お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)/勝間 和代

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前回の記事で紹介した本です。

この本には次のようなことが書かれていました。


・銀行に預けると損をしていく。
・お金はお金自身で増えていく能力を持っている。
・金融教育が足りない。
・タダ飯はない。
・自分のお金はちゃんと考えて運用すべき。
・お勧めの投資法
・リスクは管理できるが、リターンは管理できない。


・銀行に預けると損をしていく。

銀行に預けると、毎年利息がつくから、

家のタンスにしまっておくよりはマシだろう。

確かにそうです。でも、実は銀行にただ預けておくのは損なんです。

なぜなら、お金にはもっと増える能力があるからです。

と、著者はおっしゃっていました。



・お金はお金自身で増えていく能力を持っている。

たとえば、お金を定期預金に預けたとします。

大体年利は0.6%くらいだそうです。

一方、国債を買ったとします。

年利は定期より高く、1%を超えるそうです。

おかしいと思いませんか?

銀行と日本国、どちらの信用度が高いのでしょう。

言うまでも無く国のはずです。

それなのに多くの人が定期預金を利用しているのは、

銀行がそちらを薦めるからです。

銀行の業務のうち、普通預金というのは赤字のサービスだそうです。

銀行は住宅ローンと定期預金が本当の黒字の業務だそうです。

普通預金はそこから住宅ローンなどにしてくれるかもしれない、

ということを見込んだサービスなのだそうです。

そう考えると、銀行としては是が非でも定期預金にしてもらいたいのでしょう。

当然国債を薦めることはしません。

でも金融の知識の無い人からすれば、

「まぁ元本は保証されてるし、わずかながら利息もつくからいいかな?」

と思ってしまうのです。

でもさらに増える能力のあるお金を増やさずにおくのは機会損失ですよね?

たとえば、お金は放っておけば増えもしないし減りもしない、という考えの人にとって、

1、お金が減る

というのは言うまでも無く損ですが、

2、お金が増えもしないし減りもしない

というのは損得無しの状態でしょう。

しかし、正しい金融知識を持って、お金は増えるもの、という考えの人にとっては、

2、お金が増えもしないし減りもしない

というのは、前者にとっての1と同等のものであると言えるのです。

そう考えると、せっかく増える能力のあるお金を増やさないのは損ですよね?

ということでこの本は次へ進みます。



・金融教育が足りない。

日本人にはお金のことを話すのは恥ずかしい、みっともない、という考えがある。

お金を稼ぐことはこすズルイとさえ考えられる場合がある。

しかしそれはおかしい。

これはいろんな金融関係の仕事をしている方がおっしゃっていることですが、

僕もこの考え方はおかしいと思います。

何故なら、現代の社会で生活する上でお金は大事なものだし、

誰もがお金が欲しいと考えているはずだからです。

よく美談のように、幸せにお金は必要ないなんて言う人がいますが、

本当にそうでしょうか?

それならば僕はその人に、

「僕は幸せになるのにお金が必要だからあなたのお金を下さい。」

と言いたいです。

もちろんお金がすべてではありません。

でも、生活して行く上でお金が不可欠であることは疑いようもない事実であると、僕は考えます。

こうした日本人の意識からか、日本では金融の教育が足りない、

と、勝間さんはおっしゃっています。

日本で金融教育が不足しているというのは、経済や金融の本ならば頻繁に書いてあることですね。

それくらい日本で金融に携わっている方は危機感を持たれているのでしょう。

次の話はこの本からではありませんが、

勝間さんが小学生向けに金融教育をする機会があったらしいのですが、

その時に保護者から

「勉強になった。」

と言われたそうです。

日本人は小学生が理解できるような金融知識ですら有していないという証拠でしょう。

どうすればこのような現状を変えていけるのか、

難しいけれど、考えなければならない課題であるように思います。


・タダ飯はない。

よく、書店に行くと「FXで1憶儲かる方法!」のような、

勇ましいタイトルが並んでいますが、

金融の世界では「タダ飯はない」という言葉があるそうです。

儲かる話にはそれ相応のリスクが付き物であるということです。

考えてみれば当たり前のことです。

リスク無しで儲かる方法があれば全員それを用いますし、

運よく自分だけ知ることができたら本など出さずに

自分だけこっそり儲けるでしょう。

つまり、絶対に儲かる方法など存在しない、

という考えが投資をする際には必須なのです。


・自分のお金はちゃんと考えて運用すべき。

先述のタダ飯はないということを頭の隅につねに置いておきつつ、

自分の大事なお金を何にどれだけ投資するか、ということを考えなければなりません。

主な投資先として、次のようなものがあります。

定期預金

国債

株式

為替

不動産

投資信託

生命保険

コモディティ

デリバティブ(先物・オプション)


