中国は経済制裁や第三次世界大戦に耐えられるよう、数年前に戦略的に有事対応計画を策定していた
2022年3月26日(土) by: イーサン・ハフTags: America, China, Collapse, communist China, contingency plans, dollar, economic sanctions, food, grain, petrodollar, Russia, superpower, Ukraine, War, World War III
現在のインフレと食糧不足の危機の中で、油断していない国の一つが中国で、今年前半の作柄だけで世界のトウモロコシの約69%、米の約60%、小麦の約51%の、備蓄を蓄積しているという。
中国は世界経済の崩壊を想定して、何年も前から準備して居た事が判明している。
米国が自国の産業を高値で売り渡し「グリーン」な代替エネルギーを求めて国内のエネルギー生産を停止している間、中国はあらゆるものを備蓄して来たのである。
しかし、中国はあらゆるものを備蓄しており、今回のような甚大な被害が発生した場合、中国は十分な被害を受けることができる。
ある政府関係者は、中国の小麦の在庫は、中国が他の国に供給源を求める必要が出てくるまでの18カ月間の需要を満たすのに十分な量に達していると見積もっている。
東欧の肥沃な土地から、エジプトなど自給自足の為に小麦を輸入している国には、最早、小麦やその他の作物は供給されていないのだから、これは賢明な判断といえるだろう。
中国の農相によれば、現在の中国の冬小麦の収穫量は「史上最悪」になるかも知れないが、中国はこの種の経済的混乱に耐えられるよう何年も準備してきたので、恐らく上手く行くだろう。
トゥルーオプションマスターズ、ワントレード、ピークベロシティトレーダー、プレシジョンプロフィッツの編集者であるマイケル・カー氏は「これは全て世界の消費者にとって悪いニュースです」と言う。
「小麦の価格は」「この1ヶ月で50%以上上昇し」
「14年振りの高値に急騰しています」
「小麦は戦争が始まった時から」
「既に上昇傾向にあり」
「現在の状況は供給を更に減衰させる・・・」
「中国が価格の高騰を左右する可能性がある」
ロシアと中国は、この様な状況から、新たな同盟国として世界の超大国になるのだろうか?
中国が次に何をするにしても、世界の穀物価格に直接影響を与えると、NYタイムズ紙は最近の記事で警告している。
中国は飼料用のトウモロコシ、大麦、ソルガムを未だ大量に輸入しており、他の国ではなくロシアからそれらを購入する事を決めた場合、その衝撃波は世界中に波及する事になる。
「このような状況では」「制裁が世界の穀物市場に与える影響は」
「比較的小さいだろう」
と、タイムズ紙は事情に詳しいアナリストの話を引用して報じている。
「中国は」「カビや、その他の汚染物質に対する」
「北京の懸念から」
「長い間ブロックされていた」
「ロシアの小麦の輸入を承認し始めた」
まるで、中国とロシアは、ウクライナ危機の中で、米国とNATOが何を制裁しようとも、共に自らを維持できるかのようである。
ロシアは、この事を承知している様で、それ故に最近グローバル・インターネットから切り離すという動きを見せている。
もし中国がこれに続き、ロシアと共にNATOの攻撃から自らを守る事になれば、新たな超大国が出現する可能性がある。
「中国とロシアの同盟は」「世界の安全保障問題に」
「大きな影響を与える可能性がある為」
「これは世界の他の国々にとって」
「悪いニュースです」
と、カーは言う。
Natural Newsでは、米国とその「属国であるNATO諸国、そしてメディアの報道関係者が、精神病的で覇権主義的な干渉を止めれば、ウクライナの紛争は1週間も続かなかっただろう」と書いている人がいる。
「空回りして避けられない事態を長引かせ」「その過程で腹をくくる...見事だ」
と、この人物は言い添えた。
また、食料の大部分を外国産の農場に依存する事は、どの国にとっても決して良い考えではない、と指摘する人もいた。
「医薬品、希少鉱物、食料、コンピューター」「技術サポート等を外国に頼ってはいけない」
「共和国の安全や米国人の健康等を維持する為に」
「不可欠なものは、外国に委託する事はできない」