欧州は崩壊しつつあり、それは多くのドミノの内、最初に倒れるものに過ぎない。
2022年9月26日(月) by：イーサン・ハフTags: Collapse, economy, energy, energy crisis, Europe, European Union, fuel shortage, fuel supply, great reset, Inflation, Russia, Russian Sanctions, supply chain
エネルギー危機の深刻化を始め、様々な要因で、欧州連合（EU）が、破綻しつつある。
欧州連合は崩壊する
欧州各国は、この問題にどう対処するか、ましてや今後どのように進めていくかについて、意見が一致していない。
欧州連合（EU）の経済大国であるドイツで、ロシアの石油・ガスが枯渇し、争いが絶えない。
欧州連合（EU）が育む筈の「統一」が、不統一の横行となり、大混乱は必至の状況だ。
ドイツは、ロシアに対する制裁を倍加させ、自国の経済を猛スピードで破壊している。
これはポーランド等、他の国にも波及しており、ポーランドは、この状況に辟易している。
私達が報告した様に、ドイツの企業は、昨年の10倍になったエネルギー料金を支払う余裕がないだけで、シャットダウンしている。
この様な値上げに耐えられる経済があるのだろうか？
イタリアもまた、乗り越えられない負債を抱え、困難で望ましくない決断を迫られていると報道されており、混乱の渦中にある。
「世界経済の悪化は」「欧州連合（EU）の政策と共にに」
「EU加盟国の産業と生活水準を脅かし」
「共同経済支援の範囲を狭め」
「加盟国に、政治的自己決定権の」
「抜本的削減の可能性への」
「備えを迅速に評価させる」
と、トゥオマス・マリネンは、The Epoch Times誌に書いている。
「これはイタリアで最も顕著である」
エネルギー危機は、世界経済を『壊す』のか？
ハンガリーや、チェコでは、ロシアのガスに価格上限を設けるという欧州連合（EU）の計画に、指導者達が反対している。
その上限を強制する方法はなく、単に無視する態勢の国もある。
欧州連合（EU）は、資金を削減すると脅して対応しているが、ハンガリーでは具体的には
「ハンガリーが、連合に留まる」
「インセンティブが高まるとは思えない」
と、云う。
「もっと一般的に言えば」「資金提供は」
「『欧州の価値』を遵守するという」
「テストを満たす国々を条件としている為」
「経済状況が悪化し」
「統一された政策への要求が高まれば」
「そうした本質的に」
「政治的な要件のリストが」
「増加すると予想できる」
と、マリネンは、この状況について付け加える。
ポーランドでは、司法制度改革の取り組みが欧州連合（EU）首脳から反発を受け、政権党のクシシュトフ・ソボレフスキ幹事長は、
ブリュッセル（ベルギー）の行動に変化がなければ、
「ポーランドは」
「全ての大砲を引き抜いて」
「発砲するしかない」
と、発表している。
ロシアは、このような亀裂を最大限に利用した。
ギリシャは、新しい施設で液化されたロシアの天然ガスの最初の出荷を受ける予定である。
「ハンガリーは」「新しい協定に従って」
「ロシアから」
「ガスを追加で購入しています」
「エネルギー不足が」
「経済や国民に与える影響が」
「一部の報道で言われている程大きい場合」
「ドイツは」
「どの様な選択をするのか」
「興味深い処です」
と、マリネンは説明する。
イタリアも、ロシアのエネルギー問題に関しては、「岩と岩の間」に居る様な状態だ。
輸入は、約40％から15％、20％へと切り詰めたが、それ以上には踏み切れないのが現状だ。
この波及効果として、米国からの天然ガス供給は、インフレにより企業がトップ・ドルで受け取る欧州への流れが強まっている。
この影響は米国内にも及び、消費者は欧州と同じ様にエネルギー価格の上昇を余儀なくされる。
この様な事態がいつまで続けば、システム全体が破綻するのだろうか。
