●藤堂聖人ルート/策略編(No.10)攻略

・お参りしてから帰る

・どうして藤堂を狙ってたんだ?

・藤堂を振り返る

・断る

・マスター、Black、自分(3つとも選択)

・藤堂を止める

・どうしてそんな発信機を持ってるんだ?

・藤堂の部屋へ行く(※策略編に突入)

・蒼山に帰ってもらう

・謝りにくるんじゃなかった

・このまま寝てしまう      

・廃墟

・仲間になる(⇒断るを選択No.9へ移行)


『仲間になる』まで同じ文なので割愛。

ラストのみ文章紹介させて頂きます🙇


ここで俺が拒んでしまったら、この先、皆

が何をされるか分からない。今、この男

から他の皆の安全を守る術は他にない。

俺は覚悟を決めてグッと息を呑む。

藤堂を殺したこの男の仲間になんか、

死んでもなりたくない。それは正直な気持

ちだ。だが俺一人が犠牲になる事で他の皆

が助かるのなら……藤堂を助けられな

かった今、他に望む事はなかった。

「ーー本当に他の仲間には手を出さない

だな」「お前が仲間になると言うのなら、

約束しよう」男は変わらぬ笑みのまま言う。

本当に俺が仲間になれば、他の人間に手出

しをしないのかーー信用していいものか

分からない。けれど、逆らうだけの気力が

俺にはもうなかった。


うっすらとしてきた視界の中で、ボンヤリ

と見えてくるものがある。

天井には剥き出しの鉄骨があり、床を覆う

アスファルトの間からは、所々雑草が生え

ている。窓があったであろう場所はただの
壁にできた穴になっていて、その壁も今

にも崩れ落ちそうだった。

ここは、発電所跡の廃墟……か?

