日本に激震!『はぁ!?JAが産地偽装!?魚沼産の60%が中国米だとぉ!』ブランド米魚沼産や新潟コシヒカリに中国米が混ざりまくり!

 

 

 

「JAのコメ」に産地偽装の疑い、魚沼産に中国産混入
週刊ダイヤモンド編集部:2017.2.13

JAグループ京都の米卸「京山(きょうざん)」が販売する複数のコメに産地偽装の疑いがある事が本誌の調べで分かった。専門の検査機関に産地判別を依頼した処「滋賀産」「魚沼産」として売られていたコメに中国産が混入しているとの結果が出たのだ。

JAグループは農家が組織した農業団体だ。

 

「農家が作った組織なら産地偽装はしない筈だ」と信じてコメを買ってきた消費者もいるだろう。

 

しかし、京山のコメを調べると、そうした消費者の信頼を裏切る疑惑が次々と飛び出して来た。

本誌は、京山が精米・販売したコシヒカリ4袋(各5kg)を「京都ひがしやまいちば楽天市場店」で購入し、産地判別において実績がある同位体研究所に検査を依頼した。

2週間後、検査結果を見て目を疑った。

 

「滋賀こしひかり」の10粒中6粒が中国産と判別されたのだ

 

 

 

 

「10粒の検体の内6粒が中国産」:

『疑惑の米』を大量購入して産地偽装を突き止めた『農業記者』の調査報道

2023/04/04:清武 英利

 

  「JAは本当に農家の味方なのか」


東京・秋葉原に本社を置く日本農業新聞は、日本唯一の日刊農業専門紙で、JA(農協)グループの機関紙として30万部近い部数を誇っている。

通称日農(にちのう)」

 

 

専門紙といっても、従業員225人を擁し、内閣記者会や農林水産省の農政クラブ等、33の記者クラブに記者を送り込む有力紙である。特に農水省では、記者の数でも情報量でも他紙を圧倒する存在だ。

或る時、農政クラブで「次の首脳人事では無駄な競争を避け、不戦協定を結ぼうではないか」と一般紙記者から談合を求められた事がある。

 

だが、日農の記者は大臣に助言する処まで食い込んでいたので、迎合する事無く、いつもの様に次期事務次官人事の特ダネを書いたという。

その日農の中堅記者が10年程前、相次いで会社を辞めた。

それが1980年生まれ千本木啓文(ひろぶみ)であり、2つ年上の窪田新之助だった。いずれも2004年春に日本農業新聞に入社した同期である。

 

    


退職後、千本木は経済誌週刊ダイヤモンドの記者に就き、窪田は農業ジャーナリストに転身して、それぞれ別の道を歩いているが、日農を飛び出した同期入社組というだけでなく、共通して居た事が二人にはある。

彼らは、一般紙やジャーナリストが取り上げなかった農業を巡る疑惑や腐敗を追及し続けているのである。その結晶が、ダイヤモンド・オンラインの連載をまとめた千本木の農協のフィクサー(2月刊行、講談社)であり、窪田の農協の闇(くらやみ)』(昨年刊行、講談社現代新書)だろう。

 

            


それらはただ、日本農業の聖域に迫ったというだけではない。

 

JAグループの中には優れた組織もあるのだが、一部の実力者達を批判した二人の文章は痛烈で、描かれたタブーと腐敗の深刻さに、私はぶん殴られたような思いがした。

 

 

私の父方は下級武士から農業に転じ、母方は稲作農家だった。

 

私自身も新聞記者の駆け出し時代を農業県である青森で過ごしたので、人よりは農家と故郷の営みには思い入れが強い。

 

だから、千本木の農協のフィクサーを開き、冒頭で次の様な文章に出会うと、驚きの余り絶句するしかない。

〈京都の農協(農業協同組合)のトップに、27年以上に渡って君臨する、中川泰宏「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」――として、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革者と見る府民も少なくない。だが、中川には知られざる一面がある。農協の「労働組合潰し」や悪質な「地上げ」などに手を染めているのだ〉

 

 

 

 

