サバイバルの基本:現代のプレッパーの為の7つの必須スキル
2023年3月17日(金) by: ゾーイ・スカイ

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しかし、経験豊富なプレッパー(Prepper)は、SHTF(when Shit Hits The Fan:面倒が起きた時)の時に食料、水、シェルターを見付ける為に、様々サバイバルスキルを学び、実践する事も重要である事を知っています。

 

ハイテク機器や道具に頼るばかりではいけません。

以下は、現代のプレッパー
(Prepper)が学び、実践すべき必須サバイバルスキルで、災害が起こった時に、道具や、非常用リュック(BOB:Bug-Out Bag)を失っても生き延びる事ができます。

 

現代人が忘れてしまったサバイバル術の必須知識

 

マッチを使わないで火を起す方法

 

SHTF の時、暖を取ったり、料理をしたり、水を沸かしたりする為には、焚き火が必要です。

 

マッチが無くても、火を起こせる方法を知って置く事は、サバイバルに欠かせません。

様々な方法で火を起こせますが、最も効果的でベストなのは弓矢を使った方法です。



必要なものは、以下の通りです:

  • 平らな木片
  • 紡錘または直棒
  • 弓用の細い棒をもう一本
  • 紐(靴紐や パラコード等)数本
  • 火種(枯葉、松葉、削った樹皮等)
 
 

手順

  1. 紡錘を約30cmに切る。片方の端を研ぐ。
  2. 平らな木片にV字の切り欠きを入れ、その下に火種を置く。
  3. 細い棒の一端を紡錘に結び付け紐を輪にする。
  4. 紡錘を木の切り欠きに入れ、紡錘を押し下げて回転させ始める。弓の棒を使って紡錘を回す。
  5. 摩擦と熱を少し発生させると、煙が少し出てきます。その煙に火が点く様に燃料を追加します。安定した燃焼になるまで続けます。

 

 

 

自然素材を使った基本的なシェルターの作り方

非常用リュック(BOB:Bug-Out Bag)を持つ事は、生き残る為に非常に重要です。しかし、災害後に道具を失ったらどうしますか?

様々な事態を想定しながら、身近にある材料で基本的なシェルターの作り方を学んで置きましょう。

 

暑い屋外では、一時的なものであっても身を守る為にシェルターが必要です。

最も基本的なシェルターは、頑丈な棒や葉で作る事ができる瓦礫の小屋です。

 

瓦礫の小屋は、1~3時間以内に作る事ができます。短期的に身を守るには十分でしょう。

 


手順:

  1. 水捌けが好く、風を避けられる場所を探す。
  2. 2.5mの棒を使い、45度の角度で地面に突き刺す。最初の棒に他の棒を重ね、三角形になる様にする。
  3. 配置された棒の上に少なくとも10cm程の瓦礫を敷いて防水層を形成する。
  4. シェルターの底を少し掘り雨水排水できる様にする。
  5. 風を防ぐ為に入口は風を避けられる様にします。
  6. 火を点ける時は暖を取ったり食べ物を調理したりできる様に、入り口の近くに置いてください。
  7. シェルターの内側には、草等の柔らかい素材を敷き詰め、中綿を入れます。
 
 
食べられるハーブや植物の見分け方

サバイバルシナリオに直面し、食料や物資が不足している場合、食用ハーブや野生の植物を採集する方法を知っていれば、命を救う事ができるかも知れません。
 
SHTFの前に、食用植物と毒草の見分け方を学ぶクラスに申し込むか、独学で勉強してください

又、食用植物の正しい見分け方を学ぶ為に、世界共通の万能植物性試験
(Universal Plant Edibility Test)について読む事もできます。

 

尚、このテストは野生のキノコには効きませんので、使用する際は避けてください。
 
 
万能植物可食性テストの方法:
  1. 細い毛、トゲ、蝋質の葉、乳白色、又は変色した樹液等、一般的な毒の特徴を確認する。
  2. 植物を果実、花、葉、茎、根等の異なる部分に分ける。
  3. それぞれの部分の匂いを嗅いで、強い匂いや不快な匂いがしないか確認する。
  4. 植物の小さな部分を肘や外側の唇等、あなたの皮膚に置き、15分間待ちます。刺激やアレルギー反応が無いか確認する。
  5. 植物の各部分を別々に味見する。強い味や苦い後味のある部分は吐き出す。
  6. 植物を噛んでから、更に15分程待って反応を見る。問題が無ければ、植物を飲み込み少なくとも8時間待って副反応が無いか確認します。これが食べても大丈夫か否かを確認する唯一の方法です
 
