アスペクトを解釈するには、ハウス(人生の主題)に沿った意味合いを加える必要性があります。これは西洋占星術での取り決めのようなもので、ハウスを含ませない解釈では意味が取れなくなってしまいます。また、ハウスが在るからこそ、解釈が可能になるのです。
一方、惑星自身も自分の象意を持ちます。すると、その象意を実現するためにハウスのテーマを使うと考えられます。例えば、土星が10ハウスに入っているとすると、土星の象意が、10ハウスの対外的な行為の実現のために働くことになるわけです。一般的には仕事ですが、「10ハウスの持つ対外的に」という部分に目を止め、土星が良い状態の時は一般的に事業や仕事に有利であると解釈されます。土星の状態が悪いときには、自分の評価を下げるために働いてしまうといったことも考えられます。
ここ(10ハウス)での土星については、エッセンシャル・ディグニティーが低く、たとえデトリメントであったとしても、昼のセクトにある土星だと、ネイタルにとって有利に働いてしまいます。別の考え方をすると、夜セクトのチャーとだと、土星のディグニティ-が高くても、不利に働くことがあります。
こういった惑星の表現様式を決めるのが、先のブログに書いた幾つもの査定方法に由来しているわけです。エッセンシャル・ディグニティーやアクシデンタル・ディグニティ-だけではないのです。ヘレニズム占星術には、惑星を査定する方法が他にも幾つもありました。
惑星の実行力を決めるのは、アンギュラリティーでした。これはアクシデンタル・ディグニティ-として中世まで踏襲されてきています。しかし、最初の段階の「セクト」は、すっかり薄められてしまいました。「セクト」の概念はものすごく大事です。先の土星の例でみるように、昼の土星と夜の土星は、まったく正反対のように作用してしまうのです。
