭水化物には、白粉(精製穀物から作られた)を含むベーグル、パン、トルティーヤ、朝食用シリアル、ペストリー、ピザ、餅、ワッフル、白米が含まれます。 食物繊維や栄養価が不足しています。
体は精製された炭水化物をより迅速に使用して、短期間のエネルギーのバーストを生成します。 その爆発が終わると、体はもっと食べる様に促され、その結果、カロリー消費量が増加し、体重増加や肥満に繋がる可能性があり、健康上の問題のリスクが高まります。
▶ 砂糖 - Sugars
『癌と砂糖は親友です』と、オクラホマ州タルサにある米国癌治療センターの元栄養部長パトリック・クイリン博士(Dr. Patrick Quillin)は語ります。
「砂糖は基本的に腫瘍に栄養を与え」
「健康な細胞の10~12倍の速度で」
「癌の増殖を促進します」
「実際、患者が砂糖水を飲んだ後」
「癌細胞に取り込まれると癌が点灯します」
関連記事:砂糖入りの飲み物を毎日摂取すると、慢性肝疾患や肝がんのリスクが高まる可能性があります。
クイリン博士によると、小さじ10杯の砂糖を摂取すると、免疫反応の「パックマン効果」である食作用、又は「細胞食い」が約50%減少する可能性があるという。彼はまた、研究対象が以下であるという研究を引用した。
「適度な量の砂糖を摂取した後」
「1時間後には食作用が」
「38%近く減少して居る事が判りました」
「2時間後、彼らの免疫システムは」
「44%も抑制され」
「免疫機能は丸5時間」
「完全には回復しませんでした」
▶ 超加工食品 - Ultra-processed foods
超加工食品は「原材料のパッチワーク」であり、糖、脂肪、硬化油、塩、でんぷん、人工着色料や香料、安定剤等の添加物が高レベルで含まれています。 これらには、自然の自然食品からの成分が僅かしか含まれていません。
英国医学誌(British Medical Journal)に掲載された研究の研究者らは、食事中の超加工食品の割合が10%増加すると、全体的な癌のリスクが12%、乳癌の発症リスクが11%になると関連付けた。これは強力な科学的証拠となる結果である。 不適切な食生活と肥満、過体重、癌リスクとの関連性を示す証拠。
臨床栄養学誌(journal Clinical Nutrition)に掲載されたメタ分析で得られた示唆的な証拠は、超加工食品の摂取と、腸、乳、結腸、膵臓、直腸の全体的及び幾つかの特定の癌のリスクとの間に一貫して有意な関連性を示しました。
▶ 良質な炭水化物の優れた供給源 - Great sources of good carbs
繊維と栄養素が豊富な自然な形の炭水化物は健康的です。 ここでは、良質な炭水化物の優れた供給源となる食品の短いリストを示します。
グリーンリーフレタス、ケール、ほうれん草、カブ等の緑葉野菜。 これらには、抗酸化物質として作用するカロテノイドが含まれており、癌の原因となるDNAに損傷を与えるフリーラジカルに対する身体自身の抗酸化防御を強化します。
カリフラワー等の白い野菜。 これらはルテイン(ビタミンAに関連する色素)の供給源であり、過剰なエストロゲンや発癌物質を体から除去するのに役立つ事が判って居ます。 ルテインを多く含む健康的な食品をもっと見付けてください。
オレンジ、赤、でんぷん質の野菜(ピーマン、ニンジン、トウモロコシ、丸毎ジャガイモ等)。 それらには、フリーラジカルが細胞内のDNAを傷付けるのを防ぐ抗酸化カロテノイド(特にベータカロテン)が含まれています。
豆、ブロッコリー、マメ科植物、キノコ、ナッツ、種子、大豆等の植物ベースの蛋白質。 食物繊維、ビタミン、ミネラル、そして細胞を健康に保ち、癌を引き起こす細胞への一種の DNA 損傷のリスクを軽減する活性な植物化学物質が豊富に含まれています。
多くのナッツには、結腸直腸癌や膵臓癌等の癌のリスクを軽減すると報告されている健康的な一価不飽和脂肪酸(MUFA)、主にオレイン酸が含まれています。
オリーブオイルやエキストラバージンオイル等の不飽和油。 国際分子科学誌(International Journal of Molecular Sciences) に掲載された研究では、オリーブオイルには、抗炎症作用、抗酸化作用、抗腫瘍作用を示すポリフェノールやトリテルペン等、多くの生理活性物質が含まれている事が示されています。
メタアナリシス研究の研究者らは、オリーブオイルの摂取と乳癌や消化器癌の発症確率の低下とを関連付けています。
バナナ、ベリー、オレンジ、レーズン等の丸毎の果物。 果物に含まれる栄養素は免疫システムを刺激するだけでなく、繊維、ビタミン、ミネラル、癌を防ぐ効果のある天然の抗酸化物質の優れた供給源としても機能します。 癌のリスクを減らす為の甘い方法として果物についてもっと学びましょう。
大麦、玄米、オーツ麦、小麦等の全粒穀物。米栄養学会誌(Journal of the American College of Nutrition)に掲載された研究によると、全粒穀物に含まれる植物エストロゲンにはホルモン作用があり、乳癌や前立腺癌等のホルモン依存性癌の予防に特に重要です。
重大な心臓病の原因として脂肪ではなく炭水化物が考えられる理由を説明する次のビデオをご覧ください。
脂肪ではなく炭水化物が重大な心臓病を引き起こす可能性が高い事が判明