米国は軍需品が底を付き、産業衰退とサプライチェーン崩壊で何年も代替が不可能に
2022年4月20日(水) 記入者:マイク・アダムスTags: ammunition, Collapse, equipment, Javelin, Joe Biden, military, missiles, munitions, national security, Pentagon, Russia, supply chain, Ukraine, White House
ロシアが今、世界規模のICBM「サルマット」ミサイルシステムの試験発射を完了した様に -- 再突入(核)ビークルの目まぐるしい配列で世界の何処の標的にも到達できる -- ロシア・ウクライナ紛争による米国の軍需品の急速な枯渇に警鐘が鳴らされている。
サルマット・ミサイルはロシアの敵に「よく考えさせる」だろう。プーチン
米国防総省は、数千のジャベリン対戦車兵器を、数百万発の弾薬、砲弾、ロケット、ドローン、兵員輸送車と共にウクライナに輸送した為、米軍が本土防衛を必要とした場合に、利用できる備蓄が急減する事になったのだ。
「米統合参謀本部議長の」「マーク・ミリー将軍は」
「議会で、西側諸国は」
「6万個の対戦車兵器と」
「2万5000個の対空兵器を」
「キエフに提供したと述べた」
「米国防総省は現在」
「大砲、沿岸防衛用無人機」
「その他の資材を」
「ウクライナに」
「追加で急送する計画を立てている」
と、BloombergQuint.comは報じている。
ペンタゴン関係者によると、キエフは毎日、1週間分の対戦車弾を使い果たしているという。又、ロシアの空爆と戦闘による損失で、使用可能な航空機が不足している。
マリウポリなどでは弾薬が不足している。
この為、欧米諸国は、ウクライナに更に物資を投入するか、自国の防衛に必要な有限の能力を温存するか、厳しい選択を迫られている。
武器備蓄の再構築には数年掛るだろう
更に悪い事に、これらのシステムの多くは補充が極めて困難で、供給を回復する為に何年も製造する必要がある事が分かっている。
例えば、ジャベリンミサイルはウクライナに何千発も送られているが、現状では米国が製造できるのは年間約1,000発だけである。(下記参照)
憂慮すべき問題を助長しているのは、急速に広がっていると思われるサプライチェーンの崩壊で、兵器メーカーが製品に必要な材料や部品を調達することが不可能ではないにせよ、困難になっているのである。
更に、多くの兵器システムサプライヤーはシングルソースサプライヤーであり、その部品や兵器に対する軍のサプライチェーンに冗長性がゼロであることを意味する。
更に悪い事に、これらのシングルソースサプライヤーの多くは、中国や台湾からのマイクロチップやその他の部品に依存しており、その様な部品は世界大戦中に入手不可能になる可能性がある事を意味している。
最後に、悲惨な現実をまとめると、米国の工業能力は過去20年間で急落している。
米国人の中には「仕事」なるものをやりたがる人が殆どいないと云う事実もあり、第二次世界大戦で第三帝国や日本帝国を凌駕した生産力を米国が再び発揮する事は不可能である。
1930年代~40年代に掛けて、米国は強い労働倫理と、主に国内調達に基く優れた産業生産力(例えば鉄鋼)を持っていた。
現在、米国は国内製造業を殆ど持たず、労働倫理も殆ど残っていない国へと崩壊してしまった。
米国が「生産」している主なものは不換紙幣(借金の塊)であり、明らかに鉄鋼の代わりにはならない。
その他の米国の輸出品には、リバタードの文化的狂気、小児性愛(グルーミング)、ビッグ・テックの検閲、オーウェル式の追跡技術等がある。
要するに、米国は負債、不幸、狂気以外には殆ど何も生産していないのだ。
(但し、肥料が有れば)
(可也の量の農作物を作る事ができる)
軍事態勢を整える方法を「印刷」する事はできない。
アナリストが今になって気付いて居る様に、軍需品や兵器システムを印刷する事はできない。
確かにお金を印刷して、豊かな経済、上昇する株式市場、高い通貨速度を装う事はできるが、それらは全て中央銀行による通貨偽造に基くフィクションである。
一方、軍事兵器は実在のものから製造されなければならない。
銅、鉄、電子機器、火薬、アルミニウムなどです。
そして、これらの本物を入手する事は増々難しくなっている。
主に、西側諸国がロシアに対して滅茶苦茶愚かな経済制裁を行ったことが原因だが、これが西側諸国に対して裏目に出て、非常に頑強なサプライチェーンの混乱を引き起こしている。
又、国内の兵器生産を他国に委託する事もできない。
国内生産の要点は、世界的な戦争の真っ只中にいるときに、国防用の兵器を作る事ができる工場を持つ事だからである。
米国は、中国や他の国に殆ど全ての製造を委託している為、第二次世界大戦後の製造能力の影が残っているだけだ。
もっとお金を刷ってもこの問題は解決しない。
詰り、偽大統領ジョー・バイデンは何をしたらいいのか判らないと云う事だ。
実際、ジョー・バイデン最高司令官の下でホワイトハウスが追求しているその「解決策」のトップ2は、次のようなものだ。
1)もっとお金を刷る
2)国内のインフラを閉鎖する。
その結果は、破滅的としか言いようがない。
