欺瞞の達人:政府による恐怖の政治思想宣伝、思考制御と脳内戦争。

2022年9月24日

社会・宗教・経済・人種・政治等」

「私達の社会を構成する」

「全ての特別な集団の」

不満・希望・願望・偏見・恐怖・理想を」

「利用するのが大衆扇動の機能である」

「それらを煽り立て対立させる」

「そして分断し、征服する」

「それが民主主義を軟化させる方法だ」

- J・エドガー・フーバー「欺瞞の支配者達」

 

欺瞞の支配者たち:アメリカの共産主義の物語とそれに対抗する方法
 

米国政府は欺瞞の達人になってしまった。

 

 

それも全て文書化されている。

嘘、不正、盗み、スパイ、殺害、強奪、奴隷、法律違反、過剰な権限、ほぼあらゆる場面での権力の乱用、顔の見得ない統計や売買、取引、追跡の為の経済単位の様に国民を扱い、利益の為に戦争を行い、利益の為に国民を投獄し、海外にテロの支配を広げる事に何の躊躇いも無い政府である。


更に悪い事に、この政府は、戦っていると主張する悪と殆ど区別が付かなくなっている。

 

その悪が、テロ、拷問、麻薬取引性売買、殺人、暴力、盗み、ポルノ、科学実験、その他人類に痛み、苦しみ、奴隷を与える極悪非道な手段といった形をとっているか否かに関らず、である。

日を追う毎に、この政府が、あなたの命、あなたの愛する人、あなたの生活、あなたの自由を、任せられる様な政府でない事が、痛い程明らかになっているのです。

 

例えばつい最近、米国防総省は、ソーシャルメディア・プラットフォームを通じて行われる米国の秘密裏の心理戦作戦(psy ops)の徹底的な見直しを命じざるを得なくなった。

 

米国防総省は、ソーシャルメディアにおける米国のサイコパスを見直すよう命じた。

 

この調査は、米軍がソーシャルメディアユーザーを操作する為に、AIが生成したプロフィール写真と架空のメディアサイトを持つ偽のペルソナをFacebook、Twitter、Instagramで作成して居る事を示唆する報道を受けたものです。

米陸軍の第4心理作戦群が、今年初めに公開したリクルートビデオで説明した様に、心理戦は、政府が糸を引き、触れるもの全てを武器に変え、何処にでもいて、騙し、説得し、変え、影響を与え、鼓舞する事を可能にするものである。

政府の膨大な兵器庫にある多くの武器の内、心理戦(又はサイ・オプス)は、マインド・コントロール実験、行動誘導、プロパガンダ等、多くの形態を取る事ができる。

1950年代、CIA長官アレン・ダレスの下で開発された、マインド・コントロール計画:MK-ULTRA は、冷戦時代の頭脳戦の一環として、何百人もの疑う事を知らない米国の一般市民や軍人にLSDを投与し、中にはビーチや街のバー、レストランで飲み物に幻覚剤を混入させた人もいた。

 

真夜中のクライマックス作戦では、CIAは売春婦を雇って男性を盗聴室に誘い込み、そこでLSDを投与し、セックスを観察したのです。

ブリアナ・ノフィルが説明するように、

 

「MK-Ultraの」

「『マインド・コントロール』実験は一般に」

「電気ショック療法、催眠術、ポリグラフ」

「放射線、様々な薬物、毒物、化学物質を使った」

「行動修正が中心であった」

CIAは、MKULTRA計画に、2000万ドル近くを費やし、暗殺を実行する様に、人々をプログラムする手段として、また、それ程でもないが、不安を誘発し、記憶を消去する手段として、閉鎖されたとされる前に、その計画を行ったと伝えられている。

 


ある研究によれば、海外のCIAの隠れ家に収容された被拘束者は、

 

「文字通り」

「薬物、催眠、拷問を」

「組み合わせた実験的手法で」

「死ぬまで尋問され」

洗脳技術と記憶の消去を」

「習得しようとした」

 

と、報告されている。

同様に、Netflixの、ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス」のインスピレーションとなった極秘プロジェクトモントーク・プロジェクトは、マインドコントロール技術の開発に取り組み、それを近くの村の地元住民に試して、犯罪の波を引き起こしたり、十代若者を集めさせたりしていたと言われています。

 


ジャーナリストのロレーヌ・ボワソノーは、

 

「MK-ULTRAは」

「人体実験の倫理規範に違反していたにも関らず」

洗脳実験の遺産は米国の政策の中で生き続けた

「と結論付けている」
 

「且つて米兵の訓練に使われたのと同じ方法が」

「イラクのアブグレイブや、グアンタナモ湾で」

「テロリストから情報を引き出す為に」

「使われる事になったのだ」

 

と、結論付けている。

現代に話を戻すと、政府は技術の進歩と科学的実験に助けられて、新しい時代のためにサイコパス戦争を更新してきたことは明らかである。

 

例えば、政府は拡大し続ける武器やテクノロジーを使って、人々の行動に影響を与え、コントロールする力を手に入れたのだ。

事務処理に対する人々の反応に影響を与えようとする行動プログラムから、他のもっと重要な事柄に関する国民の見解を形成しようとする政府のプログラムへ、ホップ、スキップ、ジャンプするのは簡単なことだ。

 

この様に、米国を含む世界中の政府は、自由意志の体裁を保ちつつ、権力者が望む方向に市民を誘導する為に「ナッジユニット」に頼る事が多くなっているのです。

例えば2014年、ワシントン州のフュージョン・センター(国土安全保障省と連携し、州、地方、連邦政府機関の間で情報を共有するデータ収集機関が、遠隔マインドコントロール戦術(「サイコエレクトロニクス」兵器を使って遠隔から人をコントロールしたり、様々な苦痛を与えたりする事)関する記録を誤って公開したことがある。

