うつ病は、脳内化学物質のアンバランスが原因ではない事が判明
2022年7月26日(火) by: イーサン・ハフ

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うつ病は、悪い状況や、悪化の一途をたどる悪の世界に対する自然な反応に過ぎないということだろうか。

 

これは、新しい包括的なレビューによって否定されたばかりの、所謂「化学的不均衡」説よりもずっとありそうなことである。

 

うつ病は脳内化学物質の不均衡が原因ではない可能性が高い - 新しい研究結果
 

うつ病は脳障害の一種で、医薬品で化学的に治療できるという考えは、1960年代に製薬業界自身が生み出したものだ。

 

その狙いは、SSRIとしても知られる選択的セロトニン再取り込み阻害剤の形で新薬を売り込むことにあったのだ。

 

(関連記事:妊娠中のSSRI服用は子供達の脳障害につながる

 

米国の様な且つて自由だった西洋社会が、忌まわしいグローバリストの専制政治に陥って行くに連れて、自然に鬱状態になる人が増々増えている。

 

彼らは医療産複合体から、うつ病の原因となっているものを無視し、代わりに「正常」であり続ける為に常に薬漬けになる様にと日常的に言われている。

60年以上に渡るこのアプローチにより、薬物中毒の国民が生まれ、一例として英国では、成人の6人に1人が「正気」で居る為に、うつ病の処方箋医薬品を服用しているのです。

 

これは正しいアプローチではなく、恐らく善よりも害を及ぼしているのです。

「うつ病のセロトニン理論は」

「うつ病の起源に関する生物学的理論の中で」

「最も影響力があり」

「広範囲に渡って」

「研究されてきた理論の一つです」

 

我々の研究は」

「この説が科学的な証拠に」

「裏付けられていない事を示している」

「又、抗うつ薬の使用根拠にも」

「疑問を投げかけています」

 

「抗うつ剤が、うつ病に」

「影響を与えるかもしれない方法について」

「他に認められた」

「薬理学的メカニズムはありません」

 

「抗うつ剤が、プラシーボとして」

「或いは、感情を麻痺させる事によって」

「効果を発揮するのであれば」

「害よりも良い事をするのか否かは」

明らかではありません」

 

と、The Conversationは報告しています。

 


多くの人が正当な理由でうつ病になっており、その解決策は医薬品ではありません

 

大手製薬会社は、変わり続ける社会に対して感じている憂鬱は異常であり、薬物療法によって「修正」する必要があると西洋人に信じ込ませる事で、実に巧みに利用したのである。

社会を立て直し、日常生活を地獄の様な倒錯と社会破壊の地雷原に変えたグローバリストを排除する為に協力するのではなく、人々は大手製薬会社の「化学的不均衡」理論を事実として受け入れ、60年以上たった今、医薬品に溺れた米国がここにあるのである。

The Conversation のコメント欄では、多くの意識の高い人々が、うつ病は「今日の世界に対する完全に合理的な反応であり、もしあなたがうつ病でないなら、注意を払っていない!」と指摘し、その中の一人の言葉を引用しています。

「より良い未来が必要な薬かもしれない」

 

と、この同じ人は付け加えています。

また、別の人は、ヒヒを対象に行われた研究で、ケンカで負けたり、他のヒヒに虐められたりして、自分がヒエラルキーの最下層に居る事が判った者は、うつ病を指摘する様な行動を取る事を指摘した。

「一見、うつ病は」

「社会的敗北に対する」

「正常で適応的な反応とさえ言える」

 

「現代社会では」

「抑うつ的な行動は適応的でないと云うのが」

「人々の問題なのです」

「生産的で明るくあり続けなければ」

「事態は増々悪くなる」

 

と、この研究者は説明しています。


例えば、不法滞在者の容赦ない侵入によって社会がより反社会的になったり、特に若い人達の機会が減り続ける事は「誰でも落ち込むには十分だ」と、もう一人は付け加えた。

「個人を薬漬けにするのは」

「社会問題や世界問題に対処するための」

「古典的な新自由主義の反応のようだ」

 

と、この人は付け加え、更に「治療」という考え方も、その個人を常に苦しめている悪の社会ではなく、その個人に何か問題がある事を前提にしている事を指摘した。