中国、日本の模擬戦闘機を爆破-衛星画像で確認
2022年7月16日


衛星画像は、中国が日本の軍用機の模擬機を爆破している様子を示している。中国による台湾併合の可能性は、日本の安全保障を著しく損ない、より大きな対立の火種となるとの懸念が高まっている。

 

人民解放軍は、日本最西端の有人島である与那国島が110キロしか離れていない為、台湾への侵攻が日本との対立につながる可能性があることを承知している。

 

 

日本の当局は、台湾の安全保障と自国の安全保障との間に関連性を確立し、日本が台湾の防衛に参加することを可能にした。

 

日経が引用したプラネット・ラボのレポートによると、PLAはその対応として、中国北西部の砂漠地帯である新疆で、日本の自衛隊の模擬航空機にミサイルを1発または2発発射したという。

日経は、米国に拠点を置く衛星事業者Planet Labsが撮影した写真を調査した。

 

5月中旬の同じ場所の写真には、自衛隊が使用する空中警戒管制システム(AWACS)であるE-767のような形の物体、滑走路、駐機場に似た建物などが写っていた。

 

7月13日の写真には、破壊された物体のほか、がれきや黒い焼け跡が写っている。

 

 

これまでの衛星写真では、7月2日時点でも物体は残っていた。 

 

天候により撮影できない日もあったため、正確な時期は不明だが、7月上旬に破壊されたようだ。

 

自衛隊機を模した物体が破壊されたことが確認されたのは初めて。

- 日本経済新聞



自衛隊が使用するボーイングE-767AWACSの模擬機とみられるものについて、モントレーのミドルベリー国際問題研究所の教授で衛星写真の軍事分析に詳しいジェフリー・ルイス氏は「これは何らかの弾道ミサイルのテストだったと結論付けてもいいと思う」と述べている。

 

 

 

この写真は、新アメリカ安全保障センターのトム・シューガット非常勤上級研究員も調べており、ミサイルが使われた可能性があるという結論に達している。

 

「この模擬標的の目的が」

「ミサイル弾頭が特定の高価値の航空機を」

「認識し攻撃する能力をテストすることであり」

「その能力が実際にテストに成功したとすれば」

「そのような兵器の配備により」

「PLAがE-767などの」

「主要航空機を攻撃する能力を改善できる」とある。

PLAがダミーAWACSやその近辺の航空機を具体的に狙うために何を利用したかは不明である。

 

元陸上自衛隊幕僚長の岩田清文氏によると、衝撃のクレーターがない事から『AWACSの物体はミサイルが当たったのではなく、燃やされた可能性がある』という。

昨年、同じ砂漠地帯で、PLA軍は武器訓練に使うためにアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦2隻と米海軍空母のダミーも建造している。

 

日経によれば「空母には、専門家がミサイルの衝撃でできたと言う跡があった」

中国は、台湾への侵攻が計画された場合、日本と米国が紛争に巻き込まれる可能性があることを認識しているようだ。

 

この為、中国とロシアは結束して、先月、台湾と与那国島の間で合同軍事演習を行った。