一方、窪田の農協の闇「JAは本当に農家の味方なのか」と疑問を投げかけ、前書きから告発の文字を連ねる。

〈JAは、自らの職員に過大な販売ノルマを課し、これを達成する為、自分だけでなく、加入して貰った他人の掛け金まで負担する「自爆」と呼ぶ営業を強いている。(中略)

農家や組合員への裏切りが常態化しているだけでなく、そうした行為を黙認して、あまつさえ圧力を掛ける様な人物が集団のトップに居座り続けるJAとは、いかなる組織なのか〉

且つて権力者を批判する際には「造反有理(反抗するのは、それなりの理由がある)」という言葉が使われたものだが、彼らはなぜここまで辛辣なのか。今回は二人の造反と有理に目を凝らしてみよう。

 

 

  「このままだと自分が腐っていくな」

 

千本木啓文が、日本農業新聞を辞めたのは入社11年目、デスクの席が近付いた2014年10月の事である。

 


全国農業協同組合中央会(JA全中)会長担当をしていた。JAグループの価値観で記せば、農業界「総理番」、或いは経団連の会長担当といったところだ。

JAビルは東京・大手町1丁目の経団連会館の隣にあり、千本木1階から会長室のある30数階までひたすら歩いて上り下りしていた。エネルギーを持て余していたのだ。人気(ひとけ)のない非常階段を踏んで居る内に、彼はこう思い始める。

 


―― なんで、こんな事をやって居るんだろう。一度きりの人生なのに、このままだと自分が腐っていくな。

彼は現在の栃木県那須塩原市生まれで、記憶の原風景に風にそよぐ水稲や瑞々しい野菜畑、そして酪農の草原があり、早稲田大学政治経済学部農業経済学を学んだ後、メディアへの憧れにも押されて日農に入社していた。

 

 


処が、意に反して5年間、営業に回される。

 

上司に懇願して記者職に移り、農水省や国会担当を務めたが、回り道をした為に第一線で書く時間が残り少ない事に焦りを覚えていた。

 

日農は全国に支所や支局もあり、30代後半~40歳になると「上がり」デスクに就く事が多いのである。

その頃、彼が「嫌だなあ」と思う事が2つあった。

 

1つは、JAグループの批判がタブー視されていた事だ。JAの情報受発信センターなのだから、これは専門紙や業界誌が抱える宿命的な課題である。

 

それ以上に気になったのは、JAトップから熱意の様なものが感じられないことだったという。

「リーダー達は、本気で農業改革を考えているのだろうか」

 

そう思いながら、急成長する農業法人や、農業に参入して奮闘する企業を取材する。彼らの多くは農協のライバルである。すると、農協に忖度して記事を書けよ、という社内の空気にぶつかる。

悩んだ末に、彼は自由な狩場を求めて、以前から誘われていた「週刊ダイヤモンド」に転身を決めた。34歳になろうとしていた。

 


妻と3人の子供が居たが、自分には農業というテーマと蓄積があると思った。TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉の取材では、米国やカナダ、メキシコにも出張して海外農家の実情も聞き歩いている。

 

「農は国の大本なり」と言われてきた分野を背負っているので、国内外の現場を知った今なら、きっとやっていける、という漠然とした自信があった。一般紙には優秀な記者もいたが、その多くは記者クラブにちょっと腰掛けて、人脈や専門知識を身に付ける間もなく消えていくのだ。

 

 

  産地偽装米の疑惑

 

転職から2年、千本木は「儲かる農業」という特集を始める一方で、関西の米卸会社を訪ね回っていた。

関西ではJAの米の安売り合戦が過熱していた。プライスリーダーとして適正価格で売られるべきJAグループの米が、スーパー等では通常の半値だった。

 

表向きは「目玉商品」だが、米卸もスーパーも儲けの出ない筈の、投げ売りに近い値段である。取材してみると、産地偽装米の疑惑に突き当たる。

「品質の悪い米や外国産米を混ぜて卸価格を下げているのではないか」

と、複数の関係者が言う。

 

