日差しも
雲が
テーブルクロスを
広げるように
ましろに
空を
覆ったので
緩やかな
明るい曇りになりました
うっかり者の私
うっかり生まれた
うっかり育って
うっかりここまで
生きてきた
たくさんのうっかりに
囲まれて
たくさんのうっかりを
こぼしながら
今日も
ああ、空は高いなぁ
あの空を歩いて行けたら
大切なあの人に
会いに行けるかな…
と、思う
でも私は、高い所が
苦手だから
やっぱり
自分の足で
あの人に会いに行こう
うっかり者は
今日もそんなことを
真剣に思う
命は
自分では
決められないものだから
今を
後悔のないように
精一杯
うっかりをぽろぽろ
こぼしながら
大切な人に
会いに行けるように
生きよう