26日午後7時50分ごろ、米花市米花町のホテルロビーで「眠りの小五郎」として
知られる探偵毛利小五郎さん(45)が頸部を針のようなもので刺されて死亡し、
警視庁捜査一課が毛利さんと一緒にいた男子小学生(7)を重過失致死の疑いが
あるとして補導していたことが分かった。

小学生は毛利さんの知人の子供で、以前から毛利さん宅で一緒に暮らしていた
という。

関係者によると、毛利さんが偶然居合わせた殺人事件の現場で警察の捜査に
協力していたところ、小学生が突然毛利さんに向かって麻酔針を発射し、毛利さんはその場で意識を失い呼吸困難に陥り間もなく死亡した。

小学生は警察の取調べに対して、麻酔針は以前から何度も繰り返し使用して
いた、毛利さんを殺害する意思は全くなかったと説明しているが、一方で自分は高校生探偵だなどと訳のわからないことも話しており、警察では小学生の精神鑑定を実施するとともに、腕時計型麻酔銃の入手経路などについても調べを進める予定。(日売新聞)


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小学生のとき、少し足し算、引き算の計算や、会話のテンポが少し遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。

担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って、ええと・ええと・と答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。

クラスもいつしか代わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになったので、
全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
生徒代表でお別れの言葉を言う人が必要になった。
先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え、と言い出したお馬鹿さんがいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。

私は、A君の言葉を忘れない。

「ぼくを、普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました」

A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでそろばんを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。


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「僕はね、昔、まあ今もだけど。運動も勉学もロクにできなかった」

「友達もいないし。顔も悪い。いつもひとりぼっち」

「だから、死のうと思ったことがある」

「でも、死んでしまったら僕の葬式代がかかるだろう」

「役立たずの僕のためにそんな無駄なお金を使ってほしくなかったんだ」

「そこで僕は考えた。これ以上迷惑をかけないように今は死なないでおこう」

「生きて生きて、僕が死んで迷惑になる人たち皆死んでから、死のう。と」

「どこかの海か崖にでも身を投げて・・・ね」

「でもね、気付いたんだ。僕には両親がいる。兄弟がいる」

「兄弟はやがて結婚して子供を持った」

「僕も運良く結婚できて子供をもてた」

「僕が生きている以上、つながりが消えることはないんだ・・・ってね」

「そして、僕は僕の大事な妻のため、子供の為に今まで生きてきた」

「その、僕の大事な子供の子供が、君です」



「ありがとう、君がいるから僕は生きています」



病院で自傷による出血多量の手当てのため入院していた、孫に向かって。

それからしばらくして、おじいちゃんは死にました。

葬式の会場で「すまないねえ」というおじいちゃんの声を、身内の者のほとんどが聞いたそうです。

孫も、聞きました。

明日お墓参りに行こう。


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