確認するべく起き上がろうとする。でも、

体が動かない。体の奥に鉛でも入れられた

かのようだ。「……なんで?」

手にも、足にも力が入らない。


「お目覚めかな?」

不意に、暗い闇がユラリと動いた。でも

それは闇ではなく、黒コートの男だった。

「俺をどうするつもりだ」

「覚えていないのか?」

笑いを含んだ声が聞こえてくる。
「君は俺の仲間になると言っただろう?」

「仲間ーー?何を訳の分からない事を言っ

てるんだ」「おやおや、困ったものだ」

男は、おかしそうに笑う。すぐ近くまで

やってきた男は、ニヤリと笑う。

濃厚な煙草の匂いに軽い眩暈を覚えながら、

俺は男の言う「仲間」に誘われた時の事を

思い出す。「あ……っ」

「どうやら、思い出したようだな」

勝ち誇ったように笑いながら、尖った

ブーツの先で、そこをぐっと押してくる。

「ああ……!」「君が思い出したところで、

これから仲間になるための儀式を行う」

「儀式……っ?」「仲間になると言う事は

すなわち、身も心も俺のものになると

言うことだ」「な……っ」

「何も考えられなくなるぐらい、存分に

相手をしてやるから、覚悟するといい」


体を折った男の手が、俺の髪にかかり、

顔を引き上げる。「冗談はやめろ」

上擦る声で訴える。

「冗談かどうかは、すぐに分かることだ」

男は不敵な笑みを浮かべたまま、手袋に

覆われたままの手で、俺に触れてくる。

「……っ」全身が総毛立つ。

「安心しろ。そのうち何も感じなくなる」

「痛…っ」

「まずは、身体から、可愛がってやるーー」

男がゆっくり挑んでくる。

「闇の世界には、お前の知らない恍惚の

世界が待っている」

「人の叫びや苦しみが、どれ程の快楽を

生むか、そしてそれにより自分がどれ程

喜びを覚えるか、お前は身を持って知る

ことになるだろう」

耳朶をくすぐる声に、背筋が粟立つ。

「やめ……っ」

「憎しみと愛は背中合わせの感覚だ。

喜びと痛みも、また然り」「ああ……っ」

何が何だか分からない濁流が、俺を襲って

くる。抗おうとしても、男の前では全てが

意味をなさなくなる。

男の触れるところから、真っ黒に濁って

いく感じがする。ドロドロに、体が藻け

出す。そして新しい体が作られていくのだ。

蝋燭が火であぶられていくように、

俺も体も同じだった。

全ての価値観が覆されていく。

善は悪に、悪は善に。奥底から沸き上がる

感覚に、脳までもが支配されてしまう。

俺は俺であって俺でなくなる。

この男によって新しい俺になるのだ。

それが、男の支配に下るということ。

頭の中に、沢山の人の顔が浮かんでは

消えていく。「……くっ」

別れの言葉を言うこともなく、もう二度と

会うこともない。

そう思った瞬間、目尻に涙が溢れていく。

けれどその涙すら、男に奪われてしまう。

「感傷は不要だ」

ざらついた感覚に、ゾワリとする。

「やがて世界は俺のものになる

……俺と、お前のものに、な」

高笑いと共に、俺の意識は薄れていく。

全ての感覚が麻痺し、頭の中が真っ白に

なる。これ程までの快感など知らなかった。

認めたくない。でも、身体は心を裏切り、

愚かな程に反応してしまう。

こんなにされたら、俺はもう…。

「こんなのは、まだ序の口だ」

男は残酷で甘い声を出す。

「言っただろう?身体も心も俺のものに

してやるとな」

内側に蠢く感覚を覚えながら、俺の意識は

白濁していく。


ーーそれから、どれぐらいの時間が経った

のか。まるで分からなかった。

一日のようであり、一年のようでもある。

もっと長かったかもしれないし、

短かったかもしれない。

永遠と一瞬も、背中合わせであると、

男に教えられた。もう何も考えられない。

逃げることも出来ない。抗う気力すら

薄れ、ただ、体の奥深くから、

もたらされる強烈な感覚に身を委ねる。

それを憂う気持ちは、すでにない。

生きていくために、俺には必要な事だった。

記憶のどこかで、それを僅かに責める

声が聞こえてくる。

懐かしいその声は、俺の声なのか。

それとも違うのか。懸命に考えようと

しても、思い出すことはできない。

俺の前にあるのは闇だけだ。

俺を支配し、俺を導くもの。

「後悔してももう遅い。お前は、

もう俺のものなのだからな」

耳元で囁くのは、地獄からの死者か、

それとも天の使いか。いずれにせよ、

俺の選ぶ道は一つしかない。

他の道はすべて、自らが絶ってしまった。

「後悔なんか…して…いない」俺は静かに

応じると、男は満足そうに笑った。

「お前がここにいる限り、可愛がって

やるさ」後悔も、良心も全て、

男に貪り尽くされた。差し伸べられる手を

強く握り締め、目を閉じて、与えられる

快楽を貪り尽くすしかなかった。それが

俺にとって残された、唯一の方法だった。

【ゲームクリアNo.10GET!! 残り12個】

Scene『配下』(side:Black)をGET!!


◎禁断のバッドエンド◎

ウ~ン🤔これは何でしょう地獄ですか?

この世の終わり、アルマゲドンでしょうか。

赤井までもがBlackの配下に成り下がった。

まさかの『禁断の』バッドEDですね😭😭

藤堂ルートに潜んでいるとはね。いや藤堂

しか、このENDもあり得ない。てか他のキ

ャラには入れられないエピソードでしょマ

で怖い通り越して恐ろし過ぎるわ😨😨

森本ルートにも赤井が黒コートの男に同行

してる姿が目撃されるエピソードあるけど。


ところで彼は、どんな手法で人間を闇落ち

させているのでしょうか?これも黒魔術と

かの類いなのですか?よく分かりませんが

赤井だけには浄霊能力みたいに、利かない

で欲しかったですね。Blackは所謂「闇の

帝王」みたいな者。そして赤井は「光のメ

シア」救世主みたいな者で、闇と光なので

勝って欲しかった。または太刀打ちして対

抗して欲しかったです!まぁ、犠牲的精神

で自ら仲間になるのを希望しちゃったから

仕方ないのかな😅 このENDに限っては。


人の心を奪ってしまうMONSTER男Black。

地を這うようなボイスが小杉十郎太さんで

最高でした👋😆🎶✨とても合ってる❤️

実はBlackも魅力的なキャラで結構好き。

藤堂と少しだけ同列だと思ってる(笑)話し

方も藤堂同様に気に入ってます!だから

カットしたくなかったの。そのまま一字

一句残したい!その位キャラ立ちしてた✨


それではnext⇒藤堂ルートNo.9で、また

会いしましょう読んでくれて感謝✋➰💋

いよいよ藤堂編もBEST ENDのみですよ😢

やっぱり寂しいですね。1番好きなキャラ

したので。全力で楽しみたいと思います!