スマホ、ソーシャルメディア、世界的な技術主義を捨てた人々の為に、ダムフォンの売上が急増している
2022年4月13日(水) 記入者: イーサン・ハフ

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スマートフォンを捨て、よりシンプルでデジタル接続の少ない「ダムフォン」に戻りつつある人々は、ソーシャルメディアやグローバルな技術主義に疲れた人々にとって、より魅力的な存在となっています。

 

圧倒的なスマートフォンへの反感から、ダムフォンの販売台数が急増中
 

特に若者は、偽物のソーシャルメディア・ライフではなく、現実の生活の中でより多くの人々と関わる為に、「ブリック」携帯電話やフリップ・フォンを手にしているのです。

 

     

 

 

「スマートではないけど賢い?ダムフォン」の再来
    
ロンドンに住む17歳の、ロビン・ウェストはBBC Newsにスマートフォン持っていないと語り、友人達の間で些か異常な存在になっているという。

 

 

しかし、デジタルを捨てる風潮が広まるに連れ、その気持ちは変わりつつある。

ブリック携帯を買うまで」

スマートフォンが」

「どれだけ自分の人生を支配しているのか」

気が付かなかった

 

と、ウエストは言った。

 

 

ソーシャルメディアのアプリを」

沢山入れて居て

いつも携帯を触っているので」

仕事も捗りませんでした」

「私は自分のブリックに満足してますし」

「私はそれが自分を制限するとは思わない

「私は間違いなく、より積極的になりました

多くの仲間の様に、TikTokを延々とスクロールするのではなく、ウェストは電話を掛けたり、たまにテキストを送ったりする為
に携帯を使う。

 

それ以外の時間は、常にデジタル画面に釘付けになって居る訳ではない人間として生活しているのです。

 

 

あなたはスマートフォンが無くても生きて行けますか?

 

ウェストは、数年前、ふとした切っ掛けで、この決断をした。

 

実は彼女、中古ショップで新しいスマートフォンの買い替えを検討して居た処、古いレンガ造りの携帯電話に出会ったのだ。

 

   


MobiWireの価格は僅か8ポンド(約10ドル)で、スマートフォンの買い替えに掛る数百ドルに比べれば破格の値段だった。

 

そこで、彼女は試してみることにした。

 


スマートフォンではなく、ブリックの携帯電話を選んだことで、ウェストさんの生活は改善された事が判りました。

 

おまけに、彼女の毎月の請求額は以前よりずっと少なくなった。

 


ソフトウェア会社SEMrushのレポートによると、2018年~2021年にかけてダムフォンのGoogle検索はなんと89%も上昇したそうです。

 

 

世界の販売台数も、2019年の僅か4億台から、昨年は10億台に達したと推定されています。

「これは、2020年に12.5%減少した」

「スマートフォンの世界販売台数が」

昨年は14億台だった事と比較している」

 

と、Zero Hedgeは報じています。

イギリスでは、携帯電話ユーザーの
約10%がスマートフォンではなく、ダムホンを使用している。

価格比較サイトUswitch.comの携帯電話専門家Ernest Doku氏は、

 

「ファッション、ノスタルジー」

「TikTok動画への登場などが」

ダムフォンリバイバルに」

一役買っているようです」

 

と、述べています。

「私達の多くは」

「最初の携帯電話がダムホンだったので」

「これらの古典的な携帯電話に」

「ノスタルジーを感じるのは自然な事です」

 

と、述べています。

2017年の米国以外の市場では、ノキアは2000年に発売された象徴的な携帯電話「3310」をリニューアルしました。

 

 

オリジナルは歴代ベストセラーの携帯電話機であり、新型はヨーロッパ全域で人気を集め続けています。

「ノキアは、ハイスペックな」

「モバイルが溢れる世界で」

「3310を手頃な選択肢として押し出した」

 

と、Dokuは更に説明し、アップルと、サムスンのモデルはより華やかかも知れないが、ノキア3310は 

バッテリー寿命耐久性といった同様に重要な分野でそれらを圧倒できる」と述べている。

 


新しいNokia 3310は、アイドルモードで電源が入っている間、最大1ヶ月持つ事ができます。

 

比較的に、平均的なアップルやサムスンのスマートフォンは、新しく完全充電されたバッテリーで丸一日しか持ちません。

「以前は、Facebookやニュースなど」

知らなくてもよい情報を閲覧したり」

何でもチェックしたりして」

常に電話に張り付いていました」

 

と、スマートフォンをNokia 3310に交換したポーランド人の心理学者Przemek Olejniczakは述べています。

 


「今では」

家族や自分の為に使える時間が増えました」

「大きな利点は『いいね!』を押したり」

「共有したり、コメントしたり」

自分の生活を他の人に説明したりする事に」

夢中にならなくなったことです」

「今はもっとプライバシーが保たれています」