ロシア外交の、新たな優先事項の概要
「大ユーラシア」経済的枠組みがロシアの最優先外交目標になる可能性、外務省高官戦略官が指摘

2022年8月3日

ファイル写真。中国の習近平国家主席(右)と握手するロシアのプーチン大統領(左)。©Kenzaburo Fukuhara / Pool via Getty Images

 

ロシア外務省の上級戦略官であるアレクセイ・ドロビニンは、大ユーラシアにおける自由貿易と地域統合の促進が、今後数年間、ロシアの外交政策の優先事項となる可能性があると言う。

 


所謂、大ユーラシア・パートナーシップ(GEP)の背後にある考え方は、各国の国内政策に干渉する事無く、国家間の経済関係を促進することである。

 

 

ドロビニン氏によれば「大陸の全ての国や組織に開かれた、経済統合と安全保障の枠組みの輪郭」として機能することになる。

「その付加価値は」

「統合プロジェクト」

「国家開発戦略」

「生産チェーン、物流」

「エネルギー輸送回廊の」

「調和のとれた結合であろう」

 

と、水曜日に発表された基調論文に書いています。

 

 

GEPは、2015年にプーチン大統領が初めて提案した。5月下旬、旧ソ連の複数の共和国が加盟する地域統合機関「ユーラシア経済連合」の首脳を前に演説した際、そのメリットをアピールした。

 

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