婚姻と同衾について
イマヌエルは婚姻と、それに関係する掟について、語り始めて、言った。
『「姦通を行ってはならない」
という掟が与えられている。
にも拘らず、姦通や姦淫が行われている。
これは自然の掟に違反している。
掟は次の様に書かれている。
「 姦通や姦淫をする者は、罰せられねばならない。
何故ならば、この過ちを犯す者は、
生命とその掟に価しないのであって、
男は去勢され、女は女で無くされなければならない 」
未婚の男女が、お互いのそばで寝た場合罰せられねばならない。
この過ちを犯す者は、生命と掟に価せず、
男は去勢され、女は女で無くされなければならない。
二人の男が一緒に寝た場合、罰せられねばならない。
この過ちを犯す者は、生命と掟に価ぜず、
異端者として扱われ、去勢され、
人々の前に突き出され、追放されねばならない。
女二人が一緒に寝た場合、罰せられるべきではない。
彼女達は生命とその掟に反してはいない。
女は生みはするが、種は蒔かないからです。
受精する者同志が一緒に寝ることは、生命を汚し、殺すことになるし、
受胎する者同志が一緒に寝ることは、生命と汚しもせず、殺しもせず、
子も生まないからである。
私はよく言っておくが、創造の掟と自然の法則に背いては、
どんな生きものも、天の下には生きられない。
しかし、貴方がたは動物以上のものではなかろうか。
天の下に、どんな動物も雄と雄が一緒に寝たりすることはない。
しかし、雌と雌は一緒に寝ている。
これは雄が雌より自然の法則に従っているからである。
快楽や、報酬を得る為に売春を行う者は、
去勢されるか、女でなくされるべきであり、
人々の前に突き出され、追放されねばならない。
子供と同衾する者は、その生命と掟に価しないので、
生命を奪い取られる程に罰せられねばならない。
罪の故に離縁した女、或は男と一緒になる者は、
去勢されるか、女でなくされるべきである。
彼らは生命とその掟に相応しくない。
動物と同衾する者は、生命と掟に背く者であり、
去勢されるか、女でなくされ、人々の前に突き出され、
追放されるべきなのである。
去勢されるべき、或は、女でなくされるべき罪を負って、
離縁した男、或は女と、一緒になる者達は、生命とその掟に相応しくない。
彼らは二人共、人々の前に突き出され、追放されるべきである。
子を生ませ、女と結婚しない者は、
生命と掟に価しないので、死に価する罰を下さなければならない。
よくよく言っておくが、これらの法則は、
創造と自然によって支えられており、これに従わねばならない。
さもないと、確実に、自ら死をもたらすに違いない。
この地球は、全人類5億人を養い、支え得る。
この掟に従わなければ、
2000年後には、10倍の50億人となり、
地球は最早人々を養って行く事が出来なくなるであろう。
飢きんや、大災害や、世界的規模の戦争や、
伝染病が地球を襲い、人類は死に、生き残るものは僅かであろう。
よく言っておくが、
沢山の人々の血が、地の砂に流され、
人間に大きな恐怖をもたらす新しい生命形態が発生する時、
うなり声と歯ぎしりに満ちるであろう。
今は使ってよい財が貴方がたにはあり、掟が与えられている。
あなた方は、それに従って生きるべきである。
あなた方は、もっと沢山の掟に従わなければならない。
それは、地上での繁栄と、家族の安泰の為である。
女が男の臣下であるべきだと言う古い掟のかせは、外されるべきである。
男と同じ様に、女も人であり、同じ権利と義務を持っているからである。
男と女が結婚する時、男と女が最も信頼する管財人に、
保証金を支払わなければならない。
その価値は、女に対して、
毎年100枚の銀貨を与える程のものである。
つまり、彼女の健康状態が欠落の為に苦しまないなら、
彼女の能力と力と知識に従って、その価値が計られねばならない。
その価値は、売買される価値ではない。
しかし、女にとって保証となる。
彼女が不足に苦しまない為である。
男と女の結婚による結合は、二人が明らかに理解し合って、
夫婦生活を法則に従って営む能力がある時に、
初めて許される。
男と、女の間の婚姻契約は、女に対して、保証金が支払われる時に初めて結ばれねばならない。
以上の取り決めが、何の価値も無くなる事が結果として起る場合、
男は女を心配しなければならない。
女が不妊でも、離婚の理由にはならない。
他にその様な理由となる評価や行為はない。
ただ姦通だけが、離婚の理由と成り得る。
それは家族の心や、身体や、生命が破壊されてしまうからである。
罪があって離婚した者は、去勢されるか、女でなくされて、
人々の前に突き出され、追放されなければならない。
生命と掟に価しないからである。
その様な掟の、全てに従えば、
人々には生命の権利と、泰平が与えられ、
ずっと維持されるであろう。』