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緊急事態宣言が明けた週末、台風一過と言うのもあってか、駅はいつもより人が多かった。

 

コロナが完全に収束したわけじゃないのに、なんか無かったことのような感じになっててちょいと怖い。

 

今まで通りの感染対策は行っていこうと思います。

 

 

さて、先日仕事が休みの日に行ってきました。

 

 

水俣病の惨事を世界に伝えた写真家ユージーン・スミスを描いた

 

 

MINAMATA-ミナマタ-

 

 

 

以前からこのブログを読んでる方はご存知かと思うけど、ジョニー・デップもういいよと何度も吠えています。

 

そんなこともあってジョニー・デップが主演と聞いてもそんなに乗り気じゃなかったし、水俣病の事を扱った題材ということくらいしか考えてなかった。

 

この作品について自分の中で話題になることもなく、水俣市が後援を打ち切ったというニュースで存在を思う出したくらい。

 

 

今回鑑賞したのは公開後のレビューの評価がすごく良かったんで、観に行くことにしました。

 

 

ストーリーは~

 

1971年、ニューヨークに住むフォトジャーナリストのユージン・スミス(ジョニー・デップ)は、過去の栄光にすがり酒に溺れる日々を送っていた。そんな折、日本のカメラマンとその通訳を務めるアイリーン(美波)が彼のスタジオを訪れる。アイリーンは日本の大企業チッソが工業排水を垂れ流した結果人々が病に倒れていると語り、ユージンに病気で苦しむ彼らの取材をしてほしいと訴える。

 

 

水俣病、

 

映画の舞台自体も私が生まれる前の出来事だし、

 

社会の授業で四大公害病という括りでの知識と、罹患した方がどうなるかくらいの内容しか知らなかった。

 

当然ユージーン・スミスという方についても知る訳もなく、何度か見たことのある水俣病のあの有名な写真の方が知っていたお方でした。

 

 

結果、

 

恥ずかしながら自分が水俣病について全く無知だったということを思い知らされました。

 

戦後の高度経済成長の裏で犠牲になった方々。

 

差別や偏見もある中、被害者の家族たちの戦い。

 

言葉にできないくらいに本当にすごい作品でした。

 

逆に言葉にしたら嘘っっぽくなるし、とにかく観て欲しい作品だったと思います。

 

撮影場所は国内ではなくセルビア・モンテネグロで日本じゃない。

 

チッソの社長役の國村さんに英語の台詞があったのはともかく、

50年近く前の日本で一般人役でもある真田さんや加瀬さん、英語で流ちょうに会話してたのはちょっと違和感だったけど、


日本人役は日本人キャストが演じていたし、日本パートはきちんと日本語での演技だった。

 

他のアジアの国の方々が日本人役で片言日本語を話すというのも無かったので、余計にしっくりきたのかもしれない。

 

そして日本人キャストの中で一番印象に残ったのが、ジョニー・デップ演じるユージーンと写真という言語で交流を持つことになる水俣病の少年、シゲルを演じた青木柚くん。

 

主要メンバーの中では若いしこの作品を観るまで知らなかったけど、すごく印象的でした。

 

 

ジョニー・デップ、オワコンだと思ってたけど、今回は拍手を送りたい。

 

 

そして、未だに戦いを続けていらっしゃる皆様への敬意とお見舞い申し上げます。