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もう 何年も
暖かい夢を
見ていなかったので

その日
とても 暖かい夢を
見たのでしょう

不思議な
呼びかけられる夢
迎え入れられる夢

人込みの中

寂しかったよ と

その人は
笑顔で 私に
手を振り
二人は 握手をした

それだけなのに
とても 暖かくて
胸の中が 温かくなって

安心したのです

誰なのか
知らないはずなのに
昔から 知ってる

そう感じて
嬉しかった
もう 心細いまま

探し回らなくて いい
きっと 巡り逢える

不思議な 確信を
持ったのです

なのに
私は 自分でその夢を
台なしに
してしまった

なんて
愚かなんだろう

幸せになりたいのに
なぜ

分からない

夢のひとは
まだ、待っていて
くれるでしょうか

壊してしまった夢の
カケラを
拾い集めながら

一歩ずつ
進んで行きたい

あの懐かしい夢に