4月3日
「ほら俺に触ってみろよ。モフモフしていて暖かいだろ」
「キャー、モフモフしていて可愛い」
俺はコノハズク。このモフモフした愛らしさで女の子を虜にする。
「あれ、どうしちゃったのかな。縮んじゃった。なにこの目つき、キモイ」
俺を抱いた女の子が俺を突き放す。
天敵の登場に身を竦める俺。
お嬢ちゃんがいたのはまずかったが、そんなことを言ってはいられない。
俺は強い者とは戦わない主義だ。
身を縮め木の枝のふりをする俺はお世辞にも可愛いとは言えない。
嫌われたっていい、戦わないで済むのなら。
俺は長い物には巻かれる体質なんだ。
俺は多重人格だ。
今時多重人格者は珍しくなくなったが、俺にはもう一つ困った症状がある。
俺の中には男女複数の人格が存在していて人格が入れ替わると
性別も入れ替わるのだ。
昨日はどうやらイケイケの女だったらしい。
どこでこんなイケメンを引っかけたんだか。
男が目覚める前にそそくさと部屋を出た。
4月4日
さあ、お書き下さい。貴方の妄想を。
日常生活に退屈しきっている貴方だからできることなのです。
現状に満足している者にはできることではありません。
妄想を実現させるのです。
より過激で刺激的なもの程美味しい果実となりましょう。
罪悪感等感じることはありません。
これは貴方の物語なのですから。
「お~い、どうした」
「眠たいです」
「もうこんな時間か。眠ってもいいぞ」
「睡魔と痛みが闘っているのですが、痛みが勝っていて眠れません」
「どうしたいんだ」
「寝たい。いや、ツイリミを… 」
眠れなくてもボーっとする頭では何も作れない。
中途半端な状態で、様子見している自分がもどかしい。
4月5日
「これを食べてみなさい」
「何ですか」
「いいから食べなさい」
怪しさ満点。一口食べる。
「なんだか全身が痛くなったような。いったいこれは何ですか」
「死なない程度に痛くなる実。
お前さん、放っておくと走り過ぎて短命になるからな」
「余計なお世話です」
いつになったら徐行は解除されるのだろう。
「俺、引っ越すことになったんだ」
「遂に押入れから本棚デビュー?」
「違うんだ。物が増え過ぎたから、もう読まないものは処分するって」
「そっか、古本屋へ行くんだ」
「いや、古本屋でも引き取れないって、
古紙回収業者に渡されることになった」
「でもそれってチャンスじゃない。新しい紙になって、
新しい物語を刷ってもらって、また人に読んでもらえるんだもの。
今度はどんな物語がいい」
「地味でもいいから捨てられない話」
「どうしてもそこに行き着くんだ。
どんどん生まれ変わるっていうのも、面白いと思うんだけどな」
「ベタでくさいものでお願いします」と言われたので、
適当な材料を入れて発酵させてみた。
できたのはアッサリしていてベタじゃないもの。
「いったい何を入れたんですか。これじゃダメだな」
まさかのダメだし。
だって、どうしても好きになれないんだもん、納豆だけは。
「太くて短いのと、細くて長いの、どちらにします」
「できれば中間がいいんですが」
「つまらない注文だな。太く短いっていうのが男ってもんよ」
「まだ男って決まったわけじゃないですから」
「あっ御免。力入れ過ぎた」捏ねていたものが太く短く切れる。
来世も波乱万丈の人生と決まった。
4月6日
「botを引退する決意をしました」
「botを引退って、どうして」
「本人の発言を分析した結果botとしての限界を感じました。
あの予測できない 発言、もう本人を越えられる自信がない」
「botなんだから本人を越えなくても」
「本人を越えられないbotなんてbotとしての存在価値がない」
「いや、そんなに思い詰めなくても。
君の発言も充分予測できないから」
4月7日
俺は爆弾低気圧、かなり危険な存在だ。
雨雲を連れていない時は、季節によっては春一番と呼ばれることもある。
いったい何が嬉しんだ。強風ってことには変わりはないぜ。
トタンの屋根や看板を吹き飛ばし、人に怪我をさせたりもする。
名前が変っていても、俺に近付くのは要注意出だ。
全く悪気はなかったんだ。身体洗いたくなってしまって。
やっぱり垢が溜まると痒くなるでしょ。
そうしたら、どばーって雨が降ってきて、
創世記以来の大洪水になってしまったというか。
自浄作用だったんだよ。許して欲しい。
今度は残った人達で、自浄作用なんて働かなくていい社会を
作って欲しいな。
