カリフォルニア州最高裁:ラウンドアップ除草剤の癌犠牲者を支持すると認定
2021年11月19日(金) by: ニュース編集者Tags: badcancer, badhealth, Bayer, cancer causes, cancer criminals, carcinogen, chemicals, glyphosate, Monsanto, pesticides, poison, Roundup, Supreme Court, toxic ingredients
AP通信によると、カリフォルニア州の最高裁判所は20日、モンサント社のグリホサート系除草剤「ラウンドアップ」を30年間に渡って自宅の庭に散布した結果、癌を発症した夫婦に対する8620万ドルの損害賠償に対するモンサント社の異議申し立てを却下した。
カリフォルニア州最高裁がラウンドアップ除草剤による癌の被害者を支持する判決を下す
州最高裁の審査拒否は、アルバとアルバータ・ピリオド夫妻を支持する控訴裁判所の判決を支持するものである。
サンフランシスコの第1地区控訴裁判所は8月、有効成分のグリホサートが危険である事を知りながら製品を販売したモンサント社に過失が有るとする2対1の判決を下した。
モンサント社の親会社であるバイエル社は、高等裁判所の判決に同意しないと述べた。
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モンサント社の親会社であるバイエル社は、高等裁判所の判決に同意できないとした上で、
「当社はラウンドアップの安全性を引き続き強く支持します」
「この立場は、世界中の専門家である規制当局の評価と」
「40年に渡る広範な科学の圧倒的な重みによって支えられています」
と、述べた。
Pilliods社の弁護士であるブレント・ウィズナー氏は、サンフランシスコ・クロニクル紙に対し、判決は「確かな科学と全会一致の法律に基づいている」ので、同社は「軽薄な控訴」をやめるべきだと述べた。
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バイエルは夏に、家庭・園芸用の現行版ラウンドアップの米国内店舗での販売を2023年から中止することを発表しました。
バイエル、米国芝生・園芸市場向けグリホサート系除草剤の販売終了を確認
バイエルは、除草剤の主成分であるグリホサートを、連邦及び州の承認を得た上で、特定されていない有効成分に置き換える一方で、農場用のグリホサート入りラウンドアップの販売は継続するとしている。
サンフランシスコ・クロニクル紙が報じた処によると、バイエル社は、州及び連邦裁判所に既に提起されている数千件の訴訟を解決する為に、100億ドルを支払う事に合意しており、これ迄の処、最大20億ドルの和解基金で将来の訴訟を解決する事を求めて来たが、失敗に終わっている。