それぞれについて簡単に説明します。知ってる人は読み飛ばしてください。

定期預金と国債は前述のとおりです。僕はきっと定期に預けるなら国債を買います。

今はそんなお金ありませんけどね。

株式はみなさんご存じのものですね。

この項で勝間さんは、

個人が銘柄を選んで株で儲かるのはほとんど無理だ。

ギャンブルにすぎない。

プロの投資家のカモだとおっしゃっていました。

その真偽はわかりませんが、

効率的市場仮説(現在までに公開されている情報は全て利用されて市場の価格は適正になっている)

という仮説によって、今後の株価の動向は予想できないという見地からの意見ですので、

それなりに信用に足るのではないかと思います。

為替は、日本円を外貨に換えて預金することです。

これは単に円安になったら儲かるという話ではありません。

ここで、預金する際の利率についてお話します。

利率は次の計算式で表されます。


金利=インフレ率+実質金利


つまり、インフレ率の高い国ほど利率が高いのです。

現在、日本ほどインフレ率が低い国はないそうです。

そのため、こと日本国民にとっては、外貨預金は結構アツいらしいのです。

しかし、タダ飯はありません。

何がリスクになるのでしょうか?

それは預金したときよりも円高になった場合に損をしてしまうことです。

せっかく外貨預金で増やしたのに、

円に換える時に預金前よりも悪いレートで変えることになれば損ですよね?

だから理想としては、

「円と外貨の為替レートが変わらない、または予定より円高にならない。」

という状態で数年後円に換えることができればいいのです。

当然これを予見して預けるのはただのギャンブルですので、

分散投資の投資先の一つとして入れておいてもいいのでは?

という感じなのでしょうか。

不動産とはつまり、家や土地です。どの国の人でも、自分の家を持ちたがる傾向があるそうです。

しかし、不動産が金融商品であるという考え方をすると、

それを買うということはリスクを背負うことに他ならないのです。

日本がバブルの頃であれば、

土地はどんどん高くなりますし、

住宅ローンを組んで買っても、

ローンの利息よりも高い率で不動産資産の価値が上がっていたそうです。

しかし今はそうではありません。

よく考えて家を買うのか、賃貸にするのかを考えなくてはなりません。

賃貸にして、住宅ローンとの差額を他の不動産投資に回す、

というのも賢い運用方法である、と勝間さんは述べられていました。

しかし、不動産投資は一口が高い、とお思いでしょう?

そこで登場するのが投資信託です。

特に不動産に対する投資信託をREITというそうです。

投資信託というと何故かだまされるだとか、怖い、損しそう。

といったイメージが付きまとっていますが、

正しい知識を持てばそんなことはないそうです。

なぜそういったイメージが強いのかというと、

投資信託を販売している会社が、

手数料の高い商品を薦めたがったりするためだそうです。

言い換えれば、買う側が選ばない(選ぶ知識がない)ために、

売る側の都合のいいものを買わされてしまう為だというのです。

投資信託とは、私たちのお金をプロに預け、

プロの判断で事前に設定された目論見通りに

投資をする、というものです。

先ほどから、素人の判断で投資先を安易に決めるのはただのギャンブルだ、

ということを書いていますが、

投資信託は少し高い手数料の見返りとして、

投資をギャンブルでないものにしてくれる、というものなのです。

そう考えると、投資の入門としては優れたもののように見えてきませんか?

