2023/09/14 // イーサン・ハフ
米国内の大手携帯電話キャリアは全て、そしてロシアや5Gが禁止されている幾つかの地域を除けば米国外の多くのキャリアも、5Gへの慢性的な曝露が安全である事を示す安全性調査が全く行われていないにも関らず、5G、そしてもう直ぐ6Gになるであろう伝送拠点を、あらゆる場所に設置しようとしている。その結果、様々な形で病気が蔓延している。
米国全土で展開されている5Gは、主にミリ波(Millimeter wave)として知られる帯域幅に依存している。これは米国の空港にある裸体キャナーに見られるのと同じ種類の放射線であり、皮膚に灼熱感を引き起こす事が知られている。
米連邦通信委員会(FCC)は、同委員会自身や電気通信業界の大手企業による5Gに関する調査が一度も行われていない事を公然と認めている。詰り、米国人は毎日毎日、未検証の放射線に曝されて居るのだ。
人々はミリ波(Millimeter wave)を放射する5G基地局だけでなく、それと通信する携帯端末にも曝されている。これには、5Gを搭載した「スマートフォン」、ラップトップコンピューター、タブレット、その他あらゆる種類の電子無線機器が含まれる。
ジョセフ・マーコラ博士(Dr. Joseph Mercola)によれば、これらの製品から放出される様な、マイクロ波の周波数(Microwave Frequencies)への持続的な暴露は、ミトコンドリアの機能不全を引き起こすだけでなく、超酸化物(Superoxide Anion)と呼ばれる特定のフリーラジカルが一酸化窒素(NO)と反応する際に発生する有害物質である過酸化亜硝酸塩の生成も引き起こすという。その結果、不整脈、不安、うつ病、自閉症、アルツハイマー病、不妊症など、あらゆる種類の慢性的な健康問題を引き起こす可能性がある。
この研究は更に、過酸化亜硝酸塩の生成が、病原的な観点から見て、脳卒中、心筋梗塞、慢性心不全、糖尿病、循環性ショック、慢性炎症性疾患、癌、及び神経変性疾患等、重大な健康状態に直接的な役割を果たす事を発見した。
国際的な電磁波(EMF)科学者230人以上によって国際連合(UN)に提出された嘆願書において、世界各国の政府が「安全」と見做すレベルでの慢性的な電磁波曝露が、他の様々な健康問題とも関連して居る事が更に説明されている。
「被害は人類に留まらず」
関連記事:4GとLTEが細胞、組織、DNAに同様の損傷を与える事を示した以前のレポートをご覧ください5Gと4Gは、どちらも細胞や組織の損傷、DNA破壊に関連している
5Gはそもそも承認されるべきではなかった:未検証で安全ではない
これ迄の処、政府の規制当局に対するこうした嘆願は何も成し遂げていない。5G技術の一時停止を求める2017年の呼び掛けは「産業界から独立した科学者によって、人間の健康と環境に対する潜在的な危険性が完全に調査される迄」5Gを禁止すべきだとする35カ国の180人以上の科学者や医師によって支持されたにも関らず、無視された。
「RF-EMF(無線周波電磁界)は」
「人間と環境に」
「有害である事が証明されている」
と、この分野の専門家の集団は付け加え、更に:
「5Gは、既に実施されている通信用の」
「2G、3G、4G、Wi-Fi 等に加えて」
「RF-EMF(無線周波電磁界)への曝露を」
「大幅に増加させるだろう」と指摘している。
ハーバード大学の応用物理学の退役科学者であるロナルド・パウエル博士(Dr. Ronald Powell, PhD)は:
「私達のコミュニティに」
「5Gを導入する」
「安全な方法は無い......」
「『悪い方法』と」
「『より悪い方法』しかない」と考えている。
驚くべき事に、電磁波(EMF)に関する35,000件以上の発表論文の内、医学的、或いは生物学的研究に関与したものは僅か7件しかない。又、カリフォルニア大学バークレー校公衆衛生学部家族・地域保健センター長のジョエル・M・モスコウィッツ博士(Dr. Joel M. Moskowitz, PhD)によれば、この7つの内、5G伝送の為に現実に起こっている様な信号の変調やパルス化を行ったものは1つもない。
過去100年間で、電磁波(EMF)の被曝量は1,500億倍という驚異的な増加を見せている。これは、人が想像も数値化もできない程の放射線量であり、増してや深刻な健康上の問題が生じる前に長く耐えられるものでもない。
電磁波(EMF)と5Gの被曝を最小限に抑える簡単な方法は、5G携帯電話を使わない事だ。又、自宅からできるだけ多くの「スマート」家電や機器を排除し、夜寝ている間は携帯電話や無線ルーターの電源を切るのが理想的だ。