「ほら俺に触ってみろよ。モフモフしていて暖かいだろ」
「キャー、モフモフしていて可愛い」
俺はコノハズク。このモフモフした愛らしさで女の子を虜にする。
「あれ、どうしちゃったのかな。縮んじゃった。なにこの目つき、キモイ」
俺を抱いた女の子が俺を突き放す。
天敵の登場に身を竦める俺。
お嬢ちゃんがいたのはまずかったが、そんなことを言ってはいられない。
俺は強い者とは戦わない主義だ。
身を縮め木の枝のふりをする俺はお世辞にも可愛いとは言えない。
嫌われたっていい、戦わないで済むのなら。
俺は長い物には巻かれる体質なんだ。
俺は多重人格だ。
今時多重人格者は珍しくなくなったが、俺にはもう一つ困った症状がある。
俺の中には男女複数の人格が存在していて人格が入れ替わると
性別も入れ替わるのだ。
昨日はどうやらイケイケの女だったらしい。
どこでこんなイケメンを引っかけたんだか。
男が目覚める前にそそくさと部屋を出た。
4月4日
さあ、お書き下さい。貴方の妄想を。
日常生活に退屈しきっている貴方だからできることなのです。
現状に満足している者にはできることではありません。
妄想を実現させるのです。
より過激で刺激的なもの程美味しい果実となりましょう。
罪悪感等感じることはありません。
これは貴方の物語なのですから。
「お~い、どうした」
「眠たいです」
「もうこんな時間か。眠ってもいいぞ」
「睡魔と痛みが闘っているのですが、痛みが勝っていて眠れません」
「どうしたいんだ」
「寝たい。いや、ツイリミを… 」
眠れなくてもボーっとする頭では何も作れない。
中途半端な状態で、様子見している自分がもどかしい。
4月5日
「これを食べてみなさい」
「何ですか」
「いいから食べなさい」
怪しさ満点。一口食べる。
「なんだか全身が痛くなったような。いったいこれは何ですか」
「死なない程度に痛くなる実。
お前さん、放っておくと走り過ぎて短命になるからな」
「余計なお世話です」
いつになったら徐行は解除されるのだろう。
「俺、引っ越すことになったんだ」
「遂に押入れから本棚デビュー?」
「違うんだ。物が増え過ぎたから、もう読まないものは処分するって」
「そっか、古本屋へ行くんだ」
「いや、古本屋でも引き取れないって、
古紙回収業者に渡されることになった」
「でもそれってチャンスじゃない。新しい紙になって、
新しい物語を刷ってもらって、また人に読んでもらえるんだもの。
今度はどんな物語がいい」
「地味でもいいから捨てられない話」
「どうしてもそこに行き着くんだ。
どんどん生まれ変わるっていうのも、面白いと思うんだけどな」
「ベタでくさいものでお願いします」と言われたので、
適当な材料を入れて発酵させてみた。
できたのはアッサリしていてベタじゃないもの。
「いったい何を入れたんですか。これじゃダメだな」
まさかのダメだし。
だって、どうしても好きになれないんだもん、納豆だけは。
「太くて短いのと、細くて長いの、どちらにします」
「できれば中間がいいんですが」
「つまらない注文だな。太く短いっていうのが男ってもんよ」
「まだ男って決まったわけじゃないですから」
「あっ御免。力入れ過ぎた」捏ねていたものが太く短く切れる。
来世も波乱万丈の人生と決まった。
4月6日
「botを引退する決意をしました」
「botを引退って、どうして」
「本人の発言を分析した結果botとしての限界を感じました。
あの予測できない 発言、もう本人を越えられる自信がない」
「botなんだから本人を越えなくても」
「本人を越えられないbotなんてbotとしての存在価値がない」
「いや、そんなに思い詰めなくても。
君の発言も充分予測できないから」
4月7日
俺は爆弾低気圧、かなり危険な存在だ。
雨雲を連れていない時は、季節によっては春一番と呼ばれることもある。
いったい何が嬉しんだ。強風ってことには変わりはないぜ。
トタンの屋根や看板を吹き飛ばし、人に怪我をさせたりもする。
名前が変っていても、俺に近付くのは要注意出だ。
全く悪気はなかったんだ。身体洗いたくなってしまって。
やっぱり垢が溜まると痒くなるでしょ。
そうしたら、どばーって雨が降ってきて、
創世記以来の大洪水になってしまったというか。
自浄作用だったんだよ。許して欲しい。
今度は残った人達で、自浄作用なんて働かなくていい社会を
作って欲しいな。