米国は、国防のための武器を製造する能力を失いつつある。中国は間違いなく、この全てを注意深く観察している。
米国の軍事態勢の崩壊を予測し、中国が米国大陸に侵攻する為の完璧な状況を示しているのである。
ロシアもまた、米国が兵器システムを使い果たすのを見守っている。
この件に関するロシアの見解は、Sputnik Newsが最近掲載した記事『米国、ウクライナに送るジャベリン対戦車ミサイルが不足: 報告書』という記事を掲載した。その記事から。
米国、ウクライナに送る対戦車ミサイル「ジャベリン」が枯渇。報告書
米国とその同盟国は、過去1ヶ月半の間にウクライナに最大1万7000の対戦車兵器を送った。
ジャベリン・ミサイル・システムの在庫の約3分の1をウクライナに移したので、ペンタゴンは自国の安全や米国の海外での戦争の可能性に不可欠な在庫を使い果たすかもしれないと、戦略国際問題研究所研究員のマーク・カンシアン氏が計算している。
同報告書では、ジャベリンミサイルの交換には3~4年かかると結論づけている。
現在のジャベリンの生産量は年平均約1000個で、国防総省は緊急時には年間6480個まで製造可能だと保証している。
しかし、発注から納品まで32ヶ月掛る事を考えると、この生産量に達するには何年も掛るとカンサン氏は言う。
「詰り、これまで納入されたミサイルを交換するには、3〜4年程度掛ると云う事だ。米国がウクライナに更にミサイルを納入すれば、この交換に掛る時間は延びる」と強調する。
国防総省によるジャベリン生産の概要。© Photo : 米国国防総省
同様の状況はスティンガー対空ミサイルにも存在し、こちらもウクライナに大量に送られ、米国の備蓄を枯渇させている。
ロシアが戦車を使い果たす前に、アメリカが槍を使い果たすか?
米国の軍事兵器は時代遅れであり、ロシアの近代的で高度な兵器システムに対して殆ど効果がない。
もうひとつの「なんてこった」要因は、米国の軍産複合体が、その腐敗と怠惰と美徳の印の無能さ(そこでは、有能なシスジェンダーの多くが解雇され、犠牲者の役割を果たす「目覚めた」振りした人達が後任になった)により、新しい効果的な兵器システムを設計する能力が全くないことである。
(米国は、何十年も前に設計された)
(時代遅れのものを、何の改良も加える事なく)
(ほぼそのまま生産しているのだ)
イディオクラシーが今、米軍を支配しているのだ。
何故、F-35戦闘機は空から落ち続けるのか?
何故、米海軍の艦船は制御不能に陥り、海上を漂流するのか?
何故米軍兵士は、殆ど機能しない劣悪な装備で紛争に駆り出されるのだろうか?
その答えは、米国防総省が米国を守る為の準備よりも、ゲイやトランスジェンダーで在る事を遥かに重視しているからである。
「目覚め」の精神は、米軍の指導者たちを、自分達の存在理由そのものを忘れてしまった愚かな少年少女に変えてしまったのだ。
彼らは、軍隊を効果的な戦闘力ではなく、覚醒した社会実験にしたいのだ。
これが、米国が、ウクライナでロシア軍と実際に対峙するのを恐れている理由だ。
ロシアは既にウクライナでほぼ全面的な制空権を確立している。
ロシアの砲兵装備は、米国よりも遥かに近代的で効果的である。
ロシアのシステムは、発射サイクル速度がはるかに速く、砲弾が実際に命中する場所をはるかに正確に狙うことができるからである。
ロシアの極超音速ミサイルは、米国や、NATOの何物によっても止める事ができません。
詰り、ロシアは自由に標的を攻撃する事ができ、NATOにはそれを止める手立てがないのです。
現在、ロシアの新しいICBMシステム「Sarmat-2」は、最大15個の独立した再突入ビークル(MIRVユニット)を搭載でき、その中には米国が保有する全ての対空防衛システムを回避できる極超音速滑空ビークルも含まれている。
更に、ロシアの対空防衛システムS-500もあります。
これらのシステムは、航空機、低軌道衛星、巡航ミサイル、極超音速ミサイルを撃ち落とすことができるほど高度で効果的です。
米国やNATOには、S-500に匹敵する様なものはないのです。
事実上、米国は戦争でロシアに勝つ事はできません。
ウクライナでは、米国の情報機関、米国の武器、米国の衛星システムが、ウクライナ人の為に作戦の全領域を動かしているが、ウクライナ軍は未だに踏み潰されて居るのだ。
ロシアはドンバス地方での決定的な勝利まで、後数週間で、NATO諸国は核兵器を発射しない限り、ロシアを止める為にできる事は全くない。
米国の優先順位が、この国を自滅の道へと導いている事が判った。
米国防総省は、有能な戦闘力としての軍を構築する代わりに、ゲイのヘリコプター乗組員を組織したり、現役兵士のトランスジェンダー性転換手術の費用を負担したりする事に、遥かに大きな関心を寄せているのである。
狂気は集団機能不全の域に達している...臨床的狂気とさえ言える。
米国防総省は今、精神を病んだ狂人達によって運営されており、ロシアと実際に戦争になれば、米兵は戦場で虐殺されるだろう。
(それは近付いて居る様だ)
今日のシチュエーション・アップデートのポッドキャストで、これらの全容を知ることができる。
2022年4月20日の状況更新 - 米国は軍用弾薬を使い果たし、何年も交換できない。