ペルー:インフレ抗議で混乱、大統領は軍を招集し、夜間外出禁止令を発令
2022年4月6日(水) 記入者: イーサン・ハフTags: big government, Bubble, chaos, civil unrest, Collapse, curfew, economic collapse, economy, Inflation, martial law, panic, Peru, protests, revolt, SHTF, Tyranny, uprising
新興市場であるペルーでは、インフレによる社会不安が広がっており、政府は軍に呼び掛けて夜間外出禁止令を発令しています。
ペルー全土でインフレ抗議デモが発生、大統領が外出禁止令を発令し軍を派遣
ペルーのペドロ・カスティージョ大統領は生放送で、
「全ての国民の基本的権利を守る為」
「4月5日(火)午前2時~午後11時59分迄」
「国民の移動を禁止する」
と、閣議決定した事を明らかにした。
最後に確認した処、戒厳令は人権と一致するものではないが、ここに来て、ロシアがウクライナに侵攻する以前から、ペルーでは、コロナウイルスの大流行時に明らかになったサプライチェーンの問題により、商品価格が大きく高騰していた。
ペルーでの抗議行動は、食料、燃料、肥料の価格高騰を巡り、農民やトラック運転手が主導するデモが激化し、先月始まったと伝えられている。
これに対し、ペルーのオスカー・グラハム財務相は、人々が落ち着く事を期待して、燃料や基本的な食料品に対する消費税を引き下げた。
しかし、ペルーの人々は米国人ではないので、専制政治に簡単に屈する事はない。
報道によると、ペルーの年間インフレ率は6.82%に達し、1998年8月以来最高となり、彼らは抗議を続けている。
4月の数字は7%を突破すると予想されている。
「このストライキは」「ここだけでなく」
「ペルー全土で起こっている」
と、ある無名の抗議者はロイターに対し、この状況について語った。
(関連記事:イラク全土でも抗議デモが勃発)
物価の上昇と記録的なインフレは、基本的な生活必需品のコストが上昇するのとほぼ同じ速さで人気を失っているカスティージョ大統領の政治的危機を生み出している。
カスティージョ大統領の身を守る為の唯一の選択肢は、軍隊を導入する事だ。
これは世界経済の崩壊を意図したものである。
減税の他、ペルー政府は最低賃金を約10%引き上げ、最低月収レベルは322ドル程度になった。
今のペルーの状況は、米国や他の「確立された」経済圏よりもずっと悪い。
だから、そこで見られる不安や暴力のレベルは明らかに悪くなる一方である。
Peru's president declared a state of emergency in the capital Lima as violent protests over inflation led to clashes with police, blocked highways and food shortages https://t.co/95yYfgMgFs pic.twitter.com/gwzVCpJyGm
— Bloomberg Quicktake (@Quicktake) April 5, 2022インフレをめぐる激しい抗議行動により、警察との衝突、高速道路の封鎖、食料不足が発生したため、ペルー大統領は首都リマに非常事態を宣言した
PERU: The country has declared a state of emergency, mobilized the military to support riot police, and issued several cities a curfew after nationwide protests against inflation, fuel prices and the government spread for a week. pic.twitter.com/W2v18kNDK9
— Apex World News (@apexworldnews) April 5, 2022インフレ、燃料価格、政府に対する抗議が1週間にわたって全国的に広がったため、同国は非常事態を宣言し、軍隊を動員して機動隊を支援し、いくつかの都市に夜間外出禁止令を発令した。
Dmonstrators clash with riot police during a partial strike of cargo and passenger carriers in Peru. A partial strike of cargo and passenger carriers caused road blockades and suspension of classes in Peru.#Peru #Clash #Police #Strike #Demonstrator
— Bishesh News (@BisheshNews) April 5, 2022
(Photo by Gian MASKO / AFP) pic.twitter.com/IGIKv5oS50ペルーで貨物・旅客運送業者の一部ストライキが発生し、デモ隊が機動隊と衝突。ペルーで貨物・旅客輸送会社の一部ストライキが発生し、道路封鎖や授業停止が発生しました。
問題は、米国も同じ方向に向かっていると云う事だ。
この国の殆どの人々は未だソーシャルメディアと快楽主義に気を取られて居て、状況がもっと酷いものに成る前に自分達の声を上げる事ができないで居る。
事態が何処に向かって居るかについての考えにもよるが、準備以外の事をするには遅過ぎるのだろう。
しかし、ペルーで起きている事は、飢えた人々が食べ物を買う事ができなくなった時、事態が如何に早く崩壊するかを示す警告となる様に。
Zero Hedgeの誰かが、貧しい南米人のキャラバン隊が安息を求めて北上し始めると米国人が予想する事について「間も無く南の国境にやって来る・・・これが終わる迄に毎月何百万人も」と言った。
「彼らに」「全財産を米合衆国の株式市場に」
「注ぎ込む様に言ってください」
と、冗談で答えた人がいた。
「インフレの抗議が」「米国を襲うまで待てばいい」
と、書いている人もいる。
「人々の生活水準は崩壊する」
「SNSでエリートが良い生活をしているのを」
「晒しながら、食べ物やガソリン代で」
「何も出来なくなったら」
「人々は街を荒らし始めるだろう」
これに対して別の人は、
「何百万人もの米国人が」
「少なくとも過去100年間」
「この国を落とし穴に追い込んで来た」
「自分達寄生虫の大王とは対照的に」
「自国の終焉をプーチンのせいにする様に」
「既にプログラムされている」
と冗談めかして言ったのです。
「今年の7月4日には、米国政府から」「バーベキューの平均費用が」
「前年より一人当り」
「8セント安くなったと云う様な」
「ツイートは無いだろう」
と、誰かが冗談で言った。