生命保険も金融商品です。

よくCMなどで、掛け捨てではありません。

という言葉を聞きますが、この掛け捨てでない部分が金融商品なのです。

利率や手数料などはよく知りませんが、

そういう意識で保険選びをすれば、

終身型の保険にすべきなのか、逓減型にして、

浮いた保険料をほかの金融商品に投資すべきなのが見えてくるのかもしれません。

コモディティとは、直訳すると商品です。つまり物です。

有名なのが石油ですね。

石油がコモディティとして魅力的だったために、

近年のガソリン代高騰などがあるわけですよね。

車なしでは生きていけない長野県に住んでいる僕としては、

憎たらしい限りです。

でも、最近はかなり注目されている金融商品らしく、

コモディティを対象にした投資信託などもあるそうなので、

余剰金で挑戦するのは面白いのかもしれませんね。

僕に余剰金などありませんが…。

先物やオプションというのは、

金融派生商品と言って、将来ある金融商品を買う、または売る権利を

取引するものです。

先物とオプションの違いは、

先物が将来必ず買わなくては(売らなくては)いけないのに対し、

オプションは買う(売る)権利を買うだけで損するなら買わ(売ら)なくてよい、

という点です。

これはリスクを管理するのに有効な手段で、

たとえば、一ヶ月後に値が上がりそうな株があったとします。

現在の価格が100円の株だとして、

仮にそれを一ヶ月後に100円で買う権利を10円で買ったとします。

そして、案の定一か月後200円に上がったら100円で買って、

200-10-100=90円の儲け、

もし値が上がらなくても、買わなければいいだけなので

損するのは権利を購入するときに出した10円のみになります。

素人がデリバティブ(先物やオプション)を選んで買うのは危険かもしれませんが、

投資信託などで使われるケースもあるそうなので、

知識としては知っておくべきなのでしょう。




おっと、ずいぶんと長くなってしまいましたね。続きは明日にしましょう。

明日は以下のことをお伝えします。

・おすすめの投資法
・リスクは管理できるが、リターンは管理できない。



それでは、また明日~。
最近ビジネス書を読むようになって、少しずつ経済に興味が出てきたわけですが、

そうするとお金をいざという時の為に取っておこうと、

タンス貯金をしておくのが悪であるように思えてきたのです。

実際は別に悪とまで言うことはないんでしょうけど、

タンス貯金などでお金がどこかに滞るとそれによって景気が悪くなるのは事実らしいです。


また、お金はそれ自身がお金を生むものであるらしいのです。

具体的な説明は数多の著書が本屋さんに溢れているので、そちらに譲りますが、

お金は人に融通することによってそのお礼とも言うべき利息を得ることができるのです。

お礼と言うのは少し違いますかね。

人に融通すると言うことは、もしかしたら返ってこないリスクもあるわけで、それに対するプレミアムが利息、といった方が正しいんですかね?

もしこれを読んでておかしいよってところがあったら指摘してください。お願いします。

そして、人にお金を融通するので、金融というらしいのです。

これは確かインターンシップ説明会で野村證券の説明を聞いたときに教わりました。

へ~、と思いました。

ちなみに経済は経世済民の略らしいですよ。なんかお金とは直接関係なさそうな政治的な言葉ですよね。


それで、このブログのタイトルにもなっている様々な金融商品。

これらの違い、メリットおよびデメリットなどが非常にわかりやすく書かれていた書籍をご紹介します。


お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)/勝間 和代

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これです。おなじみ勝間さんです。

要は、銀行に預けるより、

よく考えて色んな金融商品に分散投資した方が世のためにも自分のためにもいいですよ。

っていう本でした。

勝間さんは金融界で生きている方なのに、

こんなにアンチ銀行なことを書いて大丈夫なのかな?

と少し心配になりました。

なんか導入部で随分長くなってしまいましたね。

本の内容は次回に持ち越させていただきますね。

待てない。早くしろ、と言う人はこの本読んでみてください。個人的には超オススメです!

高橋歩さん、というのは、僕の友達がもっとも尊敬する人らしいです。


映画『カクテル』に影響され、

バーの経営にあこがれる。

そして本当にバーを経営してしまった人です。

そんな誰にでもあるようなちょっとした憧れで実際に起業してしまった人です。

そして成功を収めるとすぐにその事業を友人に譲り、次は出版社を始めた、というところまでが、

新装版 毎日が冒険』に書かれています。


この本が勉強になるかどうかは別として、僕のやる気を奮い立たせたのは事実です。

行動しなきゃ何も始まらない。できるかできないかじゃなくて、やるかやらないかだ。

こうして数ヶ月前の僕は、就職活動を始めました。