知恵の言葉


『よく言っておく。
人間は、自然の中にある
創造の掟から、
知恵を学ばなければならない

人間が
考えもせず、
探求もしないなら、
知恵を得ることもなく、
愚者のままでいることになる。

賢者は、失われたものを嘆いてはならない。
死んだ者や、過去の出来事を嘆いてはならない。


愚者は嘆く価値の無いものに泣き、
その為に、
悲しみや辛苦や不幸を増やしている

知恵を豊かに身に付けて、

掟に従って生きている者は、
何の欠点も無いのに、
被造物に、ほんの僅かの悲しみが与えられることにも、

耐え難い

愚か者や、世間知らずな者は、
自分の
感覚に勝利出来ず
利点を欠点と、欠点と利点と見なし、
喜びを、大きな悲しみと思っている。

その為に、人間は知恵に
専心出来ず
知識を求めず、掟を認識しようとしない。
だから、彼らの中に、
無理解悪徳が生じてくる。

不名誉なことをする者、
愚かな者、不平を云う者、名誉欲を持った者、
不信仰な者、粗野な者、怒りっぽい者は、
霊的に
貧しく損害に見舞われる

人は日々、相応に心の知恵を少しでも得るならば、
半月が満ちていく様に、成長する。


知恵は人間の最大の財産であり、
創造された意志もそうであり、

愛と幸福を握るものである。
しかし全ては
心の力無しでは意味がないのだ。

ただ運命を待ち、

動くことを止めた馬鹿者は、
水の中で、燃焼しない鍋の様に
滅びる

乳牛の世話をする者は、常にミルクを得る。
同じ様に、
知恵を世話する者は、実りを収穫する。
知恵は、
霊の力を持って実行されるのである。

人は、
創造の各々の掟を知るべきだ。
それを知ったら、人はそれを理解して、
それに従って生きなければならない。
その掟は、
偉大なる知恵だからである。

知恵に、匹敵するは無い。
無知に、匹敵する地獄は無い。
霊の力に、匹敵する権力は無い。
霊の貧困に、匹敵する恐怖はない。

知恵程、高い幸せは無い。
知恵程、良い友人は無い。
霊の力以外に救い主はいない。

理解力を持っている者は、私の教えを理解できる。
故にその者は、賢く、知る者である。』