冬の散歩道杉の並木のトンネル抜けると目の前が開けて明るい空と深い緑の山と遠くに白く町並みが霞んで道の下には小さな里山の畑に片寄せられた雪霜の降りた草木は緩やかな日差しに湯気をゆっくりと立ち上らせて輝いて小さな流れも見えて言葉はなくてもともに歩く足音が胸に染みている