私は父親のことがずーっと嫌いでした。

 

 

嫌いで、嫌いで、時には憎く本当に大嫌いでした。

 

 

 

 

 

小さな頃からなんとなくお父さんが苦手だなと感じていたし、

小さい子が良く言う「お父さんのお嫁さんになる!」なんてこと欠片も思ったこともない。

 

 

小学生の頃に父とケンカして、こんな家出てってやる!

とカバンに荷物を詰めて出ていこうとした。

(小学2年生くらいの出来事で、荷物と言っても学校用の手提げ鞄なので全然入らない笑)

 

 

けれど自分一人で生きていくことはできないんだ。

 

父親に頼らないと私は生きていけないんだ。

 

 

 

そんな自分に無力さを感じて、自分のことも嫌だった。

 

 

 

思春期になると、嫌いな気持ちは大きく膨らんでいき一緒にいるのも嫌。

 

 

行動全てが嫌い。存在自体が嫌い。

 

 

でも父親無しで自分の力だけで生きていくことはできない。

 

 

自分の力だけでやっていく勇気もないし度胸もない。

 

自分にそんな力があるとも思えないし、自分自身のことも信じきれなかった。

 

 

子供の頃から何十年とその気持ちは変わらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はずーっと頼れない

守って貰えない

助けて貰えない人だった。

 

 

だから自分一人でがんばらなきゃ

やらなきゃだった。

 

人に頼んでも

頼りない

断られたら傷つく。

 

 

一人でがんばるのも苦じゃないくらいに、

色々一人でできるようになってしまった。

 

 

 

つい昨日、一昨日。

 

 

その設定が変わった。

 

 

意図せず変えることになったけれど、

本当はずーっとイヤだったんだと後からわかった。

 

 

でも、もし頼っても

結局頼れない方が傷つくから。

 

 

自分でできるからいいや、自分でできるし頼る必要なんてないんだ。

 

 

そう信じて疑わなかった。

 

 

そんなのも

自分で気づかなかったぐらい

奥底に眠ってた小さな頃の記憶。

 

 

それが

私は頼ってもいい人

守って貰える人

助けて貰える人になった。

 

 

小さい頃からずーっと

人に頼れないと思って

生きてきたけど

 

 

頼っても大丈夫だったし

守ってもらえたし

やってもらえてたし

助けて貰えてた。

 

 

そんな風に奥底の設定が変わったからなのか、わからないけど。

 

 

 

この日とある出来事が起きたんだけど

その時に自然と

お父さんには楽でしあわせでいて欲しいなと思った。

 

これまでならそんなこと一切思えなかったし

ブチギレてた。(ねえ)

 

 

お父さんの幸せを思えたことに

自分でも驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてふと

 

 

私ずーーーっと

ずーーーーーーーっと

お父さんに助けられてるし

ずーっと

ずーーーーーっと

守られてる

 

 

産まれた時からずーっと

ずーーーーーーーっと。

 

 

今も途切れることがないくらいに

ずーっと愛を注がれてる。

 

 

 

いつもお父さんの前では不機嫌でイライラしていた10代、20代。

 

 

車で送ってもらってるのに

一言も喋らずブスっとしっぱなし。

 

 

何かをしてもらっても

お礼も言わない

むしろ鬱陶しいぐらいに思ってた。

 

 

それでも

お父さんは

ずっと私に色んなことを

してくれていた。

 

 

ずっと愛を与え続けてくれてた。

 

 

 

学校でいじめられた時も。

 

 

会社やめなきゃいけなくなった時も。

 

 

どんな時も

 

 

お父さんは

何も言わずに

ずーっとずーっと

見守ってくれてたし

守ってくれてた

 

あの時もこの時も

ずーっと

ずーーーーっと

 

いつも見守ってくれてた。

 

 

どんな私でも何も言わずに見守り続けてくれてた。

 

 

どんなわたしでもずっと愛し続けてくれてた。

 

 

いつも陰ながら支えてくれてたし、助けてくれてた。

 


 

私はずーっと愛され続けてた。

 

 

信じられないくらいに愛され続けてた。

 

 

そして私もまた愛してることに気づいた。

 

 

本当は私はずっーと愛したかった。

 

よく愛されてることに気づくなんて言うけども、

それと同じくらい私は愛してることに気づきたかったし愛したかった。

 

 

 

 

 

これ以上ないくらいに

満たされたし

このうえないくらいの

安心感であふれた。

 

 

これを知らずして

死ななくて良かった。

 

 

生きてるうちに

気づけて

本当に良かった。

 

 

これを知らずに

お金や何かを手に入れたとしても

きっと心の底からは満たされないだろうな。

 

 

そう本気で思う。

 

 

もしもお父さんが死んでも葬式で

絶対に泣けないと思ってたから笑

 

 

お父さんの愛に気づけて本当に良かった。

 

 

私の中の女性性が気づかせてくれた。

 

 

本当にありがとう。

 

 

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