【欧米流+α】ヘビに噛まれた場合の対処方法
2022年1月2日(日) 記入者: オリビア・クック

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ヘビを実際に見た事が無いと云う人は少なくないが、ヘビに対する恐怖心は最も一般的な恐怖症の一つである。

 

蛇恐怖症は、蛇に対する不合理な恐怖ですが、より一般的な用語として、爬虫類恐怖症(herpetophobia)と呼ばれる事もあります。

 

蛇恐怖症と蛇への恐怖
 

ヘビは、スリスリしたり、ヒーヒー言ったり、まばたきしない目でじっと見たりします。

 

 

研究者の中には、爬虫類やヘビに関する恐怖症は、私達の祖先が生存の為のメカニズムとして発達させたのではないかと考える人もいます。

 

しかし、その恐怖心は正当なものなのでしょうか?

ヘビは生態系の中で重要な役割を担っています。

 

 

ヘビは、病気を媒介するネズミの個体数をコントロールする事で、私達人間に多くのものを与えてくれますし、ヘビの毒は現在、数多くの医療用途に使われる可能性があります。

ヘビは通常、人に危害を加える理由はない。

 

ヘビは通常、攻撃するよりも、そっと逃げて行く事を好む。

 

キングコブラは恥ずかしがり屋で、人間を襲うよりむしろ逃げるだろう。

 

  

 

マングースは実際に狩りをして食べる。

 

  

 

毒蛇や毒を持つ蛇は、他の野生動物と同じ様に、身の危険を感じた時に襲う。

毒蛇の珍しい点は、毒の量をコントロールできることです。

 

ヘビが獲物を狙う時等、毒を全く出さずに噛み付く事もある。

また、殺すのに十分な量を放出することもある。

米国では年間約8,000人が毒ヘビに噛まれています

 

蛇に噛まれたという報告は、より多くの人が外に出て活動する4月から10月の間によく見られます。

 

30年間のデータによると、ヘビに咬まれた人の内、1年間にヘビに咬まれた事で死亡した人は12人以下である事が分かっています。

 

多くの咬傷は、人がヘビを扱おうとしたり、殺そうとしたりした結果である。

 

ヘビに噛まれて死亡する事は極めて稀ですが、ヘビに噛まれる事は実際に起こっており、その全てが生命を脅かす可能性のある緊急事態であると考える必要があります。

 

北米には何百種類ものヘビが生息しています。

 

ガラガラヘビ、コッパーヘッド、コットンマウス(別名ウォーターモカシン)、コーラルスネーク等は、米国に生息する数少ない毒ヘビである。

 

  

 

  

 

幾つかの例外を除き、殆どの毒ヘビには識別に役立つ特徴があります。

 

ガータースネーク、キングスネーク、ミルクスネーク、レイサー、ウォータースネークなどの一般的な非毒ヘビは、メキシコ高原からアラスカ北部、カナダに広がる近極地方(北アメリカの亜熱帯、熱帯、温帯、寒帯)で見ることができます。

 

  

 

  

 

 

(関連:ヘビに咬まれたら?どうすればいい?)

 


ヘビに咬まれた時の対処法

 

万が一、蛇に咬まれた場合は、以下の点に注意してください。

救急車を呼ぶ

蛇に噛まれた場合は、緊急事態として扱わなければなりません。

できるだけ動かないようにする必要があります。携帯電話を使うか、他の人に助けを求めてください。

あなたやあなたの近くにいる人が命にかかわる緊急事態に陥っている場合は、911(アメリカの全国共通緊急電話番号)をダイヤルしてください。

 

112も緊急電話番号ですが、主にヨーロッパで使用されています。米国で使用する場合、殆どの電話会社は911に転送してくれます。

慌てず、動かず

 

言うは易く行うは難しですが、ヘビに噛まれた後、落ち着いてじっとしていると、心臓の中の広がりを遅らせることができます。

 

毒蛇に噛まれた時は、動かない事が命を救うことになるかもしれません。

 

蛇に噛まれた後、蛇毒がそのまま血流に乗るというのは迷信です。

 

その代わり、毒はリンパ系を通って移動します。

 

リンパとは、白血球を含む体内の液体のことです。

 

継続的に体内を循環している血液とは異なり、リンパは手足を動かすと動きます。

 

あなたがじっと落ち着いていれば、リンパ液に含まれる毒がさらに体内へ移動するのを防ぐことができます。

ヘビに噛まれた後、そのヘビが遠ざかり、再び噛まれる危険性がないことを確認したら、歩いて助けを求めず、その場に留まる様にしましょう。

 

他の人と一緒にいる場合は、一切動かさず、その場で応急処置を始めてください。

深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。蛇に噛まれても、応急処置をすれば死ぬことはまずない。

ヘビを放置する

 

ヘビを識別したり、捕まえたり、拾ったり、包んだり、傷つけたり、殺したりしないでください。

 

病院では、スタッフが様々な検査を行い、咬まれたヘビを特定し、最も適切な治療を行うことができます。

圧迫固定包帯やスプリントを貼る

 

ヘビにかまれた場合、足、腕、手などの手足が最もよくかまれます。

 

手足を咬まれた場合は、圧迫固定包帯をする事で、毒がリンパ系を通過するのを止める事ができます。

 


北米のクロテンアメリカの咬傷の病院前管理に関する多くの決定的なデータがないため、以下の推奨事項は、入手可能な最善の証拠と専門家のコンセンサスに基づくものです:

  • ヘビから安全な距離をとる。
  • アクセサリーを外し、ぴったりとした衣服を緩める
  • 緩く添え木するか、又は機能的な位置四肢を固定する。
  • デフォルトの処置として、噛まれた四肢を心臓に対してニュートラルな位置に維持する。その他の処置については、経験豊富な臨床医が指導する。
  • できれば救急医療サービス(EMS)業者(911コールに対応し病院前の救急医療を提供し危機的な健康状態にある人々を搬送する医療専門家)によって搬送され、病院へ行く。一般に低血圧(90/60mmHg以下)や嘔吐等、起こり得る影響を管理する為に、仰臥位をとる事が医療従事者の準備になります。
  • 止血、切開、吸引、凍結療法、電気ショック等、役に立たない、或いは有害と成り得る介入を避ける。
ヘビにかまれたときの応急処置、圧迫固定包帯や添え木の貼り方については、「First Aid/CPR/AED」- 米国保健協会(AHA)と米国赤十字社(ARC)のエビデンスに基づくアプローチと継続的な見直し・明確化のプロセス - で詳しく説明されています。
 
この文書は、北米クロタリンナエの偶発症の病院前治療における圧迫固定の使用に関する『医学毒性学ジャーナル』に発表されたポジションステートメントに対する彼らの回答です。

ヘビ咬傷について詳しく知るには、以下のビデオをご覧ください:

 

 

 

※Gen

 

生態系で重要な役割を果たしていると云う蛇。

キングコブラが実は恥ずかしがり屋とか・・・

 

危ないんだか危なくないんだかよく分らなくなる。

結局、余程、詳しい人以外は、近寄らないのが吉。

 

こういう面もあって、日本は割と昔から

蛇を「カミ」扱いして来たんじゃないかと

思える様に成って来る。