実際、コロナのパンデミックは、パンデミックの脅威を装った心理戦と考えるのが自然だろう。

 

サイエンス・ライターのデービッド・ロブソンが説明するように。

 

「伝染病に対する恐怖は」

「我々をより順応主義的、部族主義的にさせる...」

「病気を毎日思い出させる事は」

「我々の政治的所属を揺るがす事さえある...」

「様々な実験が、我々が病気の脅威を感じる時」

「より順応主義的になり」

「慣習を尊重する様になる事を示している...」

「パンデミックの喚起画像によって」

「(実験参加者は)奇抜さや反抗よりも」

「順応や服従を重視する事になった...」と。

こうして民衆を説得して、警察国家と歩調を合わせて自分達を(そしてお互いを)警察する様に、仕向けるのだ。

 

一度に一つずつ慎重に調整された危機を与えて恐怖要素を高め、規範から逸脱する者を信用しないように教育するのである。

これはマインドコントロールの新しい試みではない。


ネット上の活動を監視し、所謂「偽情報」を取り締まろうとする政府の傾向が加われば、オーウェル著『1984年』の様な、現実の再編成が行われる事になる。

この「心の取り締まり」は、作家のジム・キースが

 

「情報と通信源が」

「次第に一つのコンピュータ化された」

「ネットワークに繋がれ、何が放送され」

「何が語られ、最終的に何が考えられるかを」

「前触れもなくコントロールする機会を提供する」

 

と、予言した時に、正に危険であると警告したものである。

所謂「憎い」考えや表現を取り締まり、自己検閲を促し、様々なテーマに関する自由な議論を減らす憎悪犯罪法制によって、これが州や連邦レベルで展開されるのを私達は既に目にしているのです。

これらのマインド・コントロール・キャンペーンの最終目的は、より大きな善を装って、全体主義的な警察国家をイメージして国を再形成する為に、米国民が政府のやり方を何処まで許すかを見極める事である。

政府の恐怖を煽る事は、マインドコントロールのプログラムにおける、もう一つの重要な要素である。

単純な、公式だ。

 

国家的な危機、世界的な大流行、報道されるテロ攻撃、散発的な銃乱射事件によって、我々は常に恐怖の中におかれている。

 

恐怖に伴う感情的なパニックは、実は脳の前頭前野や理性的な思考部分をシャットダウンしてしまう。

 

詰り、恐怖で頭がいっぱいになると、思考が停止してしまうのです。

自分で考える事を止めた民衆は、プロパガンダや、洗脳、マインドコントロール、或いは単なる恐怖政治によって、簡単に導かれ、簡単に操られ、簡単にコントロールされてしまうのである。

恐怖は政府の力を強めるだけでなく、国民を派閥に分け、互いを敵と見做す様に説得し、他の音をかき消すように叫び続けさせる。

 

こうすれば、何事も合意に達する事は無く、最後の圧殺の幕が下りるまで、警察国家が自分達に迫っている事に気が付かない程、注意散漫になるだろう。

このマキャベリ的な計画は、国民を虜にし「我々」「彼ら」の考え方を採用する様に洗脳・操作されている事に気付く米国人さえ殆どいない。

 

その間に、ロビイストや、企業に買収された権力者達は、自分達に都合のいい様に計画を進めていく。

恐怖によって我々を操り、コンプライアンスを守らせるこの目に見えない社会の仕組みは、米国の理論家エドワード・L・バーネイズが「我が国の真の支配力である目に見えない政府」と呼んだものである。

バーネイズが代表的な著作『プロパガンダ』を書いたのは、今から約100年前の事である。

 

「政治やビジネスの分野であれ」

「社会的行動や倫理的思考であれ」

「日常生活の殆ど全ての行為において」

「私達は大衆の精神過程や」

「社会的パターンを理解する」

「比較的少数の人物に支配されている」

「大衆の心を支配する」

「電線を引いているのは彼らなのだ」

私は、拙著『戦場アメリカ』の中で指摘している。

 

拙著『バトルフィールド・アメリカ:米国民との戦争』や、そのフィクションである『エリック・ブレア日記』で指摘した様に、裏で動く、この見えない支配者達(ディープ・ステートの立役者)にとって、我々は洗脳、操作、制御される紐付き人形に過ぎないのである。

 

  


ここ何年もの間、政治家や官僚といった権力者たちは、どの政党に属してい様と、暴君の様に考え、卑劣な独裁者のように行動して来た。

 

私達は、自分で考え、健康について決断し、家庭や家族、企業を守り、最善の利益の為に行動し、政府に説明責任と透明性を求め、一般的に自分の人生をコントロールできるかの様に行動する権利がないと信じ込むよう洗脳しようとしたのだ。

しかし、政府は間違っている。

私達には、あらゆる権利があります。

 

何故か判りますか?

何故なら、独立宣言にある様に、私達は創造主によって、生命、自由、財産、幸福の追求という、如何なる政府も奪う事のできない権利を、授かっているからです。


今こそ私達は、政府に「私達国民」が、責任者である事を思い出させる時なのです。

憲法学者で作家のジョン・W・ホワイトヘッドは、ラザフォード研究所の創設者であり、代表を務めています。

近著に、ベストセラー『バトルフィールド・アメリカ:米国人に対する戦争』(ベストセラー)、『狼の政府』(受賞)、『出現する米国の警察国家』(受賞)、デビュー作のディストピア小説「エリック・ブレア日記」などがある。

ラザフォード研究所のエグゼクティブ・ディレクター。この記事は、
The Rutherford Institute に、掲載されたものです。

 

欺瞞の支配者たち:政府による恐怖のプロパガンダ、マインドコントロールと脳内戦。