今年入ってから、
気が付いたらヤクザ系の作品ばっかり続いてた
ってことで、今までとはがらりと違って別な系統の作品を観てきました。
山内マリコの小説を原作にしたドラマ
『あのこは貴族』
これ、特に見る予定はなかったけど、
予告観てたら気になったんで観てきました。
ストーリーは~
都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。
東京に生まれ、東京で育った華子と地方出身の美紀。
対照的な二人の女性の話がメイン。
何か起こるかというとそんな作品でもないし、静かに淡々と過ぎていくけど、かといってつまらないわけでもなく、最後まで飽きずに観ることは出来ました。
日本に階級制度はないとはいえ、格差は確実にある。
裕福な家庭で名門女子校をエスカレータで卒業した華子。
慶応大学に受験し入学したものの、経済的事情で退学せざる得なくなり、キャバクラで生計を立ててたこともある美紀。
東京という同じ場所に暮らしながら、全く違う生き方をする二人。
共通点と言えば、華子と結婚する青木という一人の男性で、彼女たちが出会うのも話が後半近くになってから。
原作は読んでないけど、作品自体が5つのパートに別れてるんで、華子と美紀、それぞれが育った環境というのも丁寧に描いてました。
名家生まれ育ったことで、結婚についてもある意味家に縛られた華子、青木も同じく家に縛られた人物で、経済的に恵まれてていいなと思いつつも、しがらみに囚われてつようにも感じられた。
その一方で経済的に苦労をしながらも自由に生きる美紀。
自由とはいっても常識もしっかりあり、自分の道をしっかり生きる美紀にかっこよさを感じた。
ぶっちゃけ何か起こるかと言うと、何も起こらない。
そんな作品だけど、静かに優しい気持ちで観れる作品でもありました。