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坂道が好き

上りでも 下りでも





陽があたっても

あたらなくても






足元を見て



自分の

呼吸や心臓の音を


耳元で聞きながら







頂上に立ったときの

目の前に開ける




風景を思い描いて







疲れたら

休んで







頂上に立ったときに



ぱっと

顔を撫でる風と


眼下に広がる風景に



胸が躍る






坂道のてっぺんから見た

空と海の境目の曖昧な中






浮かぶ

大きな雲の頂に





登って行けそう