母逝く | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

昨日の早朝、父から留守電が入っていた。今まで留守電など入れたことがないので覚悟した。

 

予想通り、「お母さん、危ないぞ!」

その5分後の留守電で、「母さん、亡くなった」と。

 

急遽予定変更、帰宅後、実家の愛知に向かった。

 

遺体は、すでに葬儀場にあった。年末に、肺炎で入院して以来、口から食べ物が入れられなくなり、帰省する度に、加速度的に弱って行った。見舞いに行く度に、いつも家でやっていた手足と喉のマッサージをやってあげたが、だんだんと反応が鈍くなってきた。秒読み段階だとは思っていたが、あまりにもあっけなかった。この前の日曜日に会えてよかったな。

 

最後は、生命エネルギーが尽きたという感じだ。一縷の望みを持って、生命エネルギーを補給しようとしたが、力及ばず。

 

安らかに眠るようにあっちの世界に行ったそうだ。82歳。

 

生前、入院直前まで、私のためにマフラーを編んであげると、少し編んでは失敗し、解いてまた編んでは失敗し、何十回と布団の中で挑戦し続けていた。最後まで、大好きな手芸をやり続けられて幸せだと思う。

 

「20数年間の長い長〜い闘病生活、お疲れ様でした。僕を生んで、育ててくれてありがとう。あっちの世界で、大好きな手芸、編み物、洋裁、和裁をやりなさいね。僕のマフラーも完成させて、待っててくださいな。」

 

マフラー製作中

 

昨年作った動物達

 

年末の入院で

 

手を上げて体操中