偽装米は品質の低下を招くだけではない。安く不味い米は、消費の減退に直結するので、農業者にとって、それは二重の自殺行為である。

普通の記者ならここで、取材した情報を監督官庁の農水省等にぶつけ、当局の動きを待つ処だ。一般紙の記者は警察回りからスタートして市政、県政を担当しながら取材のイロハを学んでいく。

 

そうした『刷り込み』もあって、当局頼みの安全確実な取材に傾き勝ちなのである。だが、千本木は、それでは時間が掛り過ぎるし、生温い農水省の調査では真相に届かないのではないか、と考えた。

彼がやった事はもっと直接的で、調査報道の原点の様な手法だった。

 


取材で得た情報を基に、2017年1月、疑わしいと思われたコシヒカリを大量に購入し、国内最大規模の産地判別検査機関である同位体研究所に検査を依頼したのである。

 

同研究所は、検体の組織中の元素の安定同位体(同じ元素でありながら、僅かに重さの違うもの)比を調べる手法で、2009年以降、1000件以上の精米の産地判別を行っていた。

2週間後に、検査結果が出た。送付されてきた報告書を読んで、彼は目を疑った。

JAグループ京都の米卸会社「京山(きょうざん)」が精米、販売した4袋(4銘柄各8キロ)の内、「滋賀こしひかり」について「10粒の検体の内6粒が中国産と判別された」とあったからだ。

 

偽装米問題、疑惑の米卸のウソを小泉進次郎氏が指摘:2017.2.15

 

更に、

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「新潟県魚沼産こしひかり」は「10粒中4粒が中国産。本検体の安定同位体比値は、魚沼産コシヒカリの安定同位体比値群と合致せず、他府県産である可能性が高い」

 

「京都丹後こしひかり」は「10粒中3粒が中国産

 

「新潟産こしひかり」は「10粒中10粒が国産と判別された」―― 等という結果が出た。判別精度は92.8%である。

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この結果を元に、彼はJA京都中央会に質問状を送って反論を得、弁護士に相談した上で、翌月の週刊ダイヤモンド誌上に〈産地偽装疑惑に投げ売りも JAグループの深い闇〉というタイトルで、キャンペーンを始める。

〈本誌はJAグループ京都の米卸が販売するコメの産地判別検査を実施した。その結果、「滋賀産」「魚沼産」として販売されていたコメに中国産が混入している疑いがあることが分かった〉

こんな前文に続いて、検査結果とそれが意味する産地偽装疑惑を4ページに渡ってて詳報した。

 

更に

 

「魚沼産コシヒカリは」

「未だに、偽装まがいが横行しており」

「しかも、その仕業が」

「JAグループによるものだとすれば」

「怒りを通り越して悲しくなる」

 

と云う、農家の声を取り上げた。

彼らの報道を細かく記したのは、当局の支えがない調査報道は、どうあるべきなのか、示唆に富む内容を含んでいるからだ。

 

米の安売り合戦は多くの人々に知られていた。

だが、そこに疑問を感じた記者はどれだけいたか。

 

更に、卸売業者の過当競争や偽装米疑惑、更には米離れや食糧危機にまで結び付けて考えた記者がどれだけいただろうか。

 

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※Gen

随分前の事だが・・・

福島県出身の知人との会話で、

産地偽装の米の話を聴いた事が有る。

自分からしたら、どうと云う事も無い事だったが、

よくよく考えてみたら

消費者である我々の認識が問われるものだった。

どんな「産地偽装」かと云うと、

名高い「魚沼産コシヒカリ」は、

福島県産のコシヒカリが

混入していると云う事だった。(311よりも前の話)

「何故、自信を持って」

「福島県産で流さないの?」

 

と、聞けば

「それだと買ってくれないから」

 

・・・だそうだ。

 

(当時、この件は福島県出身者なら)

(誰でも知って居る事だと言って居た)

 


成程と・・・

ブランド名だけで「買う・買わない」

安易に判断されてしまえば、

生産者としては「生死を左右」されてしまう。

だから、産地偽装を泣く泣くやるしかない。

 

恐らく、これだけの要因でも

 

(ビジネスとして割り切る生産者も居るだろうが)

 

次世代が農家を継ぎたくない

理由に成り得るだろうと想像できる。

 

自分の「仕事」に

自信が持てなくなるのだから

 

・・・と云う事は・・・

 

後継ぎが居ない、首の皮一枚の状態の

日本の米農家を産み出したのは

その個々の農家の次世代だけの問題ではなく

偏った選択をして来た

我々日本人全体の問題になる。

 


適正価格で、安全性が高く、

旨くて、国産のものならば、

それで充分じゃないかと思うのだが、
 

様々な分野、様々な角度で分断工作、

妨害工作を受けた日本人の判断力は、

随分前から壊されて居た証拠だ。

 

誰もが思う様な

「より好いものを」と思いながら・・・

その実、その感覚の精度が低く

 

差して現状を把握しようともせずに

周囲に云われただけの情報を

鵜呑みにし流されて置きながら

「自分は好い選択」として居ると

思い込んで居る状態・・・

 

それはネットが在る前も、今も変わらない。

 

邪悪な連中が、付け入る隙が有り過ぎる。

 

それこそ・・・

「日本人はチョロ過ぎる」と

嘲られて居るだろう。

 

 

実際、中国の米が入って居ても

味の変化に気付けないでしょ。

 

外食で慣れて居るし

レンチンで、冷えても美味い米の味も

忘れて居るのが多い。

 

世代によってはそれも知らない。

 

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自分の親戚で、兵庫で仕事をしながら

趣味の範囲で米作りをしているのが居た。

 

(今はもうしていない)

 

毎年の様に、米を数十キロ送ってくれていた。

気持ちの問題でもあるし、有り難く頂戴して居た。

 

当時、宮城県の米を主食にして居たのだが

正直言って、控え目に云っても各段に不味かった(笑)。

 

だから、混ぜ御飯や、炊込み御飯、カレー等で消費した。

おにぎりで食べる選択肢は無かった。

 

今にして思えば稲の品種も関係して居たのだろうが

ハッキリと判るのは、農薬使用以前の要素の

田圃に引き入れる「水質」の問題だろう。

 

街中に住んで居る者からしたら、

遊びに行って「キレイな水」が川を流れて居ると

思って居た時に、その周囲の学校から

「汚染が進んで居るから川遊びはするな」と通達されたと

親戚の子供がブー垂れてたのを思い出す。

 

(今は、日本の水源地が中国に変われている問題も有る)

(どうとでも遣りたい放題だろう)

 

・・・随分と前の話だ。

 

だから、不味い米になってしまって居たのだろうと。

しかも、専業でも無いから

プロには敵わない質になるのは致し方ない。

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そして、そこから、更に・・・年月が過ぎ、

遂に来る処まで来てしまった感がある。

(米以外の問題も多いのだから)

その壊された価値観の「成果」につけ込まれ、

或る意味、仕上げの段階に入って居る様な

・・・そんな状態になったのだろう。

 

人によっては

喰えるから未だ問題ないだろう?

と、思うのかも知れないが、

心身共に確実に破壊されている。


(自分の中の軸が)

(崩された人達が多いのだ)

 

(工作に一杯喰わされるだけじゃなく)

(そこから脱却できず)

(リカバリーのできなくなっている)

 

 


主食の米に関しては

「国産・適正価格・安全性」

・・・これ以外は

さして問題にしない。
 

・・・これで好いじゃないかと思う。

それを念頭に入れれば必然的に
生産者、或いは、その生産者から

買い付けて居る販売店経由で、買う。

 

自国を支える買い方は

これ以外に今は無いだろう。
 

個々の在り方が、

自国を生かすも殺すも大きく関わって居る。

改めて自覚する必要があると思う。

 

自分の中の軸や価値観を麻痺させられて

究め付けのモノを体内に入れられる事を

ここ数年で体験したばかり・・・

 

「妥協し過ぎると」

「結局、回り回って」

「自分の首を絞める」

 

否、首を絞める処じゃないだろう

・・・自分を殺す事になる。

 

 

 

個々の中の「戦争」は未だ未だ続く。

 

諦めたら、そこで終了。

諦めなければ、

その次の展開に進める。

 

腐らずに、諦めない在り方で居たい。