だいぶ前に観に行ったんですが、書くのサボってたw
そんなわけで、「キサラギ」や「リーガルハイ」、「デート」の脚本家・古沢良太がホンを書いた作品。監督・石川淳一とは「リーガル」と「デート」でもコンビを組んでるらしいです。
映画「寄生獣」でも書きましたが、古沢良太は今ワタクシが一番信用している脚本家です。
この作品では群像劇に挑戦しています。
スケコマシ詐欺師(松坂桃李)とコミュ症女(戸田恵梨香)
皇族を装う老夫婦(富司純子と里見浩太朗)
少女を誘拐するヤクザ(寺島進)
インチキ占い師とそれを咎める刑事(高嶋政伸)
宇宙人が迎えに来ると信じて疑わない中学生
各エピソードに顔を出す若者二人(窪田正孝&矢野聖人)
おもにこの6話が平行して描かれます。
タイトル通り舞台は4月1日。登場人物が何かしらのウソをついている、というのもミソです。
誰がどうウソをついていて、それがどのように影響するか?
各エピソードが微妙に絡み合っていて、登場人物間でどのような関係があるのか?
このあたりに注目がいき、最後まで飽きずに観ることができます。
あんたが荷物をそこですり替えたから、こういうことが起こったのね!
お前がそんなところでウソつくから、最後あんなことになっちゃったじゃないか!!
といった具合で、伏線張りまくり&回収しまくり、なんで?と思ったことも終盤でハッキリし、脚本の緻密さにうならされる作品です。
いやー本当に見事なもんです。どこかしらツッコミ所が出てくるものなのですが、それがほとんどなかったですね。ツッコむところがあったとしても、それはコメディとして成立させるための必要悪みたいなものですし。
非常に楽しませてくれた作品なんですが、いい意味で既視感がありました。「ラブ・アクチュアリー」や「クラッシュ」といったグランドホテル形式の群像劇は多々ありますが、個人的にはサウンドノベル「街 ~運命の交差点~」(セガサターン)を思い出しましたね。
「街」もウソや勘違いから生じるコメディが主要を占め、ある人物の行動が他者に影響を及ぼすというところも似ています。
個人的に「街」は大好きなゲームだったので、妙にささるものがあったんでしょうね。古沢良太は同世代だから、きっと彼も「街」好きだったのかな?なんて勝手に想像してしまいます。
