冬仕度よく晴れた夕暮れの澄んだ青空に枝払いの済んだ街路樹のけやきも固くなっていた手足をいっぱいに伸ばして暮れ始めた空では白い月が冬の歌をやさしく歌って秋色のモザイクの落ち葉の道をストールのあたたかさそっと分けあってゆっくり帰ろうあたたかく手をつないでふたりいつまでもあたたかいごはんの明かりのしあわせなふたりの家へ