千年前の妖狐の霊が宿るとされる日本の巨大な古代の岩が真っ二つに割れた
2022年3月11日
那須岳の斜面にあるこの石は、全容が明らかになった時、その存在を誇っていた。しかし、1000年前の妖狐の霊が宿るとされる日本の古代の巨大な岩が、今、真っ二つに割れてしまったのである。
千年前の妖狐の霊が宿っているとされる日本の大きな石が二つに割れたという説がある。
東京から1時間の処にある栃木県の那須岳を訪れた人が『殺生石』と訳されるこの石が2つに割れている様子を撮影したのです。
「九尾の狐伝説の地」「那須の雪漱石を一人で訪れました」
「真ん中の大きな岩が」
「ロープで巻かれている処が本来の姿ですが」
「岩が半分に割れてロープが外れていました」
TwitterユーザーのLilianさんは、岩が二つになった写真を公開しました。
「これが漫画だったら」「九尾の狐によって」
「封印が解かれるって事になるね」
「見てはいけないものを」
「見てしまった様な気がする」
九尾の狐の伝説が残る、殺生石にひとりでやってきました。
— Lillian (@Lily0727K) March 5, 2022
縄でぐるっと巻かれた真ん中の大きな岩がそれ…
のはずなのですが、なんと岩は真っ二つに割れて、縄も外れていました。
漫画だったらまさに封印が解かれて九尾の狐に取り憑かれるパターンで、見てはいけないものを見てしまった気がします。 pic.twitter.com/wwkb0lGOM9
このメッセージは84,000回以上リツイートされ、日本での超常現象についてTwitterで議論するスレッドが立ち上がりました。
ある日本人のツイッターユーザーは、最初のメッセージに対して「2月には既に狐が逃げるかも知れないという兆候があった」と答え、富士山の燃える様な夕日と狐の尾のような形をした雲の写真に注目している。
この石は、那須岳の斜面に設置され、その全貌が明らかになった。
神話によると「殺生石」には悪狐の玉藻の前(たまものまえ)の霊が宿っているという。
玉藻の前が、どの様な道を歩んで来たかは、アジア各地の伝説に残されている。
室町時代から江戸時代にかけては、玉藻の前が中国の女官・大吉に化けて、鳥羽上皇の妃として現れたという伝説がある。
九尾の狐は、日本の民話や錦絵などの伝統工芸品によく登場するモチーフである。
【江戸妖怪大図鑑/第3部「妖術使い」開催中】『NARUTO』といえば、九尾のクラマにも元ネタが。有名でしょうが、白面金毛九尾の狐という化け物で、美女に化けて人間をたぶらかしました。こちらは国芳が描く九尾の狐。 pic.twitter.com/M994BtJeOi
— 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art (@ukiyoeota) September 2, 2014
日本と韓国で仮面が消えた理由
しかし、この石が割れたのは、それほど派手な理由ではないかもしれない。
この石の近くに住む地元の人々は、日本のニュースサイト「霜月」に、花崗岩の亀裂は何年も前から蓄積されており、この巨石の崩壊は天候による磨耗のせいであると伝えている。