今回は職員会議について紹介する


昔のテレビドラマでは問題を起こした生徒の処分を職員会議で議論されてる場面がよくあった
一般の方々も 学校運営上の様々な議題を職員会議で議論されていると思われていることだろう
確かに僕の勤める高校でも月に2回職員会議が行われ活発な議論が交わされている

今回ご紹介したいのはこの職員会議の位置付けである

実はこの職員会議
学校の意志決定機関でもなければ議決機関でもないのである
法的な位置付けがないからである
学校の意志決定は校長の専権事項であり 東京都などは校長が職員の意向を聞くことすら禁止されていると聞く
実は職員会議のない学校が増えているのである

確かに責任をとらされるのは校長であり教育委員会である
だからといって 現場の様子を知らない校長や教育委員会に果たして正しい判断ができるのかと思う

だから多くの現場は建て前ではなく実をとるようにしている
職員会議は建て前上は意味がないのであるが 実は現場ではきちんと機能しているのだ
多くの現場では活発な議論がされ 状況の正確な理解のもと 正しい判断がされていると思う
そして その議決には法律上何の意味もないのだが 良識ある校長はその議決を尊重して学校運営を行っている
これが実状である


しかしこれは学校現場が正常な場合にのみ成り立つ 非常に脆い意志決定システムである

例えば 指導力のない校長が赴任しただけで簡単に崩壊する
そうした校長は教員に対して指導力を発揮できないので すぐ公権力に頼ろうとしてしまうのだ
先ほども述べたように 職員会議の議決に校長は従う必要はない
だから校長は無視してよい
しかし職員会議の議決を無視するということは職員の大多数を敵に回すということだ
指導力のある校長なら それでも結果的には職員を納得させることができる
しかし 指導力のない校長には ますますその指導力の無さを浮き彫りにするだけで 絶対に学校はまとまらない
教員効果が激減するのだ

また 逆の場合もある
組合が強い学校などでは 組合の影響力を誇示するために職員会議を間違った方向に誘導することも考えられる
公務員としてはこういったやり方は避けてほしいと思う
校長を困らせたところで学校や生徒のメリットにはならないからだ


正規のシステムとして現場の声や状況といったものが きちんと取り上げられるシステムが学校現場には必要だ
今はそれがないのだ