ロサンゼルスでのCOVID-19症例の4分の1以上が完全にワクチンを接種した人達です。
2021年08月04日(水) 作成者:Cassie B.

COVID-19ワクチンを接種した人の多くは、そのリスクに見合うだけの重篤な病気からの保護効果があると考えて接種したと言いますが、多くの人が期待していたほどの保護効果が得られていないことを示す兆候が多く見られます。

ロサンゼルス郡では、1日の新規患者数が平均2,000〜2,500人と、2月以来の数字を記録していますが、新規患者の4分の1は完全に予防接種を受けた人が占めています。

 


公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長によると、ワクチンを接種した人の症例は、接種していない人よりも緩やかに増加していると報告されており、全体的に症例が増加しているとのことですが、ワクチンを接種してもう大丈夫だろうと思っていた人にとっては悪いニュースであることに変わりはありません。

郡のデータによると、7月1日から16日までに診断された約14,000件のうち、74%がワクチン未接種者で、26%が完全にワクチンを接種していました。その数は3,592人にのぼります。6月にロサンゼルス郡で診断された症例のうち、完全にワクチンを接種していたのは20%だったので、それほど良くはありませんが、数が増えているという事実は気になります。

ワクチン別に見ると、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製のワクチンが最も悪く、完全接種者の0.27%がCOVID-19の陽性反応を示し、次いでファイザー社製が0.15%、モデナ社製が0.09%となっています。先月、BioRxiv誌に掲載された研究によると、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の単回接種ワクチンは、現在広く流通している感染性の高いデルタ型に対する防御力が、ファイザー社やモデルナ社の製品に比べて著しく低いことが明らかになりました。後者2社はCOVID-19の予防効果が94~95%であったのに対し、J&J社のワクチンは中等度から重度の疾患の予防効果が66.9%しかなかった。

L.A.郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は次のように述べています。"より多くの人がワクチンを接種すれば、完全にワクチンを接種した人が感染する数は増加し、感染力がはるかに高いデルタ型の変種では、感染症への暴露も増加しています。"


ワクチンを接種したからといって感染力が弱くなる訳ではありません

 

ワクチンの効果は100%ではないことを忘れてはいけません。完全にワクチンを接種した人は、理論的には重症化したり入院が必要になったりする可能性が低いと言われていますが、多くの人が思っているようなフリーパスではありません。

もちろん、感染症の増加や、ワクチンを接種した人もしていない人と同じように感染することがわかったからといって、ワクチンを接種していない人を社会から排除しようとする規制はあまり変わらないようです。

ロサンゼルス郡では、最近、屋内の公共スペースでマスクの着用を義務付けています。また、ロサンゼルス統一学校区は、今年からワクチン接種の有無にかかわらず、すべての生徒と教員が学校に戻る前にCOVID-19検査を受けることを義務付けると発表しました。これは、ワクチンを接種していない生徒にのみ検査を義務付けるという従来の方針を変更したもので、ベースラインのCOVID-19検査に加え、毎週継続して検査を行います。

 


ロサンゼルス地域のいくつかのレストランやバーでは、サービスを受ける際にワクチン接種の証明書またはCOVID-19検査の陰性証明書の提示を求めています。Fox 11 L.A.によると、あるイタリアンレストランでは、ワクチン接種の証明書は必要としていませんが、陰性反応の証明書を提示するか、レストランで迅速検査を受けることを要求しており、客は12ドルで購入できます。

 


ワクチン接種済みの人が病気になっているのはロサンゼルスだけではありません。実際、CDCの調査によると、最近マサチューセッツ州で発生した集団感染では、感染者の74%が予防接種を受けていました。しかし、予防接種を受けていない人たちは、依然として社会の不適合者として扱われ、企業は、予防接種を受けている人たちも病気の拡大に貢献しているにもかかわらず、彼らを排除するための規則を課し続けています。

 

 

 

 

 

↓↓↓↓↓↓【ワクチン・ウィルス関連情報】↓↓↓↓↓↓