プーチンが核ミサイルを準備する一方で、ドイツは弾薬が底を尽き、2日間しか戦争ができない。
2022年12月15日(木) by:マイク・アダムスTags: ammunition, China, cotton, Germany, logistics, munitions, Putin, Russia, supply chain, Ukraine, War, world war
ドイツの軍事態勢が崩壊した。
AsiaTimes.comの報道によれば、ドイツ国防省は、物資と兵士の不足の為、一週間しか戦争を維持できないと公言したとの事である。
更に驚くべき事は、ドイツのある法律家が、それは楽観的すぎると言って居る事である。
ドイツが戦争で維持できる本当の期間は、僅か2日である。
弾薬の投資家は大儲け
月曜日に戦争が宣言されれば、言い換えれば、ドイツは水曜日迄に終わり、降伏を余儀なくされるのである。
「NATO諸国は、弾薬不足」「ドイツは『2日分』の在庫を残したまま」
と云うExpress.co.UKの見出しが躍っている。
NATO諸国の弾薬が不足、ドイツは「2日分」の在庫を残したまま
ドイツは、ウクライナにロシアに対抗する為に、必要な武器を提供する一方で、NATOへの防衛義務を維持するよう圧力に曝されている。
現地の報道によれば、ドイツ軍は、必要な場合に活発な戦闘を維持する為の弾薬を「2日分」しか持っていないとの事である。
ロシアは、1日当り2万発の砲弾を発射して居ると云うから、1日当り2万発に近いものを製造できる事になるが、ドイツの様なNATO諸国は、戦争を維持する為に必要なものを製造する能力はほぼゼロに等しい。
ドイツの場合、大砲の弾薬に使われるコットンリンターを、中国から調達している為である。
ドイツは、この材料を中国から独占的に調達しているようだが、中国はコットンリンターの出荷が9カ月も遅れていることが判明した。
Capol.inでは、なぜコットンリンターが戦争で重要なのかを解説しています。
漂白されたコットンリンターは、当社の兵器工場で銃弾や各種ミサイルに使用される推進剤の製造に使用されています。
推進剤の製造には、基本火薬の1つであるニトロセルロース(NC)が使用される。
ニトロセルロース(NC)の基本原料は、原綿リンターを加工して得られるブリーチドコットンリンター(BCL)である。
COVID封鎖を偽装する事で、中国はロシアの敵に影響を与えるサプライチェーンの不足を人工的に作り出す。
何故今、中国からコットンリンターを調達する事が極めて困難なのか。
何故なら、中国はCOVID19の封鎖を隠れ蓑にして、自国の軍事的準備に集中し、最終的に中国を西側諸国との戦争に導く道を追求しているからである。
一方、西側諸国は「目覚めた」NATO諸国の指導者達のアウトソーシングと近視眼のお陰で、戦争部品を中国に大きく依存して居るのである。
AsiaTimes.com が、報じているように:
広範な弾薬不足は、殆ど全ての戦争の専門家(プランナー、オペレーター、アナリスト)を驚かせた。
ウクライナ戦争は、利用可能な弾薬の供給を膨大な速度で喰い潰して居るのだ。
欧州の軍事計画家は、もう計画を立てないのだろうか?計画と云うのは、先を見通す様にする事ではないのか?
「覚醒した」欧州諸国の実践的知性の崩壊には、本当に驚かされる。
彼らは最早、弾薬を製造する事さえできない・・・中国は、現在の西欧州諸国が存在するずっと前から、何千年も行って来た事だ。
「ドイツ兵は」「冬用の靴下、ズボン、防弾チョッキ等」
「あらゆる種類の物資を失っている」
と、AsiaTimes は、伝えている。
冗談だろう?
ドイツ兵にパンツがない?
半裸でロシアと戦えというのだろうか?
「攻撃だ!下着で攻撃だ!」
プーチンは大爆笑しているに違いない。
米軍は軍需品全滅の危機で、製造はアジア諸国に依存している。
一方、米国も、既存の兵器の殆どをウクライナに送ってしまったという単純な理由で、軍需品や軍事兵器が不足している。
スマート兵器の不足は、米国が重要な戦時在庫をウクライナに供給した為生じたもので、国防総省の計画には無かった事である。
その為、スティンガー携帯型ミサイルや、ジャベリン対戦車ロケット等、今や有名な兵器は殆ど品切れ状態だ。
「余り賢くない」武器のカテゴリーでは、米国は通常弾薬、特に155mm砲弾が不足している。
これはウクライナの砲兵能力だけでなく(ロシア製の古いウクライナ砲の筒が消耗する為)、北大西洋条約機構の砲兵能力の基幹となるものである。
米国の155mm砲弾は、米国ではなく、韓国で製造されている事が判明した。
そして、ポーランドは、ソ連時代の戦車をウクライナに送った後、現代ロテム社から戦車を購入しているが、その殆どは、既にロシアに破壊されている。
現代ロテム社、ポーランド陸軍向けK2主力戦車を展開
これら全てが、明白な疑問を投げ掛けて居る。
西側諸国は、実際に第三次世界大戦を引き起こすのに十分な戦争兵器を製造できないのに、なぜ西側諸国はロシアとの第三次世界大戦を引き起こすのだろうか?
プーチンは、米国と英国を標的にした核YARS ICBMを準備している。
そんな中、西側メディアは、プーチンが米国を攻撃できる核弾頭を搭載したYARSミサイル・システムを公に配備した事に大騒ぎしている。
プーチンは、以前から西側諸国に向けて発射可能なICBMを保有していた為、左翼メディアが、この件に関して過敏症になっている様だが、理解すべき重要な事が明るみに出たと言える:ロシアのミサイルは、米国の、それよりも20年進んでいる。
ロシアが広島の12倍の威力の核爆弾を準備
ロシアのミサイルは米国より20年進んでいる。例えば、米国にある多くのICBMは、1980年代の技術で未だ動いている。
彼らは、完全に予測可能で、ロシアの高度な対空防衛システムで迎撃できる「ダム」飛行経路をとります。
一方、ロシアは核搭載可能な極超音速ミサイルと、複雑な操縦と極超音速滑空路が可能な先進的なMIRVユニット(再突入弾頭)の両方を保有している。
これらは、西側諸国が保有する既知の技術では迎撃できない。
そして、これは、ロシアが、この様な核兵器を米国や英国に向けて発射した場合、それを阻止する為にできる事は文字通り何も無い事を意味する。
西側諸国は今、間抜けなミサイルと、間抜けな指導者によって特徴付けられている。
プーチンや中国が西側諸国を打ち負かす事は、そのような行動を取ることを決めた場合、全く難しい事ではないだろう。
面白い事に、欧州は自国のエネルギー資源を断ち、広範囲な脱産業化を余儀なくされ、自滅している。
プーチンは自問しているに違いない。
「稚魚が自分達で」
「遥かに酷い破壊行為を行っているのに」
「誰が欧州を爆撃する必要があるのか」と。
本日の状況更新のポッドキャストで、これら全ての詳細とその他の重要なストーリーを入手しよう。
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2022年12月15日情勢速報 - ドイツが弾薬不足、ロシアが米英を狙った核ミサイルYARSを配備。