米国、景気後退に突入 
バイデン大統領は『我々は正しい道を歩んでいる』と反論している。

2022年7月28日

 

米国経済が2四半期連続で縮小し、景気後退の基準の1つを満たした事が、木曜日に発表された公式の数字で示唆された。

米国政府のウェブサイトで公開されたリリースによると、2022年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は、第1四半期の1.6%減に続き、年率0.9%の減少となった。

 

尚、第2四半期のデータは事前推計であり、より完全なデータは8月に発表される予定であるとしている。

GDPの減少は、政府支出、小売業、その他の部門の減少を反映しているとリリースは述べている。

景気後退とは、経済活動の長期的な低迷のことであり、多くの場合、一国のGDPが2四半期連続で減少する事と定義される。

 

通常、経済生産高や消費者需要の減少をもたらし、失業に繋がる。

「米連邦準備制度理事会(FRB)が」

「インフレを抑える為に、行動している為」

「経済が減速している事は驚く事ではない」

 

と、ジョー・バイデン米大統領は木曜日、この数字についてコメントした。

「しかし、歴史的な世界的課題に」

「直面しているとしても」

「我々は正しい道を歩んでいる」

 

とも述べた。

これは、米連邦準備制度理事会(FRB)が水曜日に75ベーシスポイントの追加利上げを行い、今後数ヶ月の間に、更に利上げが必要である可能性を示唆したことを受けてのことである。

パウエルFRB議長は「我々は景気後退を望んで居る訳ではなく、その必要もないと考えている」と述べた。

米国のインフレ率は先月9.1%に上昇し、主に燃料や食料の価格上昇によって、1981年以来最も速いスピードで上昇した。