肥料価格の上昇で『米』の生産量が10%激減し、5億人を脅かす可能性
2022年4月21日(木) by: アルセニオ・トレド

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世界的な肥料価格の高騰がアジアの稲作農家に影響を与え、世界の米生産量を10%程度も減少させる恐れがある。

 

世界の米生産量10%減、人類の半分が危機的状況に
 

米の生産量上位10カ国の内9カ国がアジアにあり、その内5カ国が東南アジアで、世界の米生産量の約30%を占めている。

 

公平で収益性が高く、環境に優しい米の農業・食品システムへの移行
 

近年の世界的な経済危機により、今後の収穫が危ぶまれており、インド、ベトナム、フィリピンの多くの農家は、昨シーズンほど多くの米を植える事ができないのではないかと心配している。

仮に来季の米の収穫量が10%縮小した場合、約3600万トンの米に相当し、約5億人を養うことができる。

 


更に悪い事に、国際稲作研究所の上級農業経済学者であるヒュムナス・バンダリによれば、これは「非常に保守的な見積もり」だという。

 

世界有数の肥料輸出国であるロシアとベラルーシへの経済制裁が継続されれば、その影響は遥かに深刻なものになるだろうと彼は考えている。

 

(関連記事:ウクライナ紛争が長引けば長引く程、世界的な食糧危機の引き金になる可能性が高くなる


肥料の価格は、供給難と生産難の為に、ここ数カ月上昇している。

 

最近のロシアのウクライナ侵攻と、それに続く欧米主導のロシアとベラルーシ両国に対する制裁は、状況をさらに悪化させた。

 

両国は、世界中で使用されるほぼ全ての主要な種類の肥料の主要な供給国である。

ロシアとベラルーシの肥料輸出が突然途絶えた事による肥料コストの高騰は、食料インフレを深刻化させる恐れがある。

 

この結果、作物の収量が落ちれば、世界のサプライチェーンは大きな打撃を受ける可能性が高い。

ブルームバーグのジャーナリスト、Pratik Parija氏、Mai Ngoc Chau氏、Ditas Lopez氏は「事実上、全ての料理は肥料の助けを借りて食卓に上る」と指摘しています。


アジア各地の稲作農家が肥料コストの高騰で生活を脅かされている。

 

米の価格は、小麦やトウモロコシと違って、十分な生産量と既存の世界的な備蓄の為に、最近の経済危機の間中、上昇しなかった。それ処か、米の価格は下がっている。

詰り、消費者はまだ十分な量の米を購入する事ができますが、米生産者は収穫の為のコストの膨張と利幅の縮小に対処しなければならないのです。

ベトナム南部キエンザン省で農薬や肥料を販売する店のオーナー、グエン・ビン・フォン氏は、尿素肥料の50キロ(110ポンド)袋の価格が、この1年だけで3倍になったと話す。

 

その為、顧客の多くは肥料の使用量を10〜20%減らさざるを得なくなった。

「農家は肥料を減らせば」

「その分利益が減る事を」

「受け入れるのです」

インド中南部のテランガナ州の農家、ソマシェカール・ラオは、肥料コストの上昇により、25エーカーの土地で十分な量の米を栽培するのに苦労しているという。

 

十分な肥料を調達できないため、今後の収量は5〜10%減少すると見込んでいる。

南アジア、東アジア、東南アジアでは米を主食としているため、これらの地域の政府は、収量の減少を防ぐために肥料を補助するなどして、価格を抑えようとしている。

肥料を大量に輸入しているインドは、農家を価格上昇から守る為に、2月の補助金予算140億ドルから更に増やして、約200億ドルを肥料補助金として使う予定である。

インドは世界第2位の米生産国で、2016年には約1億6,000万トンの米を生産しています。ネパール、バングラデシュ、サウジアラビア、イランといった国への米の主要輸出国の一つである。

国際稲作研究所によると、肥料価格の高騰に対応し、肥料の使用を控える農家も出てきている。

 

この地域では化学肥料の過剰使用が横行しており、農家はより効率的に資源を利用するよう奨励されている。

 

当研究所と連携している多くの農家は、収穫量を維持する為に化学肥料と有機肥料を併用し、土壌の健全性の向上に努めています。

しかし、こうした取り組みにはまだ時間がかかり、アジア全域の農家は暫くは高いインフレに対処しなければならないでしょう。

 

米穀機構は、最も困難な時代はこれからだとさえ警告している。

「このままでは」

「物価が上がり続けるのは必至です」

「どこかで反映させなければならない」

 

とバンダリさん。

「ヘルスレンジャー・レポート」ポッドキャストのこのエピソードを聞いてください。ヘルスレンジャーのマイク・アダムスが、米国での遺伝子組み換え食品の崩壊が、今度は肥料の出荷をターゲットにして居る事を語っています。

 

状況更新 2022年4月17日作物暴落秒読み : 米国で鉄道による肥料輸送が停止される
 

 

※Gen

 

来るものは来る。

準備をしない者は飢える。

準備をしても事足りるか見通し不明。

 

国賊政治屋は相変わらず

日本の血税を害国にバラ撒いて居る。

 

食料危機が来た場合

連中は備蓄用までバラ撒くだろうと

読んで居た方が好いだろうと思う。