西ヨーロッパは今「完全な金融崩壊」に直面している - 専門家やアナリストが緊急に警鐘を鳴らす
2022年9月8日(木曜日) 記:マイク・アダムス

 

西ヨーロッパは、食料、肥料、エネルギー、産業を取り巻く壊滅的な欠乏と価格高騰による「完全崩壊」に直面していると、本日の状況更新ポッドキャスト(下記)に登場した、デビッド・ダビーン氏は警告しています。

 

   

 

銀の第一人者であるデビッド・モーガン氏は、欧州の銀行は、エネルギー市場への露呈と、西欧州政府が、今や不可逆的となった壊滅的なエネルギー不足に対処しようとお金を印刷し続ける事を望む為に、システム不全(及び「ベイルイン:債権者の損失補填」)の可能性に直面していると付け加えています。

 

  


米国の銀行も欧州経済へのエクスポージャーを持っている為、西欧の銀行、政府、通貨の破綻は伝染病の様に米国とドルに波及する事になる。

 

解決策が観得ず、欧州の政治家は、この危機を招いた自殺的な政策を撤回する事さえ考えようとしない為、西欧州は食糧、エネルギー、産業、農業、通貨が同時に崩壊する運命にあるようだ。

プーチンは、結局の処、NATOと戦争をする必要はなさそうだ。
NATO諸国は驚異的なスピードで自滅している。


女王の死は西洋文明の死を意味する

 

今日のエリザベス二世の死は、西欧州の死が、そう遠くない内に起こる可能性が高いので、これ以上ない程タイムリーな出来事である。

 

エリザベス2世が死去

 

女王は死んだが、常識、合理性、財政的健全性、農業の健全性も死んだのである。

 

どんな文明も、食料、エネルギー、貨幣がなければ生き残れない。

 

西欧州の指導者達は、この3つを完全に破壊する事に執念を燃やしている。

今、私達は、数十年に渡る徳政令と誤った政策決定が結実し、
第二次世界大戦以来目撃されていないレベルの荒廃で西欧州を屈服させるのを、恐怖の中で見るまで、後数ヶ月しかないのである。

スイス政府は現在、摂氏19度(華氏約66度)以上の暖房を行った者に、
3年の実刑判決を下すと脅している。

 

冬に暖房をかけすぎたスイス人が刑務所行きになる可能性 - 報告書

 

また、60℃以上のお湯を沸かすと犯罪になるとも言われており、料理にも適用されるとなると、スイスでは犯罪者にならない限り、誰もお湯を沸かすことができなくなる。

どうやら、スイス政府は「
温度警察」と呼ばれる人達が、人々の家に押し入り、室内の温度を測定し、誰も実際に暖かくしていない事を確認する為に、次々と出動する事になりそうです。

 

例え、薪で暖房していても、熱の出し過ぎで刑務所に入る事もある。

 


ヨーロッパの没落は、他の多くの国にも波及するだろう。

 

残念ながら、この自業自得の破滅は、西欧州の崩壊だけでは終わらない。

 

この全ての軌道を直ちに変更しない限り、破局は、米国、カナダ、オーストラリア、日本を含む全ての西側諸国に広がり、その産業、不動産価値、GDP、通貨を崩壊させるだろう。

 

中国、ロシア、インド、サウジアラビアが、既に進めている世界的な脱ドル努力と相俟って、ユーロ、円、ドルさえもシステム的に容赦なく一掃されると見ているのである。

豊かさの時代は終わった。

 

崩壊の時代に備えよ。

結論は?

 

抜本的な軌道修正が直ちに行われない限り、西欧州は、2023年に壊滅的な崩壊に見舞われるだろう。

 

崩壊」とは、企業や産業の50%以上が操業を停止し、大陸中に大量の貧困と怒りの反乱を引き起こし、広範な飢餓と被爆による死(凍死)を併発する事と定義される。

米国の崩壊は、完全に起こるには、もっと時間が掛るだろうが、それも避けられない。

 

ドルは間もなく歴史的な存在となり、米国政府の財政的な支払能力は事実上一晩で蒸発する事になる。

米国も、欧州も、
大規模な反乱、一揆、暴力革命で終わりそうだ

 

グローバリスト達が、生物兵器ワクチンや、人工飢餓で、何十億人も殺そうと必死になっているのも無理はない。

ところで、この努力の一部は、西側諸国が不可抗力を宣言する事で負債の「帳消し」を行い、それによって財務省の債務者と自国民の受給者の両方に対する全ての金融債務を帳消しにできる様にする為に
意図的に行われている。

 

例えば、連邦政府の年金を受け取っている人は、干上がったまま放置される事になる。

 

更に悪い事に、ユーロ、円、ドル等の通貨を保有する人々は「偉大なるリセット」が、完全に実現した後、1ドルで5セントを得るのがやっとだろう。

連邦政府の為に働いていたチンピラ達は、言い換えれば、何も残らない事になるのだ。

 

8万7000人の国税庁職員もそうだ。

 

彼らは、未だ米国人を脅す積りで居るが、直ぐに生ゴミを捨てに行く事になるのだろう。


経済専門家のトゥオマス・マリネンは、欧州の大惨事は「騒乱」が解き放たれる迄「数週間」しかないと警告している。

 

フィンランドのヘルシンキにあるGnS EconomicsのCEOで博士のトゥオマス・マリネン氏は、

 

  

 

「私は皆さんに、欧州の状況は」

「多くの人が理解しているよりも」

「ずっと悪いとお伝えしています」

 

と、ツイートした。

我々は本質的に、再び銀行危機に陥り、産業基盤や家計が崩壊し、その結果、経済が崩壊する瀬戸際にいるのだ。

 

Tuomas Malinenのフォーキャスト・ニュースレター:高精度な予測と準備

 

トゥオマス・マリネン氏は、Substack.comにも寄稿しており、The Epoch Timesにもコラムを掲載している。

 

Tuomas Malinen:ヘルシンキに拠点を置くマクロ経済コンサルタント会社GnS EconomicsのCEO兼チーフエコノミスト、経済学の准教授。10年にわたり経済成長と経済危機を研究しています。自身のニュースレター(MTMalinen.Substack.com)で、マリネンは予測や、不況や迫り来る危機にどう備えるかについて述べています。

 

マリネン氏は、食料、水、現金、木材を買い溜めするよう人々に警告し、耳を傾けてくれる人々に対して「完全なプレッパー」になるよう呼掛けている。

 

悲しい事に、殆どの欧州人、そして殆どの米国人はまだ聞く耳を持たず、全てが、大混乱に陥った時、全く準備不足のまま捕まる事になるのだ。

トゥオマス・マリネン氏は、
欧州では「騒乱」が起こるまで(精々)「数週間」か「数ヶ月」しかないと言っている。

 

私は皆さんに、欧州の状況は多くの人が理解しているよりもはるかに悪いとお伝えしています。我々は本質的に、再び銀行危機、産業基盤や家計の崩壊、ひいては経済崩壊の瀬戸際にいるのです。短いスレッドです。1/4

 

更に2人の専門家から話を聞く。モーガンとデュバイン、お金と食と農の真実を解き明かす


今日の状況更新は、デビッド・モーガン氏と、デビッド・ダビーン氏による、2時間の「ダブル・デビッド」スペシャルで、私自身の分析も加えて、人類にとって壊滅的な結論にまとまっている。

 

  

 


私見では、これは今年(今のところ)最も重要なポッドキャストであり、十分に聴く価値がある。

2022年9月8日の状況更新 - 西ヨーロッパは現在「完全な金融崩壊」に直面している - 専門家やアナリストが緊急に警鐘を鳴らしている。