水源の探し方

災害が起きた時、大自然の中で足止めを食らい、装備を失ってしまうかもしれません。
 
水源が無ければ数日以上は生きられないので、水の見付け方と、浄化の仕方を学ぶ必要があります。

水源を見付ける方法を学ぶ為に、以下のヒントを心に留めて置いて下さい。
 

水溜りや地面に在る水の有る窪み
 
低地には水溜りが在り、雨や地下水が地表に染み込んで居る事があります。

雪と氷

寒さが十分であれば、雪を溶かしたり湖や川の氷を削ったりして、新鮮な飲み水を確保する事ができます。雪や氷をそのまま飲むと、体温が下がるので注意しましょう。

植物についた露
 
タイミングが合えば、植物についた朝露を集めることもできます。

雨水

梅雨の時期にはタープを設置して雨水を取り込み、瓶等の容器に流す。採取した水は浄化してから飲みましょう。

動物の足跡

荒野で動物の足跡を見付けたら、水源を見付ける事ができるかも知れません。

水源を見付けたら、フィルターで濾過するか、煮沸して水を浄化してください。
 
沸騰したお湯を1分以上掛けて、バクテリアや、その他の汚染物質を除去します。

罠を使った小さな獲物の捕獲方法
 
火を焚き、シェルターを設置し、水を見付けたら、小さな獲物を捕らえる為に罠を仕掛けましょう。

罠を仕掛ける事は、小さな獲物を捕まえる最も一般的で効果的な方法の1つで、罠を作る事は最も簡単な方法の1つです。


必要なものは、以下の通りです:
  • ワイヤー
  • ワイヤーカッター
  • 曲がった棒の様なトリガー機構
  • 丸太や木の様なアンカーポイント
 
手順:
  1. ワイヤーを同じ長さの3つにカットする。ワイヤーの長さは、固定した時に動物に縄を掛けるのに十分な長さでなければなりません。
  2. 1本のワイヤーで輪を作る。片方の手で両端を持ち、捻じり合わせて投げ縄の形にする。
  3. 輪になったワイヤーを、曲がった棒やバネの付いたホルダー等の引き金に取り付けます。トリガー機構は、一度セットしたワイヤーを保持するのに十分な安全性を持っている必要があります。
  4. 残りの2本のワイヤーは、罠を設置する予定の場所から目の高さに有る丸太や木等のアンカーポイントに確りと固定します。動物が逃げない様に、ワイヤーは確りと結ぶか固定する必要があります。
  5. 動物が通りそうな場所に縄を設置し、動物が通りかかると引っ掛かり、体に巻いた縄が外れて効果的に閉じ込められる様に、トリガーシステムを慎重に設定します。

(関連記事:SHTF後にあなたの命を救うかも知れない荒野でのサバイバル術20選

野生動物との付き合い方

地方には野生動物が多く、中には危険な動物や命を落とす動物もいるかも知れません。
 
サバイバルシーンで事故を起こさない為に、野生動物との付き合い方を学びましょう。

以下のヒントに従って、野生動物との付き合い方を学びましょう。
 
  • 野生動物に遭遇した場合は、急な動きをしない様にしましょう。動物が怖がり、襲ってくる可能性があります。
  • 熊やライオン等の肉食獣に遭遇したら、自分の立場を弁えましょう。腕を上げ、背筋を伸ばして、自分をできるだけ大きく見せましょう。
  • 日没後にハイキングコースから外れてふらふらしない様にしましょう。
  • 子連れの母親を驚かさない様にしましょう。穏やかな顔をしている鹿も、子供を守る為に襲って来る事があります。
  • 動物達を驚かせない様に、音を立てて近くに居る事を知らせましょう。
  • 動物の足跡や糞にも気を付けましょう。動物の足跡や糞から、近くに何が在るか判ります。
  • 熊が居る事が知られて居る地域では、熊除けスプレーを常に携帯してください。
  • 逃げようとしない事。攻撃を誘発する可能性がある為、直接目を合わせないでください。
  • 動物に追い詰められたと感じさせない事。熊の様な動物が追い詰められたと感じると攻撃的になる可能性があります。

 

SHTFの緊急事態に備える応急処置

又、応急処置を知って置く事は、災害が起こった時に生き残る為に非常に重要です。

 

例え自分が怪我をしなくても、SHTF後に怪我や傷を負った家族を助ける為に、応急処置のスキルを使う事ができます。

軽い怪我や命に関わる様な、怪我の治療法を知っていれば、誰かの命を救う事ができます。

 

 

ここでは、応急処置に必要な幾つかのヒントを紹介します:

捻挫と歪み

 

布を一枚千切って、怪我をした部分に巻き付け、確り縛る。腕や足首を支える事ができます。


出血

清潔な布で傷口を直接圧迫する。出血が止まるまで圧迫する。可能であれば、傷口を心臓の高さより上に持っていく。

火傷の場合

患部を冷たい水で20分ほど流してください。これにより、痛みが軽減され、患者さんの皮膚へのさらなる損傷を防ぐことができます。

骨折の場合

木の枝で患部を固定し、骨折した手足が楽な位置にあることを確認します。患部が動かない様に、確りと圧迫してください。

低体温症

自分や家族が低体温症になった場合は、暖かく避難できる場所に慎重に移動してください。

毛布や予備の衣服で覆います。体温が正常に戻るように、温かい飲み物や食べ物を与える。

これらの必須サバイバルスキルは、SHTFの際、装備やバグアウトバッグを失った後でも、生きていくのに役立つものです。


火打石を使った火起こしのコツは、以下のビデオをご覧ください。

 

火をおこすには...火がないとダメ?

 

 

※Gen

 

米国のプレッパーはガチだ。

毎回、閲覧する度にそう思う。

 

勉強になり参考になる事ばかりだが

有事の際に

街中に住んで居る自分にとっては

即、活用できるか否かと考えれば

疑問符が付く。

 

都市機能が全停止して

一斉疎開するかのように

山を目指して

大移動でもするのか?

 

・・・多分